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今、自分が何のために生きているのかを考える。

どーも🌟真美です🍀

先日、8月6日は「広島原爆の日」、8月9日は「長崎原爆の日」でしたね。
そして、8月15日が「終戦記念日」です。

今年で終戦78年と言うことで、78歳以上の方は戦争経験者となります。
私の尊敬する祖母も、戦争経験者です。

78年前は、今、自分が住んでいるエリアが戦場だったと考えると、終戦後、日本はとんでもない経済成長をこの78年でしているんだと感じます。

この時期になると、以前、鹿児島の知覧に行ったことを毎回思い出します。
鹿児島に行った目的は、「知覧特攻平和会館」に行く為でした。

◆「1度は訪れた方がいい」と言われた場所に行くことにした経緯。

鹿児島に行くことになったのは、約4年前。

数名の価値観の合う仕事仲間と、「1度は行ってみよう」と提案を頂いたのがきっかけです。仕事仲間と、こういう場所に行くのは初めてでした。

行ってみて思うのは、こういう場所こそ、信頼関係のある人たちと行った方がいいなと感じました。

あとは、下記の本もオススメして頂き、読んだのも大きいです。

実は、私は「戦争体験」というのが苦手です。
正直、鹿児島にいくと決まった時は、とてもビビッていました。

きっかけは、高校生の時の修学旅行です。
もちろん、経験した方がよいということは、理解しています。
しかし、小さい頃から、ホラーが苦手な私は、そういったものに抵抗があるのです。
(イメージや感情に敏感なのもあると思います。)

高校生の時の修学旅行の場所は「沖縄」でした。
3泊4日の旅行期間の2日目は、丸々、戦争体験にあてられ、その準備として、行く前に「ひめゆりの塔」の映画も見ました。
(この段階で、私的には、精神的にかなりきつかったです。。。。)

体験当日は、スコールに当たり、これは行くのは厳しいのでは?と思っていたところ、全員ジャージに着替え、大雨の中、防空壕体験。
戦争経験者の方の話も、防空壕の中で聞き、話よりも、暗さと狭さで恐怖したことを覚えています。
「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」も回り、がっつりとした戦争体験は、精神力が削れたとともに、トラウマになりました。

同級生で平気そうな顔をしている人たちは、当時、「どんなメンタルをしているんだ??!」と思っていました。

そんなこんなで、鹿児島に行く前に、半分、ビビッていた私ですが、1冊の本と、信頼する仕事仲間のお陰もあり、行くことを決意しました。

◆2019年4月4日、鹿児島は桜の咲く季節でした。

4月の月初。
九州の鹿児島は、桜が満開でした🌸

とても暖かく、雲一つない青空が広がる日でした。

少々の鹿児島観光後に、向かった「知覧特攻平和会館」は、飛び立った特攻隊の方々を見守るように満開の桜で覆われていました。
そして、風が吹くと、桜がアーチを描いたようになり、今まで見た中で1番ともいえる桜吹雪の景色でした。

満開の桜。そして風が吹くと桜吹雪が起こり、桜のトンネルができた。

予め予約をすると、「語り部」の方のお話を聞くことが出来ます。

戦後70年以上経った日本ですが、リアルに「語り部」の方のお話を聞けるのはとても貴重なことだと思い、しっかりお話を聞くことが出来ました。

そして館内も含めて約3時間程、滞在。

最初にお伝えしておくと、「時間が足りなかった。。。!!!」と、感じました。

沖縄の修学旅行から、数年。
私も大人になり、ある程度、受け取る力を鍛えられたとは言え、この平和会館は、内容をしっかり受け止めつつ、見ることや聞くこと、読むことが出来ました。

特攻隊の方々の遺書が、何百点と展示されており、1つ1つそれを読むのには時間が足りないと感じました。
そして、平均年齢が20歳前後の方々だと知り、衝撃でした。15、6歳の方の遺書もありました。

余りにも若い命が、この鹿児島の地から飛び立っていたと知り、動揺が大きかったです。

それなのに、書かれている内容は、「愛する家族や、恋人、そして、未来の日本に向けて書いた手紙」が殆どでした。

自分の運命を理不尽とするのではなく、10代の若者たちが、自分の大切な人の為に命を使うことが誇りと名誉だとして死んでいった。
自分たちはいま、そういった命のもとに、立っている。

『自分は今、何のために頑張っているんだろうなぁ…。』
そんなことを考えられる余裕があることも1つの幸せなのかもしれない。だとしても、私たちは、この方々に守って貰った命で生きている。

「幸せに生きないとこの人たちに失礼だ。」

この時の旅は、自分の人生を振り返る時間にもなったし、これから自分がどう生きるかを考える時間になりました。

◆平和を守っていくのも、これからの私たちの役割になる。

世界をみると、戦争が行われ、平和を維持するのも、とても大変なんだと感じます。

だからこそ、こういう場所がずっと残り続けるのが大切だと思うのです。

人は、忘れる生き物です。
そして、唯一、未来を構築し、目標設定し、努力が出来る存在です。

だからこそ、過去を振り返り、歴史から学ぶことを忘れてはならないと思うのです。
私たちは、先人の命で生かされています。

先人が描いた未来の上にいるのが私たちです。

今を生きる自分たちが、学んで、自己実現することで、後世に平和な場所を残していけるのではないだろうか。と私は思っています。

まずは、自分と自分の周りの人たちを幸せに出来るくらいの力をつけよう。

8月15日を迎え、今、自分がこの記事を書いていることを含め、先人に心から感謝をしたいと思います。





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