正しく飲むととても良い飲み物です
牛乳は、日本人にはあわない?
だから飲まない方がいいと聞きます。
本当はどうなのでしょう。
そういえば、カルシウムを摂るためにも1日1本飲みましょうっていう風潮がありましたよね。健康食品の代名詞のように言われていた牛乳。
だけど、ホルモン剤の問題、農薬漬けの飼料で育った牛さん。
あれこれと心配の種は尽きませんね。
「牛のお乳は子牛のものだから人間が飲むのはおかしい」という声もあります。それを聞いて私も「確かに~」と思っていた時期もあります。
正しく飲むと優れた食品
いろいろな見解があるでしょう。身体の個性もあると思います。
ではアーユルヴェーダでは、牛乳をどう見ているのかについてご紹介しましょう。
アーユルヴェーダでは「牛乳は生命エネルギーに満ちた完全な食品」であるとされているのです。
身体のエネルギーバランスにもパーフェクトな働きをします。
質の良い牛乳を正しく飲めば、非常に健康に良いのです。
なぜならオージャス(生命エネルギーと訳されます)になりやすい食品で、わずか30分~1時間ほどで素早く吸収され栄養になるからです。
すぐに、生命エネルギーに変換されるのですね。
他の食品は、食べても最短で1日から2日はかかります。
もの忘れにも効果があります。
脳だけでなく身体全体の滋養にもなる非常に優れた飲み物です。
牛乳が悪影響になるのは、牛乳の質や飲み方が間違えているからかもしれません。
牛乳の正しい飲み方
正しくは
空腹時に、
あたためたものを、
単独で
飲みます。
つまり注意すべきポイントは
お腹がすいていない時は飲まない。
冷やしたものを飲まない。
他の食べ物と一緒に飲まない。
特に生の果物との組み合わせはいけません。
肉・魚と一緒にとらないように。
塩味、酸味と組み合わせないこと。
基本的には牛乳だけで飲むこと と覚えておきましょう。
他の食べ物とともに飲むことでアーマ(未消化物とか毒素と訳される)になりやすいからです。アレルギーの原因にもなります。
消化できないもの、つまり未消化物は「毒」となるというのがアーユルヴェーダの考え方です。
そういう意味では栄養素重視の学校給食は、アーユルヴェーダ的にはあまりおススメできないやり方と言えるかもしれませんね。
極力、他の食品と一緒にはとらないで、
空腹時に、あたためてというポイントを覚えておきましょう。
ただし、甘味のある穀物(ミルクがゆにするなど)や酸味のないドライフルーツ(レーズン、デーツ、いちじくなど)なら一緒に食べて良いと言われています。私は、たまにチャイにして飲んだりシナモンやジンジャーパウダーを入れております。
朝食を食べる時間が無ければ、あたためたホットミルクを。
夕方、ちょっとお腹すいたなあ・・・という時に。
お子さんのおやつ代わりに。成長期のお子さんの身体にとっても良い飲み物です。
もしハチミツを加えたい時は、非加熱のハチミツを選び、
牛乳を40度以下にさましてから加えます。
(ハチミツは加熱してしまうと体内で未消化物となってしまいます)
寝る前にホットミルクにギーをプラスして飲むのもおススメ。
ギーはご自宅で簡単につくれますよ。
ここに注意しよう
牛乳でお腹を下しやすいという方。消化力が落ちているなと感じる時。
あたためた牛乳をお湯で割ってお腹の様子をみながら飲んでみてください。
もちろん牛乳は好き嫌いやアレルギーがありますので、ムリして飲む必要はありませんよ。飲んだあと「頭が重たくなる」「体が重いな・・・」と感じる時は少量から。
ただし!極端に消化力が落ちている時は飲まないで下さい。消化できなければエネルギーにはならないばかりか逆効果だからです。
あと、ホルモン剤・抗生物質の問題をクリアした品質のよいモノを自分で見つけることも必要でしょう。
アーユルヴェーダは、栄養素を重視する栄養学とは異なる考え方をします。ちょっとわかりにくいですが、参考になる点を生活に取り入れてみてくださいね。
以上、参考になれば嬉しいです。
◆参考にした本・資料
「毒を出す食 ためる食」 蓮村誠
「もの忘れの9割は食事で治せる」 蓮村誠
お読みいただいてありがとうございます。
記事がお役に立てれば嬉しいです。自然こそ私たちのお手本。自然や周りの人を大切にする日本の心を取り戻したい。サポート大歓迎。