手作りの意味。

昨晩遅くまで苦手な裁縫をしていたせいか、目の奥がピリピリといたい。

どうして苦手なものは後回しにしてしまうのだろう。ギリのギリまで先のばしにするクセ、そろそろ治さないとなぁ…と想い続けてはや20年。こりゃ治す気がないな、わたし。

先延ばしにしていた裁縫は、あしたに迫った年長娘のお泊まり保育の準備。慌てて名前つけや縫い物に破れたモノの手直し。 

買えば時間を短縮できたものもたくさんあっただろう。というかお金で時間を買うべしー!といつもこういうものは買う派だけれど、今回は気まぐれでじぶんで作ってみたりした。

「ただ疲れる面倒な作業」という想いが腰を鉛のように重くしていたけれど、やり始めたら案外たのしい。

なにより、むすめのことを久々にゆっくり思い返すことができた。

こないだ幼稚園に入ったばかりでこんな小さい子が年長になったらお泊まりなんてできるのかしら?と過ごしてきたけれど光の速さで年長になってしまって。

これを着て山にのぼるんだな、ここに名前を書いておけばお友達のものと間違えないかな、この袋にちゃんと荷物まとめられるかなと、とにかくいろんなことを想像しながら夜なべをした。

そうかー、手作りってこうやっていろんなことを考えながらやることにも意味があるのかな、なんて思ってみたり。

そうしたら母が作ってくれたアレコレとかを思い出して、またひとつ母の気持ちがわかってうれしくなった夜なのでした。

たまには苦手な作業をするのも悪くないな、目の奥はイタイけど。おしまい。



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