見出し画像

ゴキブリの倒し方①。♯最強♯実戦経験アリ

こんにちは。

大学生になって一人暮らしを始めたのですが、一ヶ月をすぎたころ、ヤツが現れました。

そうです。ゴキブリです。

家に帰ってきて、電気をつけた瞬間、白い壁に一際目立つ黒い影。

ぬぁんっっっだっっっっ!?!!?!

叫びました。

初めてまともにヤツを見た僕は、たぶん一回死んでたと思います。

一回死んだあと、秒で蘇生して頭をフル回転させました。

この家には僕しかいません。
僕がやるしかないのです。


ヤツを見失わないようにじっと見つめながら、スマホで「ゴキブリ 倒し方」と検索しました。

手が震えて、文字がうまく打てず、検索するのに時間がかかりました。

その間にもヤツは動きます。カサカサっ。

やめてくれほんと。


検索結果の一番上に表示されたサイトを光速で読みます。

なになに?台所用洗剤?
ちょうどあるじゃないか!


すばやくそれを手に取り、ヤツと対峙します。

一歩。また一歩。ヤツに近づきます。

ヤツは動きません。じりじりとヤツに近づきます。

ヤツとの距離が2mをきったとき、強烈な恐怖が僕を襲いました。

これ以上近づくと殺すぞ。

ヤツがそう囁いています。(気のせいです)

なんだかヤツが、居合切りの達人に見えてきました。


洗剤の射程距離は1m、確実にヒットさせるなら30cmくらいには近づきたい。

恐怖にのまれそうになりながらも、距離をつめます。

(なんでっ?なんでっ?俺の家そんな汚くないのにっ!
どうしてっ?なんでお前がいるんだよっ!!)

いろんな思いが頭を駆け巡ります。

(ここお前んちじゃねえぞっ!!勝手に入ってくんな!!一人暮らしなのに、お前いたら一人暮らしじゃねえだろっ!!お前も家賃払えよっ!!)

そんなことを思っていると、ヤツが台所用洗剤の射程距離内に入りました。

確実に仕留めるために、もう少し近づきたかったですが、怖すぎて

「えーい、撃っちゃえ!」

ということで、撃ちました。


僕の手から放たれた台所用洗剤が宙をまい、放物線を描きます。

その放物線の先端にはヤツの背中があります。

(勝った。。。!!!!)

僕の最高の一発がヤツに着弾した瞬間、ヤツはマッハで動きだしました。

目で追うことのできないスピードでヤツは走りまわります。

僕は叫びます。阿鼻叫喚とはまさにこのことです。

どうやらヤツを覚醒させてしまったようです。

台所用洗剤によってダメージを負ったヤツは、スピードが強化され、より恐怖の存在になりました。

(なんだこいつっ!!ジャンプの主人公かよっ!!なにダメージ負って強くなってんだよっ!!)

心が折れそうになったとき、再びスマホで検索しました。「ゴキブリ 倒し方 最強」と。

そして見つけました。最強の武器を。。。!!!



次回っ!!堂々決着ッッッッ!!

おわり。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?