父のmemoremo④:父の旅立ち
父のmemoremo①:ご挨拶、闘病のはじまり
父のmemoremo②:病との闘い
父のmemoremo③:最期のとき
に続く、④:父の旅立ちです。
最終章となります。
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2020年4月13日(月)、父を荼毘に付しました。
母とわたしたち一家4人が見送る中の旅立ちです。
納棺時にビデオ通話で弟一家とつなぎ、最期のお別れを。
菩提寺の和尚さんが、父の故郷から来て炉前で読経をしてくださいました。父の旅立ちの衣装は、父が定年退職した時に弟とわたしが贈ったスーツ。遺影写真は、孫娘たちと一緒に記念撮影をした時のものです。
棺には日本酒はじめ、いろいろ納めました。
現役で仕事をしていた頃のゆかりの品なども。
ひとが病で亡くなる直前、もう意思疎通が図れなくなっている状態であっても、聴覚は最後まで機能すると聞きました。
「ありがとう!
育ててくれて、ありがとう!
パパの娘に生まれてよかったよ!
ママのことは心配しないでね!」
と父が息を引き取る朝に話しかけたの、父に届いたでしょうか。
聞こえていたらいいな、そう思いながら父に別れを告げました。
たくさんの花々に囲まれ、安らかな寝顔で旅立った父の姿、一生忘れません。
私的な文章に長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございます。父の最期の日々を少しでも感じていただければという一心で綴りました。
母や弟とともに、父の思い・遺したものを受け継ぎ、父が愛してやまなかった孫娘たちへと伝えることが一番の供養だと思いながら、日々を過ごしていきます。
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「memoremoのこと。」マガジン、次回は父のmemoremoを作り終えてからのことをしたためます。
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