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子供は親の言うようにはならないが、親のようになる

今回は「子供は親の言うようにはならないが、親のようになる」というテーマで話をしていきます。

これは、お金の教育をされている大河内薫さんのVoicyにて出てきた一言ですね。内容としては、リスナーさんからの質問で「子供に70万円をゲームの課金で使われた。

勝手にクレジットカードを登録されて使われた」という親御さんが話題になっていて、もし大河内さんが親だったら、その子供にどう教育するか?というリスナーさんの質問に対しての回答の中で出てきた一言なんです。

70万円の課金事件

70万円という額が一般家庭の子供にとってはとんでもない額で、家計を一発でアウトにするぐらいのものですが、その子供はそういった金銭感覚を持っていないのだろう、と。

例えば、親御さんが目の前で普通にそのぐらいの額をポンと使う場面を見てきているから、「まあそれぐらいなら大丈夫だろう」と思っていたのかもしれません。これはあくまで仮説ですが。

親がそうだからとかじゃなくて、きっとそうなんじゃないかなと。多分、自分でも70万円をポンと使うなんて想像つかないですし、子供っていうのは親以上に鋭い生き物なので、まずいのはさすがにやらない。

けれども、70万円ぐらいなら大丈夫という認識だから、普通にゲーム課金で使ったのではないでしょうか。

学習塾での経験

自分は学習塾で100組以上の親子を見てきましたが、親の言うように子供はならないですね。むしろ親のようになるというのが確かにそうだなと、ものすごくうなずいたんです。

中には一見すると親の言うようになっているなと思える子供もいます。親が「ああしなさい、こうしなさい」と言って従っている子供たちです。でも、これはこれで問題で、そういう子供は親御さんに対してとんでもなく不満を持っていると思います。

反発心を抱えつつも、親の方が立場が上だから渋々従っている。だから、これが爆発したら大変だろうなぁと感じながら見ています。

親の金銭感覚の影響

例えば、医者家系のお金持ち家庭では、授業料の高い私立の医学部でも行かせたいという話がありました。

その職員が「1億円ぐらいかかりますよ」と言ったところ、親御さんは「1億円ぐらいなら大丈夫です」とさらっと答えたんです。

一般庶民からすると信じられない感覚ですが、その金銭感覚が子供にも受け継がれているんですね。

また、身に着けている衣服もなかなかのもので、「このパンツ30万です」と言うんですよ。

一般庶民からするとユニクロで3000円の感覚が、彼にとっては30万円なんです。こんな感じで親の金銭感覚がそのまま子供に影響するんですね。

挨拶の仕方も親譲り

授業で来校したり、親御さんがお迎えや面談で来校された時、こちら側は当然のように挨拶をします。

もちろん、会釈や「こんにちは」と返ってくる親御さんや生徒さんもいますが、こちらが挨拶しても無視する生徒もいます。

そういう生徒の親御さんも同じで、挨拶しても無視するんです。親の模範が子供にも影響しているんですね。

反面教師としての親

もちろん、全ての子供が親のようになるわけではありません。親の振る舞いを見て「これはダメだ」と感じ、自分の行動や思考を変えることもあります。

例えば、私の場合、父親が店員さんに対して偉そうな態度を取るのが本当に嫌で、それ故に自分は店員さんには丁寧に接しています。これは反面教師としての学びです。

最後に

子供は親の言うようにはならないが、親のようになることが多いです。子供は親の行動をよく見ているので、親の振る舞いや感覚が子供に影響を与えることを改めて感じました。

5歳の娘を育てる父親として、その点を気をつけていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。

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