映画『82年生まれ、キム・ジヨン』を見たら大号泣でハンカチがハンカチじゃなくなった話。
こんにちは。まみらです。
今日は映画『82年生まれ キム・ジヨン』を見に行きました🎬
http://klockworx-asia.com/kimjiyoung1982/
そしたら大号泣でハンカチがハンカチではなくなってしまったので、今回のnoteではそのお話をします。
正直気持ちに整理がつかない状態でこのnote書いているんだけど、消化出来ていないダイレクトな気持ちで書くことも悪くないかなっと。
よかったら最後まで読んでください。
まずネタバレしないようにこの映画について簡単にお話します。
『82年生まれ キム・ジヨン』は、2016年に韓国で発行された大ベストセラー(韓国では130万部突破)の小説で、日本では2018年に翻訳され発行されました。
ストーリーとしてはこんな感じです。
ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかのようなキム・ジヨン。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。女性が人生で出会う困難、差別が浮かびあがる。 (BOOK データベースより)
憑依とは、頼りにすること。よりどころにすること。霊などが乗り移ること(小学館のデジタル大辞泉より)。つまり、自分が自分じゃなくなり誰かに乗り移られたような感覚ってところかな。きっと憑依の状態になったことがない人の方が多いかなと思います。
私は小説『82年生まれ、キム・ジヨン』を持っていたので、映画を見る前に映画への予習って意味で小説を読みましたが、すごく考えさせられる内容で、読んでいて胸が苦しくなりました。
ある日、電車の中で読みながら泣きそうになる…それだけずっしりとくるものがありました。
その流れで今日映画を見ました。
小説と映画の大きな違いとしては、小説の中ではキム・ジヨンの弟な名前が1回も出てこなく、”弟”って表記になっていましたが(その秘密は小説の中に書いてあります)、映画の中では”ジソク”って名前になっていました。
まあ、映画の中で弟は登場するのに会話の中で弟に名前が一回も呼ばれないっていうのは違和感だからっていうのもあると思うけどね。
小説でもだいぶずっしりとした気持ちになったけれど、映画館のスクリーンを通してってこともあり、小説以上に感情が揺さぶられました。
もう序盤の20分くらいから目から涙がボロボロ状態。。。
「早過ぎだろ…笑」って思うかもしれないけど、私涙腺ゆるゆるで、感受性が強いところあるので。
とはいえ、きっと映画見た人の中でもだいぶ早い段階で泣いている気がした…笑
あんまり内容を話し過ぎてしまうとネタバレ野郎になってしまうから、どうnoteに書けばいいんだろうってなっているんだけど、
私はこの映画の中で様々な涙を流しました。
・怖い目に遭ったというのに父親から言われた言葉は「危ない人はきちんと自分で見分けろ。気づかずに避けられなかったら自分が悪い。」ということに涙。
・いくら能力があったとしても昇進や大きなプロジェクトを任されるのは女性よりも男性の方が早いという現実に対しての涙。
・(きっと自然な気持ちなんだろうけど)何気なく発した言葉が人によってはヘイトスピーチであること。それで傷つく人がいること。けど何も言えないというもどかしさから来る涙。
・やりたいことを諦めなければならないと悟ったジヨンの気持ちに涙。
・ジヨンの様子がおかしくなりこのままだと失われてしまうのではないかという不安な気持ちと、この事実をどうジヨンに伝えればいいんだろうと悩むジヨンの夫、デヒョンのやり切れない思いに涙。
他にもなんて言葉に表現すればいいのかわからない涙も流しました。
この映画の中では様々な女性が出てきます。
キム・ジヨンのような結婚・出産のため仕事を辞めた女性。
幼い頃、教師という夢を諦め兄弟の学費のために働いたジヨンの母、ミスクのような女性。
教師としてバリバリ働き物怖じせずにはっきりと発言するジョンの姉、ウニョンのような女性。
仕事でキャリアを積んでいくために子育ての中心を自身の母親に任せる女性。
結婚や出産という選択肢を諦めて仕事に邁進する女性。
育児の合間にただただ数学を解くことがほっとするという女性…など。
バックグラウンドは違えど様々な女性が出てきます。
私はこの映画を見ていて、
やりたいことをやれている女性って世の中にどのくらいいるんだろう。
って、ふと思いました。
私は自分にとってたくさんのことを学べて自分自身の成長につながるような場所で働きたいし、やりたいことをやれる場所で働きたい。
そしていつか結婚したいし、子どもも産みたい。
そして子育てをしながら、自分の働きたい場所で働きたい。
休みの日は家族と一緒にどこかに旅行に行きたいし、家でBBQしたりホームパーティーしたりしたい。
そして老後はのんびり旅行しながら好きなことをして過ごしたい。そんな人生を歩めたらいいなと思っている。
ただ、私が夢に思っていることは、
果たしてこの世の中で100%できるのだろうか。
それこそ、仕事か結婚かって選択肢が迫られるかもしれないし、子どもを産むか産まないかの選択肢により、仕事を続けるかどうかを決断しなければいけない。
女性は男性以上にライフスタイルの変化があり、その変化のたびに大きな決断しなければいけないと考えた時、私のこれからのライフスタイルに対しての夢というのはただの理想論に過ぎないのではないか。
そう考えた時、私はなんとも言えない悲しい気持ちになった。
きっと私のようになんとも言えない悲しい気持ちになった人は今までいるだろうし、悩んだ結果、どこかで線引きをして諦めた人がいるのかもしれない。
やっぱりどこかで”諦め”という線引きをしなければいけないのだろうか。
この世の中ではそうしなければならないのか。
う〜ん。考えれば考えるほど難しい。。。
ただ私としてはこの世の中で生きていく上で甘い考えなのかもしれないけど、何年後か経った時に、決断した”諦め”に対して後悔したくない。
きっとこの悩みは今日で解決したわけではないし、
これからもその都度その都度で悩むんだろうけど、
今日のところは、
何年後かに後悔するような”諦め”の決断はしたくない そう思いました。
映画を見終わった時、目は真っ赤に腫れ、アイメイクはほとんど落ちていました。
(もはやアイシャドウのラメはどこにいってしまったレベル😭)
そしてハンカチはハンカチではなくなってしまいました。
ハンカチがハンカチではなくなったというのは、簡単に言うと、泣き過ぎてハンカチが涙と鼻水でボロボロになってしまい、手を洗った後にハンカチで手を拭くという通常のハンカチの使い方が全くできなくなってしまったってこと。
「ティッシュはなかったの?」ってなるじゃん?!
ティッシュはバッグの中にポケットティッシュがあったんだけど、映画の前半で使い切ってしまうという…😭
その結果ハンカチを使わざるを得なくなり、ハンカチがハンカチの役割を果たせないくらいになってしまったというね。。。。。
ハンカチは上映後にトイレで雑巾のようにしっかり洗ってしぼりました。。。。。
もう全てにおいて自分の準備不足ってやつよ。
映画行く時はハンカチのストックを持っておくべきだね。
(特に涙腺ゆるゆるの私にとっては)
最後までnote書いてみたけど、文字に起こしてみても消化し切れていない自分がいるので、また後日見にいきたいなと思います。
2回目を見に行ったら2日目のレポ投稿したいなと思っています。
では、また明日〜!
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