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一度死んだから言えること!

◎この世界に来る前にしたこと

新年は迎え、呼吸不全も収まり九死に一生を得たのもつかの間、次に襲い掛かってきたのは2つの出来事でした。

一つ目は、全身に針を突き刺すような意味不明の痛みが、襲い掛かってきました。同時に恨みに声が頭の中に広がり、再び眠れなくなっていました。「やっぱり私はおかしいのだろうか?」と考えましたが、自分ではどうにも出来ず再び”まめ師匠”に尋ねました。

わたし 「この全身の痛みは何なのですか?」
    「生きる命を貰ったはずですよねぇ?」
まめ師匠「それはお前がこの世界に来る前にしてきたことへの恨みだ」
    「お前の正義も責任感もお前の立場においてのみ有効だ」
    「相手の立場で考えたことがあるのかな?」
    「お前の正義は相手の悪ということだ」
    「意識の世界では時間は関係ない。弱った今だから刺される」

わたし 「どうしたらいいのですか?」
まめ師匠「謝るのみだ。謝罪とはそういう事だ」
    「そこに病院内にあふれている恨み言が乗っかっているぞ」
    「朝まで眠らず謝り続けなさい」

つまり、私が行ってきたことは、私の立場に置いて正解であったとしても、それが恨まれることだと考えずに強引だったことで、かなりの恨みを買っており、それが復讐されているという事なのです。

私はこの世界にくる以前に、責任追及やその執行のようなことをしていたのです。まさに正義の立場だったし、それこそが存在意義でした。しかし、それをひっくり返されたのです。自分の視野の狭さというか、思い上がりや傲慢さがすべて返されてきたのです。

新しい命を貰うという事は、清算なしに済むはずはないという事を思い知らされた夜でした。そして様々な存在に対して、謝り続けました。もちろん今生の出会いのすべてにも。そして朝が白む頃には痛みはすっかりと消えて、いつのまにか寝ていたのです。

そして年末まで起きていた、頻繁な咳と喀痰が、気が付けばしつこく起きる事は無く、穏やかなものに変わっていました。

なのに・・・

続く



 

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