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第一志望に合格してから一年…

「一年前の今日 ○○大学に合格したよね~」
と振り返りながら、
夫と三人で駅に向かった。

免許取得のために帰省し10日間滞在して
大学下宿先に戻っていった。

自分の今が決まった日から一年。
描いていたこととの答え合わせをしてみると
どんな感じなんだろう…

一年前
合格がわかった時、家族全員号泣した。

夫も
兄である長男も…

なぜにこんなに「合格」が嬉しかったのか?

そりゃあ嬉しいけれど
この子の場合は人一倍嬉しかった気がする。

高校受験の時
志した難関校に不合格
受かると信じていた第二志望にまさかの不合格
進学したのは、
行くと想定していなかった第三志望の中高一貫校だったから。

似たような境遇のクラスメイトは
高校を辞めてしまう子もいた

この突き付けられた「失敗」を
失敗だと思わないように
次のステップを踏んでほしい

この学校に来たことは
人生の間違いではなかったと
身をもって証明して欲しい

高校時代は
色んな思いを乗り越えて謳歌してくれた。
「どうせ俺は三か年生(高校入学者)だし」
と何度も愚痴りながらも、
部活で部長も任されてたし
恋愛もいくつかしてた。
学園祭の実行委員や留学生のお世話…
学校独自の魅力的なカリキュラムにどんどん参加し、
学校案内パンフレットにも載せてもらえた。

学力はどうもついてきてないけど
「俺はこの学校に入る運命だったんだ」と言ってくれたから、
(大学はもう入れるところに行ってくれ)
って親も思い始めてた。

だけど進路選択で、またまた自分の学力以上の学校を言い出して
ハラハラさせられた。

何度聞いてもそうしたいと言う。
これは応援しなければと見守った。

「あの時のショックが押し寄せる」
「努力が報われるとか軽々しく言う人好きじゃない」
「どうせやっても自分はうまくいかないんじゃないかと思う」

自分を鼓舞して勉強しつつ、時々吐く弱音。

なんとか克服して欲しいと応援するけど、親も不安で押しつぶされそうだった。

合格発表で不合格を食らい、
「やっぱりだめだったか」
「努力は報われるんなら自分は足りんかったんじゃろうね」
などなど
親にしか言えない本音を吐いてくる。私だって相手をするの大変だったよな。


大学で学んで一年

繰り上げ合格だったけど
一般入試だったためか
入ってみると学力的には全然余裕とか!笑

でもね
「行きたくて行きたくて仕方なかった自分」
を忘れずに。

「負けで終わりたくなかった」
とあの時言った言葉を思い出し
本人にも伝えた。

人生はいつでもいつからでもやり直せる

50歳過ぎた私もまだまだ頑張るよ

負けで終わりたくないからね!


車を降りて駅へ向かう彼の背中にそう誓った。

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