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【ロンドン発】今週の日記(3月12日~3月18日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。

3月12日:今週も次男のラグビーの試合から。とは言え、今日は通常の試合ではなく、「セブンズ」と呼ばれる7人制ラグビーのトーナメント。文字通り、1チーム7人の選手で行われるラグビーユニオンの変種で、次男はクラブチームではなく、学校代表で参加。しかし、「セブンズ」あまり好きじゃないのよね。ピッチが通常より狭く、短いため、足の速い選手がボールを持ったら、そのままトライになるし、それが両チームにいたら、シーソーゲームになって、技を競う感じがしない。前・後半7分ずつで、ハーフタイムも2分なので、あっという間に終わるし、イマイチ盛り上がりに欠ける。しかしながら、イギリスのラグビーチームの多さよ。今回のトーナメントはロンドンだけではなく、北はミッドランドあたりから、東はイプスウィッチなどからも参加していた。恐らく学校だけではなく、クラブチームなども参加していたようだが、これらの子供達が、未来のイングランドを支えていくのかと思うと、まあ感慨深い。で、次男の学校チームは、...三戦三敗。ボロ負けでした。負けから学んだことがあればいいのだけど、ピッチ横に立って寒い中応援するのも辛かった(待ち時間やたら長かったから読書はすすんだけど)。

トーナメントから帰宅したら、長男が週末の1泊旅行から戻ってきていました。親友の17歳のバースデー・パーティーの為、ブライトンまで友人と行き、本日帰宅したのでした。

海辺の素敵なペントハウスのお宅に呼ばれて、楽しい時間を過ごしたよう。
若いっていいな。


3月13日:例のヒュー・グラントのオスカーでのインタビューの件であるが、”Rude”というのとはちょっと違うと思うのよね。English Dry Sense of Humour  と言うか、「Welcome to my world!」といった感じかしら。ヒュー・グラントはインタビューに関してはいつだってこんな感じだったでしょ。頭の回転が速いので、切り返しはいつもドライながらもファニーだし、近年はマスコミや政治批判なども公然としていて、カウンター・カルチャーのような存在になっているしね。まあ、レッド・カーペットに関しては、単に退屈だっただけなのでは?

ワシントン・ポストの記事からの抜粋:マンチェスター大学のアメリカ研究シニア講師であるモリー・ガイデル氏は、イギリスに移住したアメリカ人。彼女は、快活なグラハムに対するグラントの対応自体がイギリス的であると述べた。「私の経験では、多くのイギリス人を団結させることのひとつに、笑顔と共にあるアメリカの巧妙なサービス文化に対する軽蔑があります」と述べている。「つい最近まで、ここ英国の人々は、偽の幸福、あるいは私たちが時に感情労働と呼ぶものを演じる必要がないことに誇りを持っていました」と彼女は付け加えている。

的を得ているような感じがするようなしないような。しかも、アシュリー・グラハムは「あなたは、アカデミー賞のベテランですよね」とドラマチックにインタビューを始めたものの、実は、ヒュー・グラントはアカデミー賞に関しては、ノミネートされたことはもちろん、受賞したこともないのよね。まあ、この部分と、「全人類がここにいる。"ヴァニティ・フェア(上流社会の浅はかな偽善を描いたウィリアム・メイクピース・サッカレーの小説)"だ」の部分は勉強不足だったかもしれない。

イギリスのトーク・バラエティって、ホストも往々にして”Rude”だったりとかもするから、その応酬で笑えるのかもしれないと思った。

English Dry Sense of Humour と言えば、リッキー・ジャヴェイスの『The Office』に散りばめられているのだけど、”Comedy of Embarrassment”は、『Alan Partridge』も負けておらず、痛いほど面白いので、これは、日本でも売れて欲しい。


3月14日:日曜日から、チャンネル5で始まった『Britpop: The Music That Changed Britain』のE1を少し遅れて鑑賞。アレックス・ジェームスが、ゴールドスミスの初日に、送ってくれた両親の車からギターを抱えて降りたら、同じようにギターを抱えて両親の車からギターを抱えて出てきたグレアムを見て、その瞬間にお互いに何かを感じていた、というエピソードにキュンと来た。2年後には私もその両親になってるから。一生の仲間と出会えてよかったね、と。それがブラーならなおさら。

結局一番カッコよかったのは、エラスティカだった。

全3回。


3月15日:本日ストライキ。地下鉄、公立校、ジュニア・ドクター、公務員。

Tube見事にすべて止まってます。


話は変わるが、『13』がリリースされたの1999年の今日だったんですって。2000年にHoxton の Lux Gallery で、『BLUR X 10 YEARS OF BLUR AN EXHIBITION』というエキシビションがあって、このアルバムカバーになった、グレアムの絵画の実物を見たわ。その時の様子を、クロスビートに書いて送ったら、投稿ページで採用してもらった。


3月17日:セント・パトリック・デー。

アイルランドといえば、ギネスが有名だけど、ペイル・エールもあるのよ。


夜は、ノッティングヒルのコロネットシアターにて観劇。


題材はかなりダークで、登場人物3人の一体誰に感情移入すればよいのか分からず、展開が読めないスリリングさがあった。ところどころに散りばめられていたブラック・ジョークに関しては、ノルウェー語話者と英語字幕のオーディエンスとの間に少し温度差を感じたのも興味深かった。


3月18日:Six Nations 今日のハイライトは、アイルランド vs イングランド。

半分アイリッシュの夫は、どこからかアイルランドのラガーシャツを引っ張り出してきた。

イングランドが前半レッドカードで14人となってしまい、ディフェンスも粘ったが、アイルランド、ボーナスポイントで圧勝。夫大満足。



(今週終わり)

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