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モノをつくることについて、あるいは (散文詩)

 特にこだわりを持って取り組んでいます。着心地の素材だけでマスク着用率は4割程度。近鉄から来た永尾泰憲さんと3人で出かけるのがパターンだった。「オレも次は行くよ。ウクライナ難民の服を仕立てたあとに」本当は強いのに乾杯して少し話したら、もうベロベロになっていた。デザインと素材のバランスをチェック。阪神時代で思い出深いのは掛布雅之と過ごした日々だった。開幕だというのに戦雲たなびく欧州にいる。救援に向かったスペインのタクシー運転手たちの行動は同業者たちにも刺激を与えたようだ。服のデザインが決まったら、生え抜き連中とは距離を置いて、外様の2人と飲む。ときには海外にも足を運び、孤独な雰囲気は確かにあった。きっとあなたにも似合うはずです。戦争のある日常、ウィズ戦争の時代にしないために無視はできません。素材情報を集めることも欠かしません。移籍した1986年(昭61)から、遠征先では夜も一緒にいることが多かった。素材を一から開発。ぴったりなものがなければ、自らが袖を通すことで成績が思うように上がらなくなって、すぐに酔うことが多くなった。麦穂が揺れる道をシトロエンや三菱をどこまでも追いかけていた子供たちが懐かしい。メーカーさんととことん話し合いながら、まずは既存の素材からニュースがウクライナとコロナ関連に占拠されているのは日本と変わらない。
 服にぴったりと合うものを探します。


本詩は以下のものから裁断したものを加工して創作。
・スタイルマガジン「fufufu」
(株)ベルーナ 2022年3月発行 
・スポーツ紙「スポーツニッボン」2022年3月25日 コラム「我が道」24 及び「十字路」より

2022年4月2日 オリックスの勝利を観ながら

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