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年収1000万の勘違い② 〜30代は勉強と仕事と子育て

タイトルを「年収1000万までの道」として始めたけれど、いかにも成功体験と思われたら困るなと思いました。なのでタイトルを「勘違い」に変更しました。

何かと基準になる年収1000万円。うちの夫の場合のお話しです。

前回に続き、ワーキングホリデーの話を少し。

もちろん悩まずにエイッ!と行った訳ではなく、大いに悩んだ。私も精神的に病んでいた時期だったし。この不況下に再就職出来るのか、海外なんて行ってる場合かこの歳で?など。20代の終わりだった。

今思えば20代なんて全然若いし、一年なんてすぐだ。その後の人生で、行かなければ良かったと思ったことは一度もない。行って良かった、しかない。

簡単に言うと、私は少しの英語力と笑顔と社交性を手に入れた。ショップアシスタントをして働いた経験は大きい。英語は話せる事よりも、まずは聞き取れることが重要だった。そして笑顔。

ダウンタウンにあったお店の客は、ほぼネイティブ。毎日挨拶代わりに褒めてくれる。

そのネイルの色がいい
ニット帽が似合ってる。作ったの?すごい!
その服はとてもオリエンタルで似合う

など。もちろんただの挨拶だけれど、嬉しかった。その経験から、今でも私は笑顔で挨拶をし、そのデニムいいね!などのひと言も忘れない。

夫はと言えば、元々面白い人なので、海外でもウケが良かった。言葉は微妙でも人柄は伝わるらしい笑。サッカーやBBQなど、なかなかの活躍だった。夫の誕生日会には大勢の友人が来てくれた。

ニュージーランドから帰った後は、夫は目標を福祉系に決めて、大学に編入して資格を取った。本人曰く、初めて大学でまともに勉強したとのこと笑。嬉しそうだった。お金の事を言えば、ここは一部学資ローンを借りました。

再就職の面接では、ニュージーランドに滞在経験を持つ面接官に出会ったのが幸運だった。その点も気に入って頂いたようで無事に再就職出来た。経験が役に立って良かったねと、2人で胸を撫で下ろした。

こうして夫は30代は働きまくった。私は子供英会話の講師をして家計の足しにした。海外で生活する事と英語に関わる仕事をする事の、ふたつの私の夢は叶ったのだ。ここから心置きなく髪を振り乱して子育てに入っていった。

つづく


ここまで読んで頂いて、ありがとうございました!

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