『やりがい搾取』 は縁の切れ目。
■ 真夜中の気づき
先週、深夜に数日間
CSで “逃げ恥” の再放送がやっていたので
なんとなーく毎回見てしまった。
そのドラマの後半部で出てくる言葉なのだけど。
他人の能力を
『知り合いだから』とか『以前◯◯してあげたんだから』とか
今ひとつ納得のいかないような理由を付けては、
・タダ同然で利用しようとする
・安く買い叩こうとする
そんな理不尽な、
でもよくあるその状況を言い表したもの。
私自身、
紆余曲折というような表現では足りないくらい
自分でここまで来るには相当な回り道で時間も労力も掛かったし、
今でも常に色々な事を調べては学び、
変化スピードの速いこの時代で容赦無く忍び寄る年波に抗いつつ、
精一杯アップデート&ブラッシュアップしながら
悔い無き日々を送れるよう、生きている。
年齢的にもう、
いつダメになってもおかしくない所に来ているし。
だけど昔から、時代が変わっても未だに、
如何してかこの『やりがい搾取』に悩み立ち止まってしまう。
ただその反面、自分もいけない。
それがわかっているから情けないし、タチが悪い。
今はもう、その分野のプロとして仕事を受けるわけだから
自信を持って交渉すればいいのに
いつも心の何処かにある
『自己評価の低さ』や『自己肯定感の欠如』が
ちょこちょこと邪魔をする。
そこを見透かされてしまう。
■ 付け入る隙を持つあまり
どうにも今までの思考のクセというか、
認知の歪みと言われるものなのか、
『見捨てられ恐怖心』
のようなものが常に頭と心にしつこく存在していて、
もう十分に契約分の仕事をこなしているのに
「あれもこれもやってあげよう。喜んでもらえるかな。」
イコール、
「これだけやってもきっと認めてもらえない…。もっとこうしないと!」
となってしまっているんだろうな、と
自分でも思う。
でもそれは、
さらなる悪循環を生んでいることもわかる。
過剰なサービスは、
『相手の過剰な期待も生み出してしまう』
ということ。
『やってもらって当たり前』
になってくということ。
■ あとの祭りの嘆き節…
今年の確定申告を終えてさらに愕然としたので
改めて気持ちを落ち着かせてみるといろんな想いが頭を巡る。
求められたものを万全な状態で提供しているのに、
いや、それ以上のサービスの付加まで与えまくって納めていた結果、
全くと言って良いほど利益が出ていなかった…
自分のビジネス能力の無さ、勉強不足。
そして、自己肯定感の低さ故の “遠慮” という邪魔な思考。
まさに、
そこに付け入る隙があったんだ…。
それでいいの?
ずっと、お客さんの売り上げは私の仕事によってうなぎのぼりなのに
肝心なそのサポートを『200%の力を振り絞ってやった結果』の私は
なんのプラス計上にもならないまま、
なんなら、
「サービス!サービス!これも、勉強!勉強!(笑)」
と、搾取された分マイナスが発生しているという事実を持ってしても
笑って済ませなければいけない状況をこれ以上続けるつもり!?
このままではいつまで経っても
自分自身が納得できる状態にならない。
「わたしは、ボランティアじゃない。」
お客様の利益を考えて精一杯の仕事をし、
それがきちんとした結果となって現れたなら
しっかりと成功報酬を獲得していかないと
ずーっと『やりがい搾取』されるままだ…。
なにか、本当に最近になってふと『搾取』であることに気づき始めて
頭の中と心の奥底がぐるぐる・ぐるぐる、、、と
気持ちが悪くなる感覚を味わった、なんとも遅すぎる自覚。
■ 「わたしの能力にきちんと対価を払ってください」
当たり前のことなのに、気づかないフリをして我慢をしてた。
自分自身を周りからの勝手な評価でがんじがらめに縛り付けてた。
わたしの能力にきちんと対価を払ってもらうことは、
自分への約束であると同時に、お客様への大切な保証でもある。
依頼内容に応じた必要工数とサービスの品質で
しっかりと値段を設定することは、
自分の持っている能力を相手に自信を持って提示すること。
『これだけしか貰えないなら、ここまでしかやらない』とか、
はたまた『これだけしか貰ってないのにこんな事までやらされる…』
とか、不満しか生まない契約は双方にとって
いろいろな意味で無駄でしかない。
『これだけいただくのだからしっかり責任を持ってやります』
これ以降の自分自身と自分の残りの人生のために、
そして勿論、
私を選んで仕事を振ってくれるお客様のために、
その請けた仕事を一所懸命にさらに頑張るために、
ひいては、
私の大切な娘や孫たちのために、
自信をもっていつもそう言える仕事人でありたい。
今ここから仕切り直し。
今だからこそ、そうして行かなければいけないと改めて決意。
モヤモヤしてたら良い仕事は出来ん‼️
良い仕事をするために、
自信を持って堂々としよう。
ここからリスタートしなきゃダメなのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?