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どんどん拡大していったその先には

ある日突然なにかのキッカケをつかんだら今まで見ていた景色が全く違うものに見えてくることがある。

先日まで帰省していた香川では桜が満開。とある場所でのんびり桜を眺めていたら「桜ってお花の集まりがたくさん集まってできているんだね!ほら!あっちも!こっちも!」と興奮しながら言う息子。

そうそう。桜ってそうなんだよね。小さな集合体の集合体でできていて。

「気がついちゃった?」と息子に言ってみたわたし。おなじく小さい頃それに気がついたとき、ものすごく興奮した記憶がある。世紀の大発見をしたような気がして。

そういえば大人になってから、目の前の世界が変わるほどのキッカケになかなか出逢えなくなったようなきがする。

気がつけば無駄にちょうどいい距離感を決めてしまって。いろんなことに対して大げさに離れてみたり思い切って切り込んでみたりをしなくなるからなのかな。

それってとてももったいないことをしているのかもしれない。見過ごしてきたことがたくさんありそうなきがするなぁ。

なんてことを考えていたら、「桜は花びらが5枚で中に黄色いやつがあって・・・」とどんどん桜を拡大していく息子。お花見にちょうどいい距離感なんてないのだ。

そうしているうちに「はっ・・・!ほんとうはどんなものも何かのあつまりでできているんだよ・・・!ち、地球ってすごいぞぉぉぉい!うおぉぉぉ!」となったところで息子氏、思考の開花宣言。お後がよろしいようで。おしまい。


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