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318.会社の中での女性活躍の謎①

GWまったりしすぎて眠い眠い。

本日は、私が新卒以来なんとなく肌に合わないと思い続けてきた「会社の中での女性活躍」についてつらつらと思っていることを書きたいと思う。
つらつらなので何回かに分けます。
前提として私の会社は絵に描いたような「日本企業」なので、確かに上位職は男性が多い。
なぜ肌に合わないのか?
そもそも私自身ずっと共学だったのもあり、そもそも男女の違いなどを意識して、頑張る頑張らない、評価するしない、などを考えたこともなかったし、周囲が考えていると感じたこともなかった。意識するのは、本当に好きな人の話をする時とか、バレンタインで2月に準備するのは誰?とかそんなところだけだった。そういった中で、会社に入ると、「女性がどんどん活躍してほしい」「女性だからって甘やかさないからね」「今後は女性でも活躍する時代」などとかく女性女性言われる。‥いや、別に性別がなんでも、活躍したい人は活躍すればいいし、優秀で意欲がある人はどんどん影響力高まっていくだろうになぜ?と初めは疑問符ばかりだった。
そんな中、だんだん社会人歴が長くなり、いろいろなことを知るようになると、そっか、確かに、会社の上席者の奥さんは専業主婦の人も多いんだなーとか、頑張ってる女性の先輩が育休後に復帰をしなかったり、とか、「女性は試験受かりやすいしね」などの社内コメントとかも聞いた。そっか、私が上記のように男女の違いを全く意識してこなかったのも、私の経験に基づくもので、十人十色の景色があるんだなーと思った。

そんな中、昨今自分も管理職となり、世間でも「女性管理職を増やそう」「でも増えない、なんで?」ということで色々な書籍も出ている。
そもそも、この「女性管理職はなぜ増えないのだろう」という、社会を悩ませている問いの前段として、私にはまずこの問いが浮かんでくる。

そもそも「管理職」になることは、キャリアパスとして魅力的なのだろうか?

なんでこの問いが頭に浮かぶのかというと、少なくとも、会社の周囲の若手は、性別が何であれ「管理職なりたくない‥」という声もよく聞くためだ。明らかに私が悪いんだろうが、「上位職の働き方を見ているとしんどそうでなりたくない」とか、「そこまでフルコミットして頑張れる気がしない」とか、女性社員からしても、私に対する周囲の反応を見て「実力があって管理職になっても(気を遣っていってくださっています)、女性だからなれたんでしょとか言われるかもしれない、嫌だ」とか言われる始末。

では、私は「管理職って魅力的ですか?」という問いに対し、どう返すだろうか?というと、以下のような感じになると思う

私にとっては魅力的です。理由は2つ。まず、私は会社のビジョンに強く共感しているし、会社の課題も自分ごととして考えており、自分で行動しようと思っている。なので、管理職になることで裁量やチームメンバーの力、時間、お金などが得られるので、やりやすくなった。次に、私はチームのみんなの多様な意見を聞いて、面白い、引き上げたいと思うし、チームメンバーそれぞれが生き生きと働ける環境を作りたいと思っている。なので、それを仕事にできる今の状況は、それが他者(他の管理職)に委ねられてる環境よりは面白い」
※もちろん、そんな綺麗事だけではないのですが。

管理職になって得られるのは「裁量」(+その後の昇進のルート)。裁量を得てまでやりたいことがない人にとっては苦痛になってしまうと思う。
それに、自分がやりたいタイプの人にとっては、タイミングによってはチームメンバーが重荷になってしまう人もいると思う。

「魅力的?」に対しては、あくまで私の価値観ではお返しできるけど、その人がどういう人生を送りたいか次第で答えも十人十色だから、一概には言えないなー、と。

「女性管理職はなぜ増えないのか」の手前で、まず性別は気にせずに、社員に対しドンんな姿でいたいのか?問いかけ、会社が聞く姿勢を持つようにした方が、案外強い意志を持った管理職が増えるような気もします

ではこの先、社会のテーマである「女性管理職」を増やすにあたって、上記キャリア施策などでとりあえず「管理職になりたい」母数を増やしたとして、それら母数の中では多様性はうまく出せるのだろうか?

ここから先は次回のテーマとします。


お読みいただきありがとうございました

日々そんなことを思いつつも、企業の経営企画部門での経験やMBA取得、管理職経験などから、ビジネス、キャリアを軸としたコーチングセッションを行なっています。
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