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社会と変わることができたら

所謂「退職エントリ」を書くか、書くとしたら何を書くかを悩んでいたら、あっという間にその日を迎えました。インターン含め9年ほど勤めたLITALICO(りたりこ)を退職しました。

※"LITALICO"は"りたりこ"ではありますが、リタリコではなく。社内でもカタカナになるときあるけど、本当はLITALICO(りたりこ)なんです。

COVID-19の影響もあり、オフィス通勤しなくなっていったままで、会ってお別れができない淋しさはありますが、「さよなら」の線引きすらグラデーションなのが、ニューノーマルな社会なのかもしれません。

「世界を代表する社会変革カンパニー」と書かれたパンフレットを渡され、入社するまで結局何の会社だったのか分からなかったWINGLE(ウイングル)に勢いで入りました。同期は会社にもらった本当に大事な仲間です。グチさんありがとう。

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右も左も分からない新卒を受け入れてくれて、お子さんや保護者さん、学校の先生など、利用者・関係者・関係機関の皆さんに対して真摯に取り組み続けるLITALICOジュニアで、「教育」「福祉」は何なのか、どう「指導」「支援」を考えるべきか教えてもらいました。特別プログラムで為末さんの陸上教室やSAMさんのダンス教室との連携を担ったり、カフェや農場と連携して食育プログラムやったり、LINE@の導入をしてみたり、新規開設地域で医療機関を回ったり…まず試してみるという姿勢と、とはいえキチンとお勘定はしようという感覚が身についた気がします。コムたんには頭が上がりません。

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後半はバックオフィスチームとして、人材開発部、広報部、CTO室、採用広報など我が儘をいいながら、子どもたちとアイデアソンしたり、外部のエンジニアとハッカソンしたり、アワードを大人版と子ども版開催したり、それを提げてEdtechTaiwanやSXSWeduに出させてもらいました。

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帰りの便が嵐で飛ばなくて足止めされたときに観たNZ filmのVai(脚本家が全員女性のオムニバスで、Slackでやり取りしながら制作)も最高でしたし、

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中川監督のカランコエの花(LGBTQをテーマに、10代の青春をギュッと詰めた短編映画)で開いた上映会&ワークショップも楽しかったので、エンタメとの掛け合わせは今後もプライベートでも仕事でもいいからやりたいです。

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今後に関しては、進学先(大阪大学/小児発達)・副業先(Code for Japan)はそのままに比重を勉学にかけていきたいので、大学院で発達障害児の脳機能について学びながら、研究を社会実装まで繋げるにはどんなプロセスを進めていくべきか学ぶためにも、Code for Japanでの仕事をしていく予定です。

「世界を変える」という強い意志を持って、踏ん張って食い縛って、ゴリゴリガシガシ突き進んでいけば、社会に影響を与えられるしと突き進んできましたが、「世界『と』変わる」プロセスもあるような気がして、シビックテックのアプローチやオープンソースオープンデータの可能性にワクワクしていたりします。

高校生・高専生・大学生エンジニアインターンが主体となって、色々な取り組みを進めてくれています。臨時休校期間や分散登校の間の学習計画表をオンライン化するためにプロトタイピングしている「おうちで時間割」も

サマーインターンを失った地方高専生を自分たちで救いたいと企画し、進めてくれているCivictech Challenge Cup U-22も

年齢も性別も住んでいる地域も、専門分野もバラバラで、興味関心や為したいことという共通項でつながったチームが動いています。大きな船からは降りてしまいましたが、取り組みたいことは変わりませんので、皆様引き続きよろしくお願いいたします。

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(いつも採用で撮影する側だったので同期が最後に撮ってくれた!)

本当にたくさん、ありがとうございました!

シビックテックのCode for Japanで働きながら、小児発達領域の大学院生をしながら、たまにデザインチームを組んで遊んでいます。いただいたサポートは研究や開発の費用に充てさせていただきます。