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日本美適進化論:自己肯定感と理想像

「一瞬も一生も美しく」という資生堂のコーポレートメッセージが大好きなのは、一生は一瞬一瞬が美しく大切な時間の積み重ねだよと、時間は自分の命そのものだよと気付かされるからです。いま一瞬をよぎる思考や感情は、自分が拾い上げることしか出来ないからこそ、刹那的に流されずに納得がいくものにしていきたいですね。まさに思考と感情のメンテナンスは体調まで左右される重要度が高いもの。日々、どのようなものに思考が持っていかれやすいのか、何に多くの時間を割かれているのか、その傾向を捉えることでこれからの未来を意味あるものにできそうです。そう「いまこの瞬間」を捉える鮮度が大切です。

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コンサルタントの特性を備えた人は、クライアントの目標を叶えるために、状況や思いを察しながら仕事を進める習慣が身に沁みついています。その上で全体を一歩リードできる熱意も信念も持ち続ける努力の継続を担います。大切な方向性を誰かに委ねた途端に迷走する場合もありますし、同時にチームを信頼に導くちょっとしたアプローチを工夫することで、関係性が深まるのが大人のチームだと感じます。そして、自己肯定感が高くないと判断がブレる事ばかりです。一つの例として、常に意識しすぎてしまう存在が身近にいる場合や、あるいは承認欲求の先が自分ではなく世間や特定の他人だったりすると、そもそもその人自身の経験による基準ではないフィルターがかかる状態ですので、目的がプロジェクト当事者としての判断になり難くブレる場合が多くなります。仕事へ取組む姿勢は成果に直結します。もう一つ、持ち過ぎる成長意欲についてもそうです。早く認められたいと背伸びし過ぎると、周囲への配慮や最終的に大きな誤解に広がるような小さなきっかけを見逃してしまったり、空回りすることが少なくありません。自分の成長ペースで貢献度を高めながら進捗できるよう調整や工夫をしながら、丁寧に仕事を進めたいものです。

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リーダーシップとは、その相手の目的や欲求の先を見極めることが一番大きな役割になるのかも知れません。相手が何を目指しているのか。それとも何を目指していいのか分からない状況なのか。そのような人の自己肯定感は低いことが多いです。とはいえ私も大きな決断をするときはとても不安で誰かに判断をゆだねたくなる時があるのですが、その時に注意している点は、不安だからと言って理想を低くしないことです。直近の大変さから抜け出したくて取り急ぎ応急処置的に楽になることよりも、苦しいけどその先にある遠くの未来を見ることで解決策が閃くこともあります。自己肯定感が低くなっているときこそ理想を持ち続ける強さと、自分の成長をコツコツと積み上げる両方の視点を大切に真摯な仕事を進めていきたいです。


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