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青タコスつくると、世界が平和に?(タコパ手順書)

アーニャを知ると世界が平和に?

SPY×FAMILYの2期がもうすぐ始まります。ミーハーなので、アーニャもタコスもはまっており、週末はアーニャを見ながらタコスを食べる予定です。
勿論、アーニャを知ることでも平和になりますが、タコスを作ることでも平和がもたらされるので、勝手に簡単にできるタコスパーティーについて書いておこうと思います。(色々検索したけどあんまり出てこなかったのと、タコスしようという誘い文句に毎度説明が必要になるので残してみます。)

タコパとは

関西人にとって、「タコパ」は「たこ焼きーティー」なので、私も漏れずに子供の頃は家族と、大学生になりたての頃は友達の部屋で、たこ焼き器でやこ焼きをくるくる回す会をやっていたのですが、昨今のタコスブームにより、タコは蛸からtacoになりつつあります。たこ焼きは1人でやると後が面倒ですが、タコスは1人でタコパを実施することも可能です。
ここに記されているものは全てタコスパーティーとしてのタコパです。

準備物1:カルニータス

聞きなれない調理名ですが、近くのお肉屋さんやスーパーで豚肩ブロックを買って、ラードとオレンジニュースで煮ればOKです。
最初に転がしながら焼き目をつけて、ラードを大量投入し、その後でオレンジニュースを投入し、2−3時間ぐつぐつさせます。時間はかかりますが手順が少ないので、前日とかに仕事しながらでもできます。お好みで、ニンニクやクミンシード、パプリカ、コリアンダー、カイエンペッパーとかを入れると香りが良くなりますが、全部なくてもお肉に合いそうな好きなスパイス入れちゃえば充分な気もします。

豚肩を数時間煮込み続けるだけ

これが必要なのか伺わしい気がしたら、ネトフリ「タコスのすべて」シーズン1の2話(カルニータス)をご覧ください。

ラードはこれまで買ったことがなかったのですが、スーパーの油コーナーにマヨネーズ型の物が売ってたりします。(なかったらポチるのもありです)

出来上がったら冷ましておいて、タコスパーティーを開始するまでにほぐしておいてあげると、ゲストが食べやすくなります。

カルニータス(ほぐす前)

かなり柔らかくなっているので、簡単に崩れます。めちゃくちゃ細かくしても多分美味しいし、ある程度ザクザクのままでも食感を楽しむことができます。

お店のタコスのカルニータス(左)

準備物2:トルティーヤ

おそらくスーパーでよく見かけるのは黄色いあの子です

タコキットと指定される具材

そしてこの場合、わりかし簡単にtacoは出来上がります。

タコキットのタコ

しかしながら、タコスパーティーに用いて欲しいのは、黄色いカリカリのではなく、青いシットリのものです。とうもころしの粉なので、カロリー的にも栄養的にもおすすめです。

ブルーコーンのタコス

美味しいお店で食べるとこんな感じですが、ホームパーティーではここまでの完成度は目指すことが難しいので、ネットでブルーコーンの粉とプレス機をポチります。(スーパーで見つけるのは結構難しい。)

ブルーコーンのマサ(トウモロコシ粉)はAmazonでも楽天でも買えます。試しに1kg買っておくと2-3回タコス会を開催することができます。送料がかかったりする場合もあるので、慣れてきたらまとめ買いがおすすめです。

プレス機もネットの方が探しやすいです。値段はピンキリですが、まだ初心者で、今後どれくらいハマるかわからない時は、5,000円以下のもので試しておくのが無難な気がします。めっちゃハマったらちゃんと重厚感がある、好みのサイズや色の、しっかりめのにランクアップしてあげてください。

マサ(とうもろこし粉)とお湯を1:1位で混ぜて、こねながらひとまとまりにしたら、1時間くらいラップで包んで寝かせます。寝かせた後にピンポン玉くらいに分けていって、プレスしてホットプレートに並べていきます。(ホットプレートなくてもフライパンで全然問題ありません。)

トルティーヤを焼く

水蒸気が上がってきたらひっくり返し、焼けたらボウルかお皿に濡れ布巾を敷いて、その中に入れておきます。(本当はトルティーヤ入れがあったらいいんですが、これも買うと場所取るので沼るまでは布巾でもいいかと)

実施:タコスパーティー

とりあえずカルニータスとトルティーヤがあれば完璧なので、それ以外は好きなようにカスタマイズするのがおすすめです。
サルサやワカモレを買っても作ってもよし、キーマカレーとかエビとかウインナーとかチーズとか好きなもの持ってきてもよし、ツナ缶にマヨネーズぶち込むでもよし、手巻き寿司的に自由に包んで食べたらOKです。

手巻き寿司とほぼ同じ要領

残り物:アフターパーティー

  1. カルニータス味のラード
    カルニータスを作った後に残る大量のラードは、普段の料理の油の代わりに使えば、それだけで普段の料理がちょっとアレンジされた感じになって美味しくなるので、しっかりラード部分だけを救ってタッパーに入れておいてください。

  2. 残ったトルティーヤをチップスに
    勢いよく焼きすぎて余ってしまった場合、トルティーヤを4等分くらいにカットしてフライしてしまえばチップスになります。そして残ったサルサやワカモレをディップすれば、翌日もなんかいい感じの朝ごはんを食べることができます。

平和になるポイント(まとめ)

  1. コスト分散(準備半分・本人作業半分)
    ホームパーティーをするとなると、色々準備が大変です。タコスにすると、手巻き寿司と同じように食器や食材の準備が楽になりますし、場合によっては「食べたいものあったら持ってきてね」でポットラック方式を導入することができます。

  2. 争わない(味の好き嫌い・量の多い少ない)
    年齢や性別、運動量なども含め、人によって食べっぷりは様々ですし、日によっても状況によっても適量が違ったりします。タコスは自分で作る分無理強いしないので、少食の人も大食いの人も共存しながら気を使わず過ごすことができ、偏食の人やアレルギーの人にもある程度柔軟に対応することができます。

  3. 飽きにくい
    たこ焼きの場合、具材は基本蛸なのでコンスタントにやると段々飽きてきます。タコスの場合、肉バージョン・海鮮バージョン・エスニック風・和風などテーマを変えれば毎回違ったメニューを提供することができるので、蛸と比べるとバリエーションを持たせやすく飽きずに繰り返し実施することができます。

テックスメックス(アメリカ風メキシコ料理)も好きですが、ブルーコーンのタコスを食べると「回転寿司と手巻き寿司だったんだ」とわかると先輩に言われ、言われるがままに食べ、やっぱり美味しいと思うので、是非一度青い方のタコスで世界の平和を味わってみてください。


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シビックテックのCode for Japanで働きながら、小児発達領域の大学院生をしながら、たまにデザインチームを組んで遊んでいます。いただいたサポートは研究や開発の費用に充てさせていただきます。