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『本当の私を、探してた。』 青海エイミーさんのnoteの人気連載記事が出版されました。

10月7日、青海エイミーさんの二作目となる
『本当の私を、探してた。』が発売された👏👏👏
(この記事では、ネタバレや本文の引用はありません。)


はじめに

このストーリーは、まだ作家になる前のエイミーさんが2020年5月からnote記事として連載し、反響を集めた作品。(現在、マガジンでは1〜2話を読むことができる。)

英語も運動も得意ではない、ヨガを教えた経験もなく人前で話すことも苦手、若さを武器にできる年齢でもない‥そんな日本人女性が海外でヨガティーチャーを目指す。青海エイミーさん自身の体験をもとに描いたストーリーだ。

感想

とことん自分と向き合うエイミーさんの姿に引き込まれる。いつの間にか心の痛みを一緒に感じて読みふけっていた。
できない自分をを突きつけられた時、それを認め、今の等身大の姿を受け入れることは苦しくて困難を伴う。まして、大人になればなるほど身軽さは失われて変わることに抵抗を感じる。
だから、自分から目を背けないで諦めずに前へ進む主人公の姿に心を打たれる。人の本当の強さ・美しさは、ヒーローのようなカッコよさとは真逆のなのかもしれない。
どんなに遠くに逃げ出したくても、自分は自分から逃げられない。向き合うことをしなければ「ドウセ、ワタシハ、コノテイド」のまま。
ヨガティーチャーになることで、エイミーさんは行動で示してくれた。「本当の私」は誰かに与えられたものではない。できない自分と向き合う勇気をもらって胸が熱くなった。
私の人生はとっくに折り返し地点を過ぎたけれど、まだ本当の私に会えていないと感じている。遅いという事はない。どこまででも会いに行けばいいのだ。

エイミーさんとクンダリーニヨガ

日曜日の夕方はzoomを繋いで青海エイミーさんとクンダリーニヨガをする。習い始めて1年が経った。
私は熱心な生徒とは言えないが、なるべく週2回、オンラインのライブレッスンに参加するようにしている。
(アーカイブの動画もたくさんアップされていて、自分のタイミングで各自でヨガレッスンをしてもいい。)
クンダリーニヨガのことはエイミーさんに会うまで聞いたことがなかったが、お試しでレッスンを受けてすぐに好きになった。マインドフルネスに興味があったからかもしれない。
クンダリーニヨガは、呼吸と瞑想に重きを置いていて、シンプルなエクササイズが多い。アクロバティックな要素がないので(初級者向けだからかもしれないけれど。)関節に古傷を持つ私でも取り組みやすい。
私が今まで習ったことのあるヨガに比べて、シンプルで何処かプリミティブな印象だ。
気分が落ち着かない時も、体がこわばっている時も、1時間のレッスンを受けると「やってよかった」と必ず思える。
凛と張ったエイミーさんの声、言葉、清浄なものに身を委ねる感覚・・・
レッスンの空気感は、ぜひエイミーさんの『ほんわた』を読んで感じてほしい。

『ほんわた』のイベント

エイミーさんは発売前にキャンペーンを各地で行ってきた。発売後もイベントは続くので、ぜひエイミーさんの記事でチェックを!
10/14(土)のイベントはこちら⬇️

私は下北沢のイベントでサイン本をいち早く手に入れた。久しぶりに生(なま)でエイミーさんとお会いしたが、飾らない人柄が実にチャーミングだなぁと思う。こんなにフランク(というか、ざっくばらん)に話したり書いたりしていいの?と時々思うことがあるけれど、それはヨガティーチャーとしての研鑽がもたらすものらしい、と『ほんわた』を読んで謎が解けた気がしている。


青海エイミーさんの記事から

noteから彗星のようにデビューして才能も運も持ち合わせている人だとしても、作家としてはまだ駆け出しなわけで、出版社から本を出し、多くの人に読んでもらうことはチャレンジに他ならない。この記事を読んで知った。

不安や期待でドキドキするエイミーさんに親近感を感じてしまった(*´꒳`*)イジワルジャナイヨ
一方で、やはり「作家」としての覚悟というものがあって、尊敬する。

ひたむきで正直で応援したくなる人。
『ほんわた』を読むと、エイミーさんの気持ちが、まっすぐ響いてくる。「私もがんばろ!」って素直に思える。

どうか一人でも多くの人の手に、そして心に『本当の私を、探してた。』が届きますように。

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