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4.24 人生という名の旅



人生っていろいろあるから面白いのかもしれない。良きことも悪きことも両方あるから人の痛みを知る事ができたり、喜びを人に体験してほしいと思えるのではないかなと思う。


無難な人生を望む人がいるけれどそれはそれでいい。その人が本当に望む人生なら。


例えば、人生を旅だと仮定してみる。

何のトラブルもなく決められた旅程通りに終えられた旅よりも、想定外の出来事や何か困難があったりした旅の方が心に刻まれると私は思う。

その時はいろんな感情が湧いてくると思うけれど、時間が経てば良き思い出になる。

例えば私の新婚旅行。初の海外へ。言葉が通じないことで初日から大変さを味わった。

そこから始まり、危うく海外観光客を狙った詐欺に遭うところを何とか逃れられた。


観光地では「イエロー」と指さされ笑われた。

いろいろあったから今でも鮮明に覚えている。

人生は喜怒哀楽の旅そのもの。

喜びだけの人生も怒りや哀しみだけの人生も
楽しいだけの人生もないと私は思っている。


苦しみを味わうから人の痛みが理解できる。

喜びを感じるから人にも喜びを与えたくなる。

今日は看護学校の研究指導の日だったんだけど、明日の締め切りに向かって学生さんたちは必死に頑張っていた。

ほぼ完成した学生さんにこう言われた。

「先生がいてくれたから研究を仕上げることができました。本当にありがとうございました!」


私はこの4月から就任したばかりの教員で、もちろん研究の指導なんてしたことがない新人そのもの。


でもこんなことを言ってもらえてすごく嬉しかった。


指導というより私は「一緒に考える」スタンスで「一番伝えたいことは何?」って拘って問い続けたこと、参考になるかもと思った文献のコピーを渡しただけだった。


教員になってから初めての学生さんとの共同作業だった。


ありがとう、のギフトをもらった。泣きそうだった。


嬉しいっていうこの感情が私も人を笑顔にしたいって気持ちを掻き立ててくれる。


自分が満たされるときもそうじゃない時も、全てに意味があって無駄はないのだと思っている。


人から与えられた幸せや喜びもいつか必ず誰かの役に立つから。


悲しみや苦しみも同じ。今だから言えるのは悲しい経験や苦しかった経験があって今の私がいるんだということ。全てのことに感謝でいっぱいになる。


みんな幸せになるためにいきているし、愛を学ぶためにいきている。


だからどんなことがあっても大丈夫なんだよね。


学生さんの中にはいろんな事情を抱えている人がいるけれど、「あなたが諦めなければ絶対大丈夫」と
笑顔で伝えている。


看護師になるかならないか、そんな端的なことじゃなくて学生さんが描く未来を突き進んでほしいと思っている。


看護師になる、は一つの方法論であって看護師になれたら幸せになれるというものじゃないと思うから。


学生さんの可能性を学生さん本人以上に信じていたい。


これを読んでくれたみなさんの可能性も私は信じている。


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