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一度死んだから言えること!

◎さて

ここまで書いた事は、実は若干の時間の前後はあるんですが、一般病棟に来て1ヶ月の間にあった様々なことを、出来るだけ時系列で書いてみました。

私も少しずつですが、寝ている分には少しずつ元気になって来て、起き上がると動悸が激しいのは治っては無いのですが、なんか病院生活に慣れて来たって感じになって来ました。

もちろん様々な苦痛は相変わらず私を苦しめるのですが、余裕が生まれて来たのは確かでした。

そのせいか、自分の病室の周りの事も気になるようになって、よくよく観察しているとこの部屋のある最上階は、てっきりあのウイルス対策用の隔離病棟かと思っていましたが、どうやらそうでは無いとわかったのです。

日本人か華僑らしき人が、対面の部屋に入院しているらしく、そこへ家族や知り合いが続々と訪ねてくるのです。

オマケに廊下では大声で電話を掛けまくる。もちろん患者自身も漏れなく大声でかけている。その他の病室も似たようなもので、何かと声が聞こえる。

隔離的な病棟だと勝手に思っていたのは、私だけだと気付いたのです。

スマホも持ち込みは良いのか?と聞くと、「持ち込みOK」だとの事であり、それまでの不便な病院生活を我慢して来た事に腹が立ちました。

と言うかこちらから聞かないと、何も答えてくれないのは相変わらずなんだなと、改めて思い知らされた次第です(笑)

そんな頃に廊下で、総看護師長さんと事務長らしき会話が聞こえて来ました。私の部屋の前で立ち話をしているのです。

詳細は書けませんが、ざっくり説明すると病室の空きがこの階には多いので、なんとか埋めないといけないと事務長が相談を持ちかけていたのです。

転院前にその階を車いすで回ったので、よくよく観察できたのですが、そこは個室や家族も泊まれるようなVIP室ばかりで、ガラガラで殆ど入ってない状態でした。

別の日にPTにそれとなく聞いてみると、私のようなあのウイルスの患者も、すぐに転院していなくなるとの事で、そもそも空きが多いのはいつものことだというのです。

ニュースではベッド数が足りないとか言っているのに、実際にはガラガラだから経営的に困るので埋める算段をしているのです。

なので先ずは検査入院を積極的に医者が誘導して、空いてる部屋に入れると言う策を話していたのです。

私の部屋は当初個室と思っていたのですが、壁の一部に長い間カーテンが引かれてありました。とっても不思議に思ってはいたのですが、実はホテルのように隣と繋がっているのをベニヤで蓋していただけだったのです。

そこを急に取り外して、ただのカーテンだけとなり、すぐに検査入院をして来たご夫婦の声が丸聞こえ😢

私も血痰を飛ばして夜中に喘息症状出し、互いの事を考えて「また蓋をして下さい」と話したら、「何言ってるの!ここは個室じゃありませんよ。もしそうなら今の料金じゃ済まないんだから」と厳しく言い渡されてしまいました。

どこにも病室は空いてないと言いながら、適当なと言うかドライなやり取りが現場にはあったのです。

ホンマにええ加減な報道ばかりです💢

続く



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