みんな大好き!水木しげるさんの妖怪たち
8月のお盆ですね。六本木、東京シティビューで開催されている
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」に行ってきました。
「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの水木しげる先生、1922年生まれなので生誕100周年記念だそうです。
「ゲゲゲの鬼太郎」テレビアニメでよ~く見てました。
「朝~は寝床でぐうぐうぐう、楽しいな~、楽しいな~♪」
「夜~は墓場で運動会、楽しいな~、楽しいな~♪」
NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」もやってましたね。
私は以前、先生がお住まいだった調布市に住んでいましたのでとても身近に感じます。
月日が流れても、水木先生の妖怪たちは色褪せることがなく、現代ではたくさんの人に注目されているようですね。
美術館はビルの52階。入ってすぐの展示スペース。
見はらしのいい空間に大きな垂れ幕。そして妖怪たちのブロンズ像。
化け草履 かわいい!!
お馴染み、児啼爺 重そうですね・・・。😅
妖怪の総大将と言われるぬらりひょん。
ウエンツ瑛士演じるゲゲゲの鬼太郎、映画「千年呪い唄」を観に行ったな~、ぬらりひょんを緒形拳さんが演じてましたね~。
こちらもお馴染み、砂かけ婆。
大きな塗り壁が出没。
水木先生は、幼少期にのんのんばあから妖怪や死後の世界の話を聞いて育ったそうです。これは恐い・・・(-_-;)。
だけどそれが妖怪の世界へ入る扉だったのでしょう。
太平洋戦争で南方最前線に送られたときは、天狗倒しや塗壁(ぬりかべ)のような怪現象に実際に遭遇したのだそうです。
江戸時代の浮世絵師鳥山石燕『画図百鬼夜行』、民俗学の創始者柳田國男『妖怪談義』など、妖怪関連書籍も展示されてあります。元ネタとなったオリジナルの妖怪もなかなか趣があって良いです。
水木しげる先生独自のイマジネーションの力で、たくさんの妖怪が生みだされました。目に見えないモノをイキイキと描き出す想像力、本当に素晴らしい。
原画はよーく見ると、無数の細い線が描かれています。繊細さに驚きます。
1枚1枚ストーリーが浮かんでくるような絵たち。思わず笑ってしまうものも。
こちらは忙しい人に取り憑く妖怪。きっと、私にも取り憑いてる・・・。😑
「ゆるやかに進むことは、生を豊にする」
「みんなは妖怪感度が低いから気づかないだけ」
妖怪は自然界に存在する、あるあらゆるものだとも言えるのでは。
自然界の知性から学ぶべきことはたくさん。木や森は知性を持っている。
「目に見えない世界には、国境はないです」
どこの国の人も不思議なものを見る力を持っているのですね。
「日本にはない豊かさ」
日本はここのところ、おかしな方向に進んでる。
競争による効率を重んじ、物や人の商品化、使い捨て。
日本全体が百鬼夜行の様相、まさにそうですね。
本物が姿を消してしまうのは何とも残念です。
ちょっと恐くて可愛い、みんな大好き水木しげる先生の妖怪。
あなたのお気に入りの妖怪はいますか?
夏のひととき、妖怪たちと一緒に過ごしてみると不思議と心が楽しくなりますね。
ふっと、どこからかショキショキショキ・・・と聞こえてきませんか?
お読みいただいてありがとうございます。😊
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