転職した友人の話

友人が転職した。

30代でこどもはおらず、好きなことをして生きている。
残業代を稼ぐなら、定時であがって習い事などに勤しみたい、そんな女である。

しかしながら、今後もしこどもがうまれても働き続けたい、遊ぶ金がほしい、美容院でヘッドスパがしたい、たまにはステキなレストランへ行きたい…そんな欲望まみれのその女は、思い腰をあげて転職を考え始めた。

このような状況下もあり、がつがつと就活をしていたわけではないけれど、今般ご縁をいただきぶじ内定にいたった。

そして、働き始めた。

特に大きな問題もなく過ごしている。
できることが少ないため、大きな失敗もない。
小さな失敗はたくさんある。

そんな中でも、色々な噂が漏れ聞こえてくるようになる。
知らない方がよかったことなどが、ふとしたきっかけから聞こえてくるようになる。

さてこれからどうなることやら…

と、友人は悩んでいる。

話はかわり、新しい職に就くときにいちばん重要なことは、よい指導担当にあたるかどうかにかかっていると思う。

まず、業務内容を熟知していることは当然である。

もちろん、イレギュラーなこともたくさんあるから、そういったときは、知らないことを受け入れ、指導担当自身がとりあえず引き受け、一回やってみる。
その経験を伝える。

というスタンスが大切だと思う。

また、まわりの人々のキャラクターもわからないため、指導担当を通じて交流する機会が多くなる。
指導担当の顔の広さが、新人ののちの仕事によくも悪くも影響をおよぼすことがたくさんある。

仕事がかたいとさらに最高。

もしわたしが指導担当になったら、顔の広さはさておき、確実なことを確実なまま伝えたいし、最初のうちはもちろん新人の子の盾になり矛になりたい。
(矛?)

そう考えると、わたしの社会人人生は、指導してくださった先輩方に恵まれた。
それは、職場だけでなく、係が変わるときも当然指導してくださる方にあたるわけで、もちろん相性や性格の不一致などはあるものの、それでもとてもよくしていただき、その先輩方のおかげで、多くの方々と知り合うことができた。

いや、合わない先輩もいたな…😱

と懐かしく思い出せるようになるまでは、なかなかに時間を要した。
当時はとてもきつかった記憶があるし、まわりから心配されるほどに憔悴したこともある。
(わたしを教えることでお相手側も憔悴していたのではないか説←)

しかしながら、まわりの方々のサポートで、色々とアドバイスをくださったり、その先輩の性格などがもれ伝わってくると、そんなに悩むことはなく、なんだか安心したものだった。

自分のことを棚にあげて言うが、例え指導担当の方に恵まれなくても、近くに理解してくださる方がいらっしゃると、なんとかやっていけることもある。

ここで浮上するのは、なぜどこの職場もマニュアルではなく口承文化なのか、ということであるが、この話はまたおいおい。

色々あるが、まずは仕事を覚えること。
自分にできることをすすんでやること。
ここからはじまる。

と、友人は、思っている。

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