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「本を語る」100日100冊チャレンジ 第87日「言葉の信号機の法則」


❶[1BOOK]
「ほしいを引き出す 言葉の信号機の法則」
堤 藤成  ぱる出版  2022年12月2日

❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
☆「言葉」に苦手意識を持つあなたへ、そしてかつての自分へ
人一倍「言葉」に苦手意識があって苦しんだ経験があるからこそ、口下手な人でも伝わる「人を動かす言葉」「売れる言葉」のつくりかたを語れるのではないかと思っています。

①とどめる赤▶︎キャッチコピーのつくりかた
☆『とどめる赤』は困っているあの人に振り向いてもらうための言葉
「売るマインド」で考えてしまうと、「ターゲットに無理やり買わせる方法はないか?」という、物騒な発想になってしまう場合があります。一方「うるおすマインド」を起点に考えると「自分が助けられるのはどんな人のどんな課題だろう?」と、より自然に相手の役に立とうと前向きに考えることができます。

②すすめる青▶︎タグラインのつくりかた
☆『人を動かす言葉』を阻む原因は、心の中の「酸っぱい葡萄」
まずは「人を動かす」や「売る」という言葉にマイナスな印象を抱いているのなら、そのブレーキをかけているネガティブな感情ときちんと向き合いましょう。「心から良い」と信じられないまま言葉の技術を学んだところで、「人を動かす言葉」「売れる言葉」はつくれないからです。

③きになる黄▶︎CTA(Call to Action)のつくりかた
☆アナログで矛盾を抱えた人間に求められる『きになる黄』
人間はアナログで矛盾する感情を持っているからこそ、黄色の点滅が必要。
きちんと「求める行動」を言葉にすることで、受け取る相手が察する必要がなくなります。そんなコミュニケーションコストを下げる言葉が『きになる黄』です。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
社会を「うるおす」マインドを持つ。

[思いついたこと]
今まで読んだ、この手の本の中で、一番「優しい」表現が並んでいるな〜というのが、第一印象です。それでも、赤・青・黄という、私たちにとって身近で、わかりやすいものに例えて説明されているので、心にスッと入ってくるのです。人によって、言葉の受け取りかたは様々だから、たくさんの著者が、いろいろな表現を用いて、私たちに語りかけ、教えてくれています。それらの中から、自分にとって一番わかりやすいものを探していくことが大切です。

だからこそ、多読は必要なのです。同じテーマであっても、「あ、それはもう読んだから」とのっけから切り捨てるのは、残念ですよね。「今度はどんな説明をしてくれるのかな?」「私にもわかるようになるのかな?」「難しいのは困るよね」などと、ワクワクしながらページを開く、いや本を手にとるのです。ビジネス書は「見た目」が97%だとも言われます。表紙やカバーや帯を見ただけで、その内容を「予測」させ、期待させ、そして買わせるためです。

[そして]
実のところ、この本は、書店で手に取ったものではありません。とあるオンラインイベントでこの本の著者にお会いしました。その控えめな語り口に、最初は著者さんだと言うことにも気づきませんでした。MCの方が次回のゲストだと言われるまで、参加者のほとんどは知らなかったくらいです。しかもご本人は現在、オランダ在住。オンラインだからこそ、お会いできたわけです。

実際に、ご本人に会ったからこそ、その人柄にふれ、「読んでみたい」と直感して、速攻でAmazonに注文したのです。おそらく、書店で見たとしても、スルーしていたのではないでしょうか。「見た目」がすごくシンプルで、他のド派手な表紙が並ぶ大型書店では、ベストセラーの棚にでも並んでいない限り、私の目を引くことはないのではないか、と思われます。それを思うと、この本と出会うきっかけをつくっていただいたイベントの主催者の方に、改めて感謝したいと思います。

❹[1episode]
☆言葉は、かなえる きっかけをつくる
今回お話ししてきたとおり、言葉はすべての土台です。単に最終的なアウトプットの言葉だけではなくて、何かを考える時も、戦略を組み立てる時も、アイデアを考える時も企画書をつくる時も、プレゼンテーションをする時も商品のネーミングをつくる時も、デザインの方向性を考えていく時も、常に言葉がコアなりすべての骨子であると言えます。
言葉には、それをきっかけに新しい商品やサービスを知り、新しい世界へ踏み出す可能性が詰まっています。ひょんなきっかけで、人生は動き出すのです。
かなえる、きっかけをつくる。
これが私の人生の指針であり、自分自身を「動かす言葉」でもあります。
自分の心をうるおしてくれる言葉を信じて、この本を書きました。この本によって、目の前のたった1人でも心を動かし、人生を前に進められたら、こんなに幸せなことはありません。『言葉の信号機の法則』が、あなたの「夢をかなえるきっかけ」になれたら幸いです。



#望月俊孝
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#継続は力なり
#宝地図
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