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2023冬アニメ感想まとめ

2023冬アニメの感想をランキング形式でまとめています。

<30位> アルスの巨獣

評価:B-

お気に入りキャラ:クウミ

旭プロダクションによる新作オリジナルアニメ。同社による過去作のラインナップ(『ピーチボーイリバーサイド』等)はちと弱いかなと思うところもあったのだが、本作品についてはヒロインのクウミのドラマ性を秘めた存在感と“死に損ないのジイロ”の半保護者的な立ち位置含め、作品としての芯がしっかりしておりその物語の行く末を楽しみにしていた。しかし、もし本当にここで終わってしまうなら厳しい評価にならざるを得ない。展開の尺を調整可能なオリジナルアニメでありながら肝心の物語の着地点を示さずにぶった切りにしたラストには唖然とするほかなく、クウミの残された時間がどうなったのか、彼女の覚悟の結末を見せずして物語を終わらせるというのは悪手とか以前の問題である。さすがに劇場版若しくは他媒体でのフォローがあると信じたいが、TVシリーズとしてはあんまりな締め方なので、制作陣の方々には視聴者に何らかの説明をお願いしたいところ。


<29位> ノケモノたちの夜

評価:B

お気に入りキャラ: ナベリウス

悪魔を見ることができる少女ウィステリアと不老不死の大悪魔アルバスのお互いを唯一無二の存在と認識する関係性には惹き込まれるものがあったのだが、序盤のウィステリアの決断については個人的には否定派。”視力を失う”という対価は生半可なものではなく、実生活においても多大なハンデを背負うこととなる。〇〇(自主規制)はどうするのかなどと野暮な思考も巡らさずにはいられないばかりか、(アルバスとの契約云々はともかく)代わりにこの力を得ることができたというような描写もお世辞にも上手いとは言えず、ストレスの溜まる要素の方がよほど多かったように思う。一方、ダイアナとナベリウスの関係性は『Fate/stay night』の凛とアーチャーを彷彿とさせるようなお互いを憎からず思い合う距離感が心地良く、ナベリウスの中の人が諏訪部順一さんだったのも狙ったとしか思えない人選。とはいえ、やはり1話がピークだったというのは否めないところ。


<28位> 大雪海のカイナ

評価:B

お気に入りキャラ:リリハ

3DCGアニメの代名詞たるポリゴン・ピクチュアズの40周年記念作品。個人的には、ヒロインを可愛く描けている限りにおいては3DCGアニメも肯定派。本作品のヒロインであるリリハについても、その点は全く問題無し。しかし、ストーリーの流れはとことん雑…というか、行動とリスクに釣り合いが取れていない場面が多すぎたのがかなり気になった(天膜の上でカイナが見つけなければ遥か彼方へと飛んでいってしまったリリハ、吊檻に監禁されたリリハを騒がしく救出しているのに敵が出てこない、敵に見つかりそうだったのを大きな箱に入って回避、大切な所持品を盗まれても犯人の少年達とすぐに和解、方角に確信の持てないまま小さな筏で進み無事帰還する…etc.)。一応の区切りまでは描かれたものの物語の締めは劇場版でというのも、11話構成であるなら大人の事情を色濃く感じてしまう。まあ、制作してくれるだけありがたいのかもしれないが…(アルスの巨獣ェ…)。


<27位> 「艦これ」いつかあの海で

評価:B

お気に入りキャラ:山城

本来は秋アニメだったはずだが、延期に次ぐ延期でようやく完結。史実に詳しくない身としては徹頭徹尾ストーリーからは置いてけぼりであり、上げ幅が無さすぎて逆に残念な気持ちにすらなれなかった。1期と比較すればキャラデザや美術背景は相応に進化しており、特に食堂の背景が戦前っぽい雰囲気で絶妙な素朴感を醸し出していたのは良かった。原作ゲームもブームが一段落した辺りでハマっていた時期があり、各艦娘には馴染みがあったので彼女らを愛でているだけでも懐かしくそれなりに楽しめたが、部隊編成の意味やどこで何と戦っているのかがとにかく分からず、本当に雰囲気だけを味わうに留まった。戦闘についても窮地に陥る場面ばかりで爽快感に欠け、史実通りだから仕方がないのかと思いきやアイオワが大和と共闘するなどあり得ないことぐらいはさすがに分かり、ラストの現代風の世界も意味不明すぎた。これ、どの層に向けて制作したのかな…?


<26位> 転生王女と天才令嬢の魔法革命

評価:B+

お気に入りキャラ:ティルティ・クラーレット

夏アニメ『リコリス・リコイル』からの秋アニメ『水星の魔女』という「百合」の系譜を引き継ぎ、難民キャンプのオタクたちを大いに救済した本作品。今後は各クールにこの枠が常設されていくのかしら…?そして、アニス役の千本木彩花さんの声質と演技が本作品の評価の根底にあり、替えのきかない優秀な人選であったといえよう。『ガーリッシュ ナンバー』の千歳ちーさま然り、ディオメディアは千本木さんの能力を活かすのが実に上手い。とはいえ、個人的にはストーリー自体にはそこまで惹かれるものはなく、転生要素もあってないようなものでたいして活かされるわけでもなく、本当に百合要素と千本木さんの演技でもっていたようなものだった気がする(キャラとしてはティルティの不健康なダルさと美しさには大いに惹かれるものはあったが…)。作者としては渾身の設定とストーリーっぽいのは存分に伝わってくるのだが、ありふれたラインからは抜け切れていなかったかなあ…。


<25位> 氷属性男子とクールな同僚女子

評価:B+

お気に入りキャラ:狐森さん

ヒロインの魅力に始まりヒロインの魅力に終わった感がある本作品。冬月さん、狐森さんの同僚コンビに代表されるヒロインズのビジュアルと中の人の演技は素晴らしかったのだが、お仕事ものとしてはご都合主義が過ぎて(というより優しい世界が過ぎて)あまりにもリアリティとはかけ離れており、全く感情移入できなかった。これは氷室くんが雪女の末裔で狐森さんが妖狐の末裔とかいうファンタジーにまつわるリアリティとは完全に別次元の話であり、社会人として「これはない」と思ってしまった場面が多すぎてツッコむ気力も無くなってしまった(電話待ちの残業中にやることがなくてしりとりを始めるとかいう状況があり得ないし、ようやくかかってきた電話の受け答えも内容ゼロだったし…etc.)。それと、OPに出てきた冴島くんが狐森さんの尻尾をモフるちょっとHなシーンを心待ちにしていた自分の気持ちをどうしてくれるのか…。やっぱ、これは薄い本しか(以下自重)


<24位> 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

評価:B+

お気に入りキャラ:山野ミツハ

キャラデザも好みで『わたてん』のひなた役の長江里加さんの演技が存分に楽しめたのは高評価点。異世界と元の世界を自由に行き来して互いの世界にとって珍しいものを転売して儲けるというなんともエコノミーな物語はありそうでなかった発想であり、ある意味世相を捉えているともいえるのかも。困ったら思い出の中で万能のアドバイスをくれる兄の存在含め色々ご都合主義が過ぎる設定ではあるが、こういう作品を見ると、改めて異世界はこちらよりも文明が発達していないことが常であることが一番のご都合主義なのではと思えてくる。このままギャグめいた展開も交えながらミツハの守銭奴っぷりをコミカルに描いてくれれば個人的には十分だったのだが、自衛のための銃はともかく、傭兵や戦車まで異世界に持ち込む展開はかなり抵抗感があった。ミツハ自身苦渋の選択ではあったのだが、物語の構想段階でなんとかならなかったものなのかなあ…。


<23位> D4DJ All Mix

評価:A-

お気に入りキャラ:出雲咲姫いずもさき

とにもかくにもブシロード頑張ってるなあという感心の言葉が口を衝いて出てくる。毎週のように新曲及びライブシーンが登場し、本コンテンツを「売ってやる」という意思をビンビンに伝えてくるのは流石の一言。それをストーリー上では、新ユニット「LyricalLily」主催の商工会の地域活性イベントで月替わりで各ユニットがライブを行うというこれなら自然だろと言わんばかりの強引な理由付けまでされた日には平伏するしかない。お家芸の3DCGセルルックによる作画も安定感しかなく、表面上は間違いなく仕上げてきたといった感じである。あとは、これが本当にファンのお眼鏡に適っているのかという点のみであるが、アニメしか追っていない中途半端な立ち位置の自分には判断しかねるところ。例えば、若干の偏りはありつつもキャラの出番は平等にあった気がするが、カップリングの妙とか言い始めたらどうなるのか?少なくとも自分は大きな不満点はなかったけど教えてエロい人。


<22位> 弱虫ペダル LIMIT BREAK

評価:A-

お気に入りキャラ:御堂筋あきら

ゴール真近になると1話で数百メートルずつしか進まなくなるのはお約束としても、後半クールはほぼ全てそんな感じでかなり冗長に感じた。加えて、純粋なロードレースのやり取りならまだしも、回想シーンが頻繁に入るので「またか…」感がハンパなかった。本作品のカップリングが腐女子の方々から絶大な支持を受けているという認識はあるが、卒業した先輩キャラも交えたここまで濃厚な”想い想われ”を見せつけられては狙ってないとか嘘だろ…と文句の一つも言いたくなってしまう(特に「坂道×巻島」が胸焼け度MAX(※表記順については深い意味はありません。))。とはいえ、ゴール直前のバチバチなやり取りとその後の歓喜の瞬間を見てしまうとなんだかんだ熱いレースだったなあ…とごまかされた気持ちになってしまうのはズルい(笑) あと、ゴール後に橘さんが坂道に抱き着いたのはもうそういうことだよね?誰も怒らないから早くくっ付けてほしい(無責任)。


<21位> 便利屋斎藤さん、異世界に行く

評価:A-

お気に入りキャラ:ラエルザ

このタイトルから“斎藤さん”を女の子だと期待していたのは自分だけではあるまい。それはともかく、『デュラララ!!』を彷彿とさせるような多角的かつシリアス成分も多めで血繁吹も舞うドラマチックなストーリー構成はかなり意外であり、改めて姿勢を正した視聴者も多かったのでは。しかし、それがエンタメの観点からハマっているかと言われれば微妙なところもあり、もう少し気軽に笑いながら見られる方向性の方が好ましかった感も。登場人物全員が主役であり、それぞれの人生にドラマがある。その影の部分に特に注力して描かれた構成には作者の信条が垣間見え、その中で地味な”便利屋”でありながら実直にその役割を果たす斎藤もあるべき姿の一つなのだろう。ヒロイン的な観点からは、(色々な意味で)脱いだらスゴいラエルザが斎藤に惹かれているのもそんな彼が報われるべきであるという思いの表れか。視聴者を代表して”グッジョブ!”とサムズアップしたい。

<20位> 人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

評価:A-

お気に入りキャラ:カラン

今週も様子見、今週も様子見…(以下略)となんだかんだ最後まで見てしまったという表現が相応しい作品。純粋な冒険譚として捉えるなら内容は虚無もいいところなのだが、そこに”人間不信”というスパイスが効いていることで、どこか暗澹とした雰囲気が常に作品全体を覆い、サバイバーズの面々が憂いを帯びた表情で一人物思いに耽る時間こそ本作品の見所なのではと思える独自の魅力を醸し出すこととなる。彼(女)らは、けして強い絆で結ばれたパーティーではないし、心に傷を持つが故にお互いに完全に心をさらけ出すこともできてはいないが、だからこそ今だけは一緒に過ごそうとする時間は殊更に尊く、いつ心が離れてもおかしくないからこそ貴重なものにもなる。そんな中での恋愛的要素も見てみたかった気がするが、それはこの先もお預けなのだろうか…?個人的にはEDが映像・曲両面でお気に入りで、実に本作品を”体現している”のが非常に良かった。


<19位> とんでもスキルで異世界放浪メシ

評価:A-

お気に入りキャラ:―

「食事シーンが美味しそうに描写されている作品は名作」を地で行く作品。深夜に見れば飯テロ間違いなしだが、「ネットスーパー」というamazon丸出しの色物チートスキルもこういう使い方なら大歓迎したい。我々にとってもなじみの深いエバラの「生姜焼のたれ」など、元の世界の庶民的な知識を存分に生かしたニヤリ間違いなしの展開はある意味異世界転生設定の本領発揮ともいうことができ、そういう意味では正しくその強みを生かした作品だといえるだろう。ただ、個人的に非常に残念だったのがその美味しそうな料理にリアクションをするのが(料理に対するサプライズは無い)主人公のムコーダと魔獣のフェルと従魔のスイのみになってしまっていた点。序盤の護衛メンバーの面々のように、やはり異世界の人間が我々の世界の料理に驚くリアクションが見たくなるのが人情というもので、視聴意欲も徐々に下がっていってしまったのは致し方ないのではないだろうか。


<18位> 不滅のあなたへ

評価:A-

お気に入りキャラ:エコ

不死であり人外の能力を有するフシであったが、王都レンリルにおけるノッカーの集中攻撃を受け徐々にその身体は限界を迎える。それでも、そこにいる人々を守り抜くためにボンシェンら仲間たち、市民たちと協力して戦う姿は真に迫っているが、結局はどこまでも”彼”一人の孤独な戦いなのかという印象は最後まで拭えなかった。ただ一人悠久の時を生きるフシと真の意味で対等に並びうる相手はいないのかもしれないが、そんな彼をカハクのように人知を超越した”神”として扱うのか、ボンシェンのようにあくまでも一人の”人間”として接しようとするのかは色々と考えさせられるところである。ボンシェンが命を賭して明らかにしたフシの死人を蘇らせる能力についても、フシにとっては一時のごまかしにすぎないように、エピローグとしてさらっと描かれていたのにも寂寥感は募った。ここからは「現世編」へ続く模様で、正に『火の鳥』を受け継ぐ作品といえるのだろう。


<17位> 解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ

評価:A

お気に入りキャラ:マリーカ

わざわざ(30代)と表記をする必要はあったのかという疑問は残るが、タイトルから盛大に安っぽさを醸し出しつつも内容としては存外悪くなかった。この一番の立役者は間違いなく村長の娘のマリーカの”可憐にして苛烈”(謎の既視感)で”母性に溢れる豊満”(こちらは既視感無し)なヒロインっぷりのおかげである。(そう示唆するシーンはあったものの)いつの間にか子供ができていたことだけは非常に残念だったが、そこはもう少し『弱虫ペダル』を見習うなどして深掘りした描写が欲しかった(ド直球)。前半のダリエルがラクス村で実力を認められながらほのぼのと過ごすパートが非常に良かったので、後半のバシュバーザ関連のバトルは余分に感じてしまったが、火の四天王2代に仕えたという時の流れとそこから生まれた確執こそ(30代)の意味でもあるし、きっと作者にとっては必要な描写であったのだろう。今更だけど、これ異世界ものじゃなかったんよね(勘違い)。


<16位> 陰の実力者になりたくて!

評価:A

お気に入りキャラ:ローズ・オリアナ

前クールに13話まで放送していたから全25~26話ペースかなと思っていたが、クール中旬にて20話でのいさぎよい放送終了は意外だった。全20話なんだから後は特別番組を挟みながらゆっくり制作すればいいやなどと考えずに放送スケジュールを遵守したのはある意味快挙であるが、ストーリーのぶった切り感は否めず、クールを目一杯使ってのあと数話の進捗も見てみたかった。特に後半戦はお気に入りキャラのローズが準主人公ともいうべきストーリーの中核への関わりを見せ、その波乱に満ちたドラマはこの先の展開も大いに気になるところ。しかし、てっきりシャドウガーデンの少女たちに人気が集中しているのだと思っていたのだが、ローズはけっこうな人気キャラだったのかしら…?個人的には彼女が”シド・カゲノー”に惹かれているのがツボだったので、”シャドウ”との繋がりが深まるのは複雑なのだが、もうあの頃のような展開は期待できないのかもしれない。

<15位> 虚構推理 Season2

評価:A

お気に入りキャラ:雪女

1期では「鋼人七瀬編」に長尺がとられていたが、やはり本作品は短編を連ねていく構成の方が断然好ましい。そういう意味では2期の構成はまさしく望んでいたものであり、どの話も見応えがあった。そんな中でも「雪女編」の完成度は殊更に高く、本作品史上最強ともいうべき雪女のヒロイン度はずば抜けていた。悠木碧さんの演技も抜群に良かったし、これを最初に持ってきたのはスタートダッシュの観点からも大正解やね。その後も各編で魅力的な女性キャラがまるでノルマでも課せられているかのように登場し、「事故物件編」の沖さんには雪女に傾いたはずの気持ちがかなりグラついてしまった(笑) 管理人は若くして不動産持ちでこんないいものをお持ちの恋人までいるとかどんだけ勝ち組なんだ…。いますぐそこを代わってほしい。”可憐にして苛烈”と形容される琴子であるが、今後は後者に焦点が当たることも多くなっていくのだろうか。3期はあるのかなあ…。


<14位> イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

評価:A

お気に入りキャラ:部長 須ノ宮

1期の感想でも『宇崎ちゃん』との比較をした気がするが、やはり長瀞ながとろさんは全くもって”ウザくない”ので断然こっち派。センパイ、長瀞さん共に相手を異性として意識しているのが終始明らかであり、素直になるべき時はきちんとお互い素直に、そして然るべき時には変に焦らさずにアワアワしながらもきちんと言葉にしてくれるのが大変結構である。2期では新たなキャラも登場し、姉瀞あねとろ、須ノ宮さん、折原さんと逸材揃い。部長推しだった自分としてはその卒業を非常に惜しんでいたのだが、その系譜を引き継ぐように突如生えてきた従妹の須ノ宮さんの登場にはいいねを100回ぐらい送りたい。これまでの部長も何の脈絡も無いタイミングで突如登場することが多かったし、読者人気高かったんやろなあと推測。これで3期があっても安泰やね。長瀞さんが柔道に復帰したことで俄にスポ根要素も加わったが、個人的には折原さんを応援したくなるからこちらはちょっと複雑(笑)


<13位> トモちゃんは女の子!

評価:A

お気に入りキャラ:群堂みすず

まずは何をおいてもトモ役の高橋李依さんの新たな境地の開拓である。その男勝りな演技には、初めてEDクレジットを目にした誰もが驚かずにはいられないだろう。かといって、しっかり”女の子”も滲ませてくるのはさすがのプロの仕事である。あまりにも淳一郎が気の置けない悪友みたいなノリで彼女に接するので、当初は本気で“コイツ、まさか女の子って気付いてないのか…?”と思ってしまったが、この二人の関係性については個人的にはギャグとしてもラブコメとしても実はそこまで刺さらず。それよりも、そんな二人を複雑な思いで見守るみすずと不器用な茶々入れ気遣いをするキャロルとの関係性の方が好きだったりする。『転生王女』のティルティといい、ダルそうな雰囲気から濃厚な”女”(≠女の子)と熱い友情を滲ませてくるキャラは実に良い。みすずの妖艶な髪のボサり具合や目つきの悪さもフェチ感を増幅させ、今期でもトップクラスにお気に入りのヒロインである。


<12位> 異世界のんびり農家

評価:A

お気に入りキャラ:ルールーシー=ルー

今期の異世界系作品の中では頭一つ抜けて面白かった。孤独な闘病生活の末命を落とした主人公が、第二の人生では異世界の森を開墾し村長としてコミュニティを広げていく様は非常に心温まるものがある。そんな風にのんびり農家生活を満喫しつつも新たな来訪者がどんどん登場し、より賑やかかつ文化的になっていき見ていて飽きなかった。そんな中でも、やはり最初のパートナーとなったルーの存在は大きく、「私一人じゃ体がもたないのよ」とティアを村に引き入れたのはやはりそういう意味だったのね(笑) さらにハーレムものとしての要素もあり、住民が女性ばかりなだけでなく、男性が移住する際も子供や趣味趣向の異なるドワーフであるなど”一夫”状態はあくまでも厳守。原作CMで盛大にネタバレしていたが、ルー一筋に見える主人公がこれからいかにしてティア(+他の住民?)ともそうなるのか(あるいは既にそうなっているのか)、わたし気になります!


<11位> 僕のヒーローアカデミア

評価:A

お気に入りキャラ:トガヒミコ

歴代のワン・フォー・オール継承者から能力を受け継ぎ文字通りヒーローサイドの最高戦力となったデク。しかし、かつてのオールマイトのようにその背中で民衆を導くには至らず、他の誰も巻き込みたくない一心から孤独な戦いを自らに強いてしまったのは彼の周りの人々をも傷付ける諸刃の選択だったのかもしれない。ただ、それもまた”男の戦い”として非常に強く勇ましく自分の目には映り、このまま救われなかった”彼”のIFストーリーも叶うなら見てみたい。オール・フォー・ワンによる「次は君だ」、お茶子による「彼のヒーローアカデミア」など様々な角度から心に刺さるセルフオマージュも映え、いよいよ物語も終盤戦の様相を呈してきたが、まさしく今を生きる少年達に向けた展開とかつて少年だった大人達に向けた展開の間で物語が揺れているように思えるのもまた事実。双方が納得できる結末は困難を極めるだろうが、このままの勢いで最後まで突き進んでほしい。


<10位> ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇

評価:A+

お気に入りキャラ:ヘスティア

作者が原作のあとがきでも”妖精ヒロインのトゥルーエンドに突入したい気分”になったと語っていたように、終始リューの独壇場だった『深章 厄災篇』。彼女とかつてのアストレア・ファミリアの仲間たちとの過去話は悲劇でありそして救いでもあり、ここまでの深掘り描写にはリリや春姫やウィーネなど歴代の悲劇のヒロインズも真っ青である。J.C.STAFFによる作画も相変わらずの安定感であり、アリーゼや輝夜らアストレア・ファミリアの面々を映像として見られたのは嬉しかったのだが、もうこれ以上は信者が喜ぶだけだよなあという思いはやはり拭えず、一介のファンとしてはあとは原作をしっかりと終着点まで描き切ってくれたらそれで十分なのだがというのが今なお変わらない正直な意見である。よって、数値上では高得点を付けざるを得ないものの次週が待ち遠しいというような高揚感にはいささか欠け、このギャップに共感してくれる同士を待ち望む今日この頃である。


<9位> ツルネ ―つながりの一射―

評価:A+

お気に入りキャラ:白菊乃愛のあ

やはり京アニにはいてもらわなくては困ると強く実感した。特にその作画・演出面については、CloverWorksを筆頭とした他社の飛躍があろうともなお追随を許さないクオリティを誇り(※ただし『明日あけびちゃん』は別格)、どうしてここまで繊細に指先一つの表現にまで拘れるのかという感嘆の溜息しか出てこない。京アニがいない時に他社の作品を見て、「これでいいんだ」と思ってしまった目をしっかりと覚まさせてくれたことに感謝である。ストーリー的な観点からも、1期の早気はやけに悩むみなとにかなりストレスを感じていたので、それを克服しようやく王道のスポ根展開が見られた2期の方が断然面白かった。なお、弓道はどちらかといえば女子に人気の競技であるイメージがあったのだが、現実にはその比率はほぼ均衡しているとのこと(男子がやや優勢)。そうなると風舞高校の部員比もなんら不自然ではなく、本作品が高校生男子たちの物語であるのも納得せざるを得ない。


<8位> うる星やつら

評価:A+

お気に入りキャラ:三宅しのぶ ラン

徐々に毎週視聴できるのが当たり前の感覚になっていたので、ここでひとまずは放送の区切りとなってしまうのを少し寂しく感じてしまった。自分の中では一歩一歩着実に評価を上げていった印象であり、”ひらがなの効果音”に代表される漫画的かつ留美子イズムを存分に内包する演出と原作の素材の良さを生かした素晴らしいキャラデザは琴線に触れ続け、歴代の留美子作品の中でも白眉のアニメ化だという評価は揺るぎそうにない。浅野直之氏はかの『映像研には手を出すな!』でもキャラデザを担当しており今後も要注目である。また、ここまで来て特に印象的だったのはランの可愛さとラムのなにげにクズな性格であり、幼少期のエピソード含めランがラムのことを目の仇にするのも然りと納得してしまったのは自分だけだろうか。テン、竜之介など2クール目から登場したキャラたちの演技ももれなくハマっており、もはや安心感しかないので2期が待ち遠しい。


<7位> ブルーロック

評価:A+

お気に入りキャラ:國神錬介

スポーツ作品において、「敗北」をどう描くかは非常に難しい問題である。主人公が負けてしまう展開はどうしたって盛り上がらないし、かといって「勝利」のみを描き続けても先の展開が読めてしまい興醒めになってしまう。であるから、いかに「効果的な敗北」や「意味のある敗北」を描けるかというのが作者の力量にかかってくる。その点において、本作品は中々に練られた描写がなされており、「負けても敗者復活の可能性がある」というブルーロックのルールを活用してその「敗北」を「成長」や「進化」という言葉に昇華させることに成功している。さらにそれを、主人公のみならずライバルキャラにも当てはめて描けているのは特筆に値し、最強格のキャラから一変、心が折られお荷物になりかけた馬狼キング悪役ヒールとして戦列に復帰させたのは特に見事だった。各キャラにファンが付く作品の宿命は重いだろうが、先の見えない「勝利」と「敗北」をこれからも大いに期待する。


<6位> お兄ちゃんはおしまい!

評価:A+

お気に入りキャラ:緒山みはり

一にも二にも、まずは作品の根底を支える作画の安定感が◎。これも動かしやすさを重視した良キャラデザのおかげやね。OPとEDの映像のワチャワチャ感も「こういうのでいいんだよこういうので」を地で行く素晴らしい仕上がり。そして、某可愛いわけがない妹系作品の影響でみはりがまひろを女体化させてしまったのも当初は妹萌えハァハァ的な悪ノリだと軽く捉えていたのだが、ストーリーが進むうちに兄の将来を本気で心配してのことだったのでは…と思えるように。けして自らもコミュニケーション能力が高いわけではないみはりが、自身の手が行き届くコミュニティにそれとなく引きこもりの兄を溶け込ませて社会復帰のきっかけにしてもらおうという実に深イイ話だったというハートフルな解釈もきっと間違いではないのだろう。総じて、表面上のキャラの可愛さとワチャワチャ感を存分に楽しみつつも兄妹の心情の深読みも可能な高次元でまとまった作品であった。


<5位> もののがたり

評価:S-

お気に入りキャラ:岐兵馬くなとひょうま

主人公の兵馬にそのビジュアルや付喪神への憎悪の感情含め、『進撃の巨人』のエレンと重なるものがあり、“強い主人公”であることが強い言葉に説得力を持たせているのがなかなか心地よい。本作品の魅力の根底には常に彼の存在があり、堅物な実力者でありながらも傍から見ればユーモアにも溢れるキャラ付けは大成功の部類だろう。故に序盤の婚礼調度たちとの和解がピークになるかと思いきや、その後のぼたんとのこそばゆい関係性や門守家との対峙など見応えのある展開が続き、右肩上がりに評価は上がっていった次第。ぼたんと共に暮らしているのが婚礼調度の付喪神であることから、物語終盤には(ED映像で示唆されているような)エモい展開が約束されているも同然で、バトルものとしてもラブコメとしても抜かりない作風に仕上がっているのは見事という他ない。こういう作品が定期的に出てくるから、ジャンプ系列の作品は侮れないんだよなあ…。


<4位> 東京リベンジャーズ 聖夜決戦編

評価:S-

お気に入りキャラ:三ツ谷隆

不良集団らしい流血沙汰や抗争といった血生臭く荒々しい展開は『血のハロウィン編』で一段落し、日向のみならずマイキーら東京卍會の仲間たちも救うために武道が奔走する人間ドラマの色が一段と濃くなり、思わず前のめりで惹き込まれてしまった。個人的に推しキャラの三ツ谷が隊長である弐番隊にまつわる柴兄弟のドラマもガッツリとハマり、大寿、柚葉、八戒は全員キャラが立っていて非常に良かった。武道のカッコ良さも日向の言葉を借りずともその背中から自然と伝わるようになり、腕っぷしはなくとも折れない真っ直ぐな信念で周りを引っ張る東京卍會の壱番隊隊長として皆に必要とされる存在になったのは感慨深い。相変わらず現代に戻るとまた新たな絶望が待っているのはお約束だが、今のところは「まだ続けてくれるんだ」という気持ちの方が勝っている。原作は完結したということで妙な引き伸ばしの憂いもないので、完結までの完全アニメ化を切に望む。


<3位> もういっぽん!

評価:S-

お気に入りキャラ:南雲安奈

柔道女子による熱血青春作品というどうあっても自分に刺さらないわけがない作風はある意味ズルいとしか言いようがないのだが、良いものは良いのだから仕方がない。競技そのものの魅力と作品としての面白さの境界線は常に曖昧であるが、もはやそんなことは些末な事だと言わんばかりに真っ直ぐに「道」に打ち込むその姿の眩しさには、思わず目を細めてしまった。1クール作品であったことが若干の懸念材料ではあったが、青葉西女子柔道部は部員数が少なく各キャラのバッググラウンドも自然に描かれ、要所を踏まえた緩急の効いた試合の描写も小気味よく、シリーズ構成の妙が随所で光っていたといえよう。後半の「金鷲旗きんしゅうき」が勝ち抜き戦であったのも燃える展開であり、未知の飛躍を筆頭に物語の山場に相応しい震える展開の目白押しで毎週画面に釘付けになってしまった。動機の不純さがもはや純情一路の域に達している安奈の活躍も熱望なので2期はよ。


<2位> お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

評価:S

お気に入りキャラ:椎名真昼

今期の個人的贔屓枠。隣に住む美少女ヒロインがなんだかんだ小言も交えながらもなし崩し的に主人公の世話を焼いてくれるというなんとも夢のような物語。ヒロインが無自覚小悪魔系なのではなく、きちんと理性的に主人公を“安全物件”だと判断して行動しており、主人公も生活能力が無いだけで根は誠実なのがポイントで、つまるところ視聴者にとっての“イラッ”とくる要素がきちんと最初から排除されているのである。もちろん、いつまでもそんな二人でいられるわけはなく、お互いのことを少しづつ意識し出して…というのが物語の肝でもあるわけだが、上記のとおりスタート地点を間違えなかったというのは殊更に大きい。それにしても、『フルバ』の透といい『多田くん』のテレサといい、石見舞菜香さんが演じるヒロインは完全に彼女色に染まってしまうわね。むしろ、そこが最高なので何の問題も無いのだが(笑) 真昼ボイス、甘~い!甘いよ、甘すぎるよぉ~‼(歓喜)


<1位> Buddy Daddies

評価:S

お気に入りキャラ:海坂うなさかミリ

バディによるドンパチな作風はそれ単独ではそこまで個人的に刺さる要素ではないのだが、そこに幼女のミリというイレギュラーな要素が加わることにより日常と非日常にメリハリがつき、コメディチックなシーンと殺伐としたシーンとが互いを補完し合う非常に良い化学反応を見せてくれた。バディもの本来の硬派な作風を好む人にとっては邪道なのかもしれないが、自分はこれで格段に見やすくなった印象。一騎&零による子育て奮闘記の様相も、かのホーム・コメディの名作『フルハウス』を彷彿とさせるようで、ミリの無邪気な明るさに振り回されながらも二人のダディにとってその存在が大きくなっていく様に時に涙腺を刺激された。”恋愛”や”ヒロイン”という重要視されがちな要素をあえて放棄し、”父と娘”という絆をコメディとシリアスの間で真っ直ぐかつ歪な絶妙なバランス感覚で描き上げた作風は特筆に値し、P.A.WORKSここにありと改めて唸らされた次第である。


<劇場版> グリッドマン ユニバース

評価:A

お気に入りキャラ:はっす

事前に前二作品の総集編が上映されていたので、新規オリジナルストーリーだと確信できていたのは僥倖。これって地味に大事なことなのよね。肝心の内容とはいえば、つまりは裕太と六花の関係性然り、本編では若干消化不良で終わった部分の補足と答え合わせ+前二作品の夢のコラボといった感じで、上映後には「これで…やり切っただろ…?」とあしたのジョーのごとく真っ白に燃え尽きた制作陣の姿が目に浮かんできた。個人的な見所は、ガウマがずっと引きずっていた”あの人”とのまさかの邂逅と、はっすのマスクと髪型がスタイリッシュになっていたところだろうか(後者は完全に「オレでなきゃ見逃しちゃうね」案件ではあるが笑)。そんなこんなで終盤の戦闘シーンなどはド迫力で見応えもあったものの、ストーリーの大枠では「うん、まあこんなもんかな…」といったところだったのはご愛嬌。最後のオチもそれを見越した制作陣の自虐ネタだったのかしら…?


<2023冬アニメ総評>


冬クールは劇場版作品の数が控えめな分、TVシリーズが数的な意味で豊作であった。大人の事情を考慮するなら、感染症の影響が大きくなる傾向のある冬に客足が鈍ることを懸念して、劇場版作品を公開するのをためらった制作会社が多かったのではと思われる。
逆に、巣ごもり需要を見越してTVシリーズの制作は狙い目になったと思われ、これがその物量に繋がったのではと個人的には分析している。

自分は金曜日の仕事帰りか土曜日の午前中に映画を見ることが多いのだが、今期は劇場版作品が少なかったのでその分時間にも余裕が生まれ、これまでなかなかプレイする暇がなかったノベルゲームもいくつか完走することができた。これは嬉しい誤算。

今期は異世界系作品が多かったのが特徴であるが、定番の無双バトル系作品のみでなく、元世界の知識を活用して異世界で成功を収めようとする様々なジャンルの派生作品も増えてきており、創作活動を行う方々のこの貪欲さにはある意味舌を巻いてしまう。

1クールを通じて、序盤から終盤にかけての評価の上げ幅が大きかったのは『もののがたり』『ブルーロック』『うる星やつら』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇』『異世界のんびり農家』。
逆に下げ幅が大きかったのは『とんでもスキルで異世界放浪メシ』『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』『大雪海のカイナ』『ノケモノたちの夜』『アルスの巨獣』。
この他の作品は、良いものは良くそれなりのものはそれなりに、初期の印象からそこまで大きな変動はなかったかと。

今期一推しのヒロインは「椎名真昼」(@『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』)、二推しは「群堂みすず」(@『トモちゃんは女の子!』)、三推しは「海坂ミリ」(@『Buddy Daddies』)。
天使様は本当に天使様すぎて、感想も「天使様マジ天使様」の一言で十分なんじゃないかと思ったぐらい(笑)
みすずはビジュアルも性格もドストライク。こういうダルそうでめんどくさい子ホント好き。
ミリはヒロインという括りは相応しくないかもしれないが、『SPY×FAMILY』のアーニャのように作品の魅力の根底を担う秀逸なロリっ子。このぐらいの年齢の子供の無邪気で可愛い面も可愛くない面も同時に描けていたのが非常に良かった。

その他、「雪女」(@『虚構推理 Season2』)、「ラエルザ」(@『便利屋斎藤さん、異世界に行く』)、「マリーカ」(@『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』)、「ルールーシー=ルー」(@『異世界のんびり農家』)、「ティルティ・クラーレット」(@『転生王女と天才令嬢の魔法革命』)など、魅力的なヒロインは多かった。
ちなみに、各クールの感想まとめ記事のサムネはこれまでもそのクールで一推しのヒロインであるので参考までに。

今期のOP/EDの楽曲で購入に至ったのは以下の2曲。
『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』OP【Official髭男dism「ホワイトノイズ」】

ヒゲダンによるアニメ楽曲は、やはり歌詞が抜群に良い。

追いかけてくる後悔が視界を塞ぐ前に
追いついた未来の端っこで何度もあなたを救い出すよ

【Official髭男dism「ホワイトノイズ」】

上記の箇所が特にお気に入り。原作を読み込みかつ言葉選びにセンスがないと書けない歌詞にいつも感心してしまう。ここがサビかと思いきや二段階で大サビに繋げるのも痺れる構成。原曲ではまた構成が異なっているのだが、そちらの方がより好みかな。

『人間不信の冒険者たちが世界を救うようです』ED【阿部真央「Never Fear」】

こちらも歌詞がとても良い。特に1番のメロディー部分が好き。物語の内容を知っているとめちゃくちゃ染みる。手描きの絵も一見雑に見えるけど描き込みはきちんとなされていて手抜き感は無い。物語とは関係のないバンドという素材を選んだのもセンスがあって、”楽しげ”と”寂しげ”を同時に表現しているのがこれまた染みる。

総じて、2022秋アニメにおける『水星の魔女』や『ぼっち・ざ・ろっく!』のように世間でも大いに話題となったキラータイトルはなくとも、全体的にレベルは高く大いに楽しめた。
最速で視聴していくと平日にもそれなりに作品数があり、いつもよりは土日のスケジュールに余裕があったのは非常に良かった。これって個人的にけっこう重要なことなので、毎回こうだと嬉しいのだが…。
あと、やっぱり全体の作品数が多すぎるのは気になるところ。2023春アニメにおいても相当数の作品が控えており、引き続き視聴作品の絞り込み作業には苦労しそう。この半分ぐらいの視聴数に抑えられたら他の媒体にも色々手を出せるのだが、現状はアニメの視聴で手一杯なので…。

ここまで読んでいただいた方は大変ありがとうございました。
今後の各クールの感想まとめ記事では、このように末尾に簡単な総評も記そうと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします。


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