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61.現在の子育て、放任主義スタイルに至るまで。


なんでそんな子育てしてるの?
とか、
それはお子さんの為ですか?
とか、
もっときつく言えばいいのに!
とか、
そのやり方違うと思います!
とか、

本当に耳にタコができるくらい聞いてきた。


ありがとう。
わかるよその気持ち、わかる!
その意見もわかる!わかりすぎるんだよ!

なぜなら、私もそう思ってたから。

今の私のやり方、子育ての仕方なんて合ってないよ。
全然子供達のしつけなんてなってないもん。
そんなのよーくわかってるよ。


お叱りの言葉、傷付く言葉、批判的な言葉、
もちろん愛のある言葉、思いやりの言葉、沢山沢山頂いてきました。

だけどね、この約20年間、
本を読み漁って
色んな言葉がけして
先輩のアドバイス沢山聞いて
やれるだけのことはやった。

専門家のアドバイスも聞いた。
それでやれるだけのことはやった。
自分の意見より周りの意見を聞いてた。

こうしたほうが子供のためだから。
こうすると子供のために良いから。
本当に全部聞いてきた。実践もしてきた。
知ってる人は知っている。

その時は合ってたけど、また出来なくなったからやり方を変える。
ずっとこれの繰り返しでアイデア出尽くしました〜な、状態。

だから結局、何をしても、どんだけ手をかけて、気にかけて、声をかけても、

結局何も変わらないということもある。


だったらもうさ、
諦めというか、潔さというか、


決めつけるのやめよう
押し付けるのやめよう
意見するのやめよう
アドバイスするのやめよう

ってなった。

だけどその中でも私の気持ちは伝えることはする。

それは嫌だな
よく思わないな
困るなぁ、などなど。


もちろん、ダメなものはダメと伝えて、その理由は説明している。

だけどね、
親がいくら説明して気持ちを伝えても、今まで伝わらなかったんだから、
私が子供の気持ちの全てを阻止していたのかもしれないし、
私が周りの意見を聞きすぎていたのかもしれないし。
そんなことわかんないけど、結局のところ正解なんて見付かっていないということだけはわかってる。

だから、子供がそう思うならそうしてみたらいいさ。
そこから何かを学ぶんだと思うんだわ。

だけどもしかしたら、私の気持ちは伝わってるのかもしれないけど、親の言ってることが全てではないと理解している上での私への態度なのかもしれないし。



というところに、今、落ち着いているわけであって、
私は【ただ優しいお母さん、何も言わないお母さん】な訳ではないと思っています。

こうなる過程がちゃんとあるわけです。
最初からこんな放任主義スタイルな訳ではありません。
ある程度の年月を重ねてこうなりました。

わが子を育ててみて、人ってすぐには変われないっていうことを身をもってわかったのよね。
だけど、自分の気持ちだけなら今すぐにでも変えられるかもしれないともわかったのよね。


ただ、それだけのことなんですよ。


親として言うべきところは言うけど、子供たちとはなるべく笑顔で過ごせるように、軽くてゆるいやり取りをしていけたらなって、今はそんな気持ちでありまするん。


しなきゃ!
から
まぁいいや

って感じで、
放任主義スタイルに移っていったって感じ。


周りの意見やアドバイスも大事だけど、やっぱりあまりにも窮屈になりすぎたから、やらないことを増やして緩めただけ。
じゃないとパンクしちゃったから。

もちろん、理想の子育てはある。
けど、子供は親の理想どおりには育ってはいない。
てことは、子供は自分なりに成長してるんだなと思える。


放任主義って長男に言われたことがあるんだけど、
放任って角度を変えれば信用していることにもなるのよね。

あぁ、この子なら大丈夫、そのうちわかってくれる、
なんならわかってくれなくてもまぁいいか。

・・なんというか、子供のことを信用しているから放ったらかしに出来る。
という感覚になったように思う。

それは、根拠のない自信でもあるけど、
もし私が子供の頃に自分の親にそう思われていたとしたら、
随分生きやすかっただろうなぁと思ったりもしたわけです。

私だって、
疑われているよりも信用されていたいし。
心配されるよりも見守ってほしいし。

という感じで、
現在の子育ては放任主義スタイルとなっておりまする。

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