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調べずに生きる、っていう話。

なかなか手放せなくなったアイテムの一つにスマートフォンがある。

ガラケー時代は、通信料を気にしてネットに繋ぐなんてことは極力避けて過ごしていたのだが、スマホになってからは「持ち歩けるパソコン」みたいな感覚だし、料金プランも随分安いものが出てきたりと、ネットに繋がない日なんてのは無いほどだ。

どこに行くにしてもマップを使用したり、旅行をするにしても「旅先、食べ歩き」みたいな感じですぐに調べることができる。これはこれで大変便利だし、実際のところよく活用しているのだが、時々スマホを置いて外をぶらぶらするなんて日は、それはそれで幸福感あふれる過ごし方だったりするのである。

晴れた週末は健康と体力づくりのために、夫婦でぶらぶら散歩するのが習慣化してきた今日この頃。基本的によく歩き、3,4駅向こうまで、なんてのはザラになりつつあるのだが、出発前に夫が一通り地図を調べて頭に叩き込んでは先導してくれるというスタイルを取っている。

ゴール地点のみ決めているため、途中のコースで「お!こんなところに美味しそうなパン屋があるではないか!」とか「ここからの景色がなかなか綺麗だなあ。」とかそういった小さな発見が楽しかったりする。

旅先での限られたスケジュールの中で、きっちりプランを練ってクリアしていくのはもちろん満足度が高いのだが、思わぬ発見に出会える可能性は少し低くなるような気がしている。

昨年夏、後輩と鎌倉へぷち旅行をした時も、最低限の下調べだけでぶらぶらしたのだが、かわいい雑貨屋やジェラート屋に巡り会えて非常に満足度の高い時間だったので、時間と心と体力に余裕がある時はオススメである。

方角だけを頼りに歩く、なんてのも楽しいかもしれない。

いざとなったら、ポケットの中のスマホに助けてもらえるように充電だけは忘れずに!

「note」を書くための糖分に変わります。