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いや。マジで比べない。

子育ては親育てだわ。
とつくづく思う今日この頃。

最近の出来事は自転車。

都内でもさ、3歳くらいの小さな子が歩道をもうスイスイと自転車で走っておられる。
子供も自転車、親も自転車。衝撃!と思ったら結構よく見かける光景。


我が家といえば。
3、4歳だと当たり前の如く後ろの『椅子へ抱っこ〜』と手を伸ばす。

自転車を買ったら、買ったことに満足しちゃう始末。
「練習しないー?」
「乗れたらたのしいよー?」
と言っても、乗る気はなし。

すぐに
「できないー」
「無理だー」
「難しいー」

ここで私は精神論をぶつけたがる。
取り組み方を解きたがる。
ダメなら、とにかく目線を下げて聞き手に徹しようと試みる。
(何かの記事で書いていた方法をマッハで思い出し次々と試していくのだ。笑)


で。
母、キレる。
(子、絶対迷惑)


そんな時期があって、私の中でも一旦放置した。練習しないの?と言うことを辞めた。

外では同級生がひとりスイスイ自転車に乗っている。
(「ねぇ?焦らないの?乗りたいと思わないの?」)と心の中で呟く声をグッと抑える。
さすがに7歳だし、もうすぐ2年生だしヤバいだろーと感じていたるのは親の私だけなのか??

**
もう、本人に任せよ。
ご自由にどうぞ。**


見事に裏切られる日が来た。
『ママーお買い物いこう。自転車乗る』

いきなりの発言。
「へーー。いいよー。」
あえて、素っ気なく装う。

フラフラしながら自転車に跨り地面を蹴る。
「お。こける!」
「前見て!」
「姿勢だよ」
と心配やアドバイス(クソバイス)を飛ばす私。
無意識に手が出る、いや言葉が出る。


何も言うな。
何も見るな。
動くな、私。

私の中の私の声が聞こえ、無意識にしていた自分の行動にハッとした。


口を出さず。
手も出さず。
とっさにを予防にする為に下を向いた。

はい。
乗れた!
『乗れたー!!ママー乗れちゃったー!』

呆気なく乗れたよ。笑

わたしからすると呆気なくだったけど、本人はすごく集中していた。
自分の中で何かを掴もうとしているのをすごく感じた。
私が『教えよう』としていたことで、彼の『自分で掴む』という時間を奪っていたようだ。


早く教えよう、乗れるようにしようとした私の心境を今振り返ると、
・一般的に遅い
・できなきゃいけない年齢
・みんなできてるのに
と言う思考が根元だった。

あともう一つ発見した。
・教育を放棄してるように思われないように
・ダメ親に思われないように
この思考からでもあった。

それって結局、子供を見ていないんだよね。
だから、母は無性にイライラして
子供はネガティブ且つやる気にならない。

当たり前の循環と言うわけです。


「風が気持ちい〜ね〜」
 (初乗りの感想)

ホント、子育ては親育て。



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