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おうちごはんNo.15|郷土料理愛が過ぎる。すいとん

ここ数年、寒くなってくると食べたくなるメニュー。すいとん。

豚汁くらいポピュラーな食べ物かと思ってたら、私の地元とその近県の郷土料理だったようで。
以前、働いてた職場の人に、「すいとんって作った事無いから作ってみたい。」
って言われてカルチャーショック受けた記憶があります。


それで、その人が作ってくれたすいとんが、小麦粉の生地がコロコロのお団子状に丸まってて汁もさらさらで、これはすいとんなのか???ってびっくりして。

でも、この間スーパーですいとんセットなるものを見つけて、それには濃縮スープみたいなのと、団子状に丸められた硬い生地がパックにセットになってて、都民はこれをすいとんと言うのか?
って、またカルチャーショックを受けたもんです。(その人は東京生まれ東京育ちだったので。実際のところどうなのかは謎のままですが…)



私の地元では給食に頻繁に登場し、実家でもそこそこの頻度で作られてたすいとん。
小麦粉生地はドロドロに練ったものをスプーンで落とし、しばらく煮込んで全体的にとろみのついた、寒い日に芯から暖まるなんかクセになる料理。

でも多分、東京でお目にかかったもののように、団子状のさらさら汁のすいとんが定番ってお宅もあるんだろうな。

各家庭にこだわりのレシピがあるんだろうな。出汁とか、具材とか。

こういうのイタリアの郷土料理に通ずるものがあって何か好きだなー。


私が子供の頃はさほど好きではなかったけど、子供が産まれてからは肉も野菜も炭水化物もとれて、適度なとろみで食べさせやすいので良く作るようになって、今ではすっかり我が家の定番。


食卓には汁物としてではなく、うどんヅラしてメイン料理として提供されます。

すいとん愛が過ぎて長文になりました。
作り方は至って簡単です。

すいとん(3人分)

豚肉     200gくらい
大根     1/8本ぶんくらい
にんじん   小1本
長ネギ    1/3本
椎茸     2〜3個
しめじ    適量
ごぼう    1/2本くらい
油揚げ    2枚
里芋又はじゃがいも  適量
こんにゃく  ミニサイズ1P/C

薄力粉又は地粉   175gくらい
水         150g

油         適量
だし汁       5.5合(1ℓ弱)
料理酒       大さじ2
しょうゆ      大さじ4.5くらい

↑具材はこんな感じに切って下さい。(里芋入れ忘れてます。)


①鍋に油を大さじ1程度入れ、中火で肉を炒め、肉に火がはいっら根菜類を炒める。油が全体にまわったら蓋をして1〜2分加熱し蒸らす。


②いい感じに野菜から水分が出たら残りの具材も入れ更に炒める。
全体的に火が入ったら出汁、酒、醤油を入れにる。


③②を煮ている間に小麦粉生地を用意する。
ボウルに薄力粉と水を入れ、よく混ぜる。
多少ダマが残っても大丈夫。

動画にすれば良かった…。
すくって落とすとゆっくりデロって落ちるくらいの硬さが個人的ベスト。

④鍋が沸騰したら生地をスプーンですくって落す。スプーンを水に濡らしてからすくうと落としやすい。

↑こんな感じに間隔空けて。


⑤生地を落としたら触らないでしばらく煮て、生地の下側が煮えたら木べらで下からゆっくり混ぜて、残りの生地も同じように落として煮る。

この生地ボコボコ具合が大事。

⑥煮込むほど生地が溶け出しとろみがついてくるので、好みのドロ具合になるまで煮込む。
味をみて、塩又は醤油で整える。
味は最初薄めに感じるけど、汁にとろみが付いてくると丁度良くなってくるので必ず最後に調整してください。

見た目がアレになるんで、個人的ベストの八分目くらいのドロ具合で止めてみた。
翌日持ち越しのすいとんが最高。


ちなみに七味は八幡屋磯五郎です。
右側の辛くない七味は本当に全く辛くないので子供もかけられます。
七味の香り大好きだけど、汁物にはわたしには辛くて少ししかかけられないので、辛くない七味は開発してくれた人に心から感謝したい…。


うちの子はこれが好きで、この日も2回おかわりして、鍋いっぱい作ったはずが、残り茶碗1杯程度に…。
あの細い身体のどこに吸い込まれてくのか…。
君の摂ったカロリーは私にワープでもされてるのか?
食べる量変わらないのに私ばっかり順調に肥えてくのはそういう事かな。

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