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ゆるゆると空を見上げる余裕-美しく暮らす-

職場の異動をして3週間目。まだ降りる駅に迷う朝。
今回の異動は不本意なことが多かったけれど、異動してよかった。

私は、仕事は忙しくてなんぼ、やることがあってなんぼ、と思っていたから、朝から晩までトップスピード、アクセル全開、アドレナリンも大放出。
そんな仕事のやり方をずっとしてきた。
もちろんヒマなときもあったのだけど、それはもう耐えがたき苦痛だった。

今回、異動してきた職場はゆるりとしている。
漂う雰囲気ものんびり、人も優しい。キリキリしていない。
今までの私なら「ひまだ。ひますぎる」と嘆いていたと思うのだけど、今回は、この「のんびり」を楽しみ尽くそう!

のんびりを楽しもうと思ったのには理由があって・・・
長い間一緒に仕事をしていたことのある元上司が、脚の手術を受けてリハビリをしているときのLINEのやりとりがきっかけ。
私以上に仕事も遊びも(ついでに反抗も)トップスピードだった兄のような上司がこんなことを送ってきた。

「少しくらい足踏みしても良いでしょう。
 つくづく感じましたよ。イケイケどんどんできる頃の心と身体はいつまで
 も続くわけじゃないんだよね。気負うことないんだよね」

このLINEがとてもとても心に響いた。
50歳を過ぎて、なんだか思うようにいかないって思っていたから。
今までだってやる気がない日はあったけれど、今のやる気のない日はなにもできない。トイレにいくのもめんどくさいくらい。
「更年期なのかなぁ」とつぶやくものの、その実態は分からない。
そんな時でも「ちゃんとしなきゃ」と思っていたのだけど、今は「足踏みしてもいいじゃないか」という気持ち。

仕事が忙しくないから、定時に職場を出て1駅歩くのは当たり前。
2駅歩いて友だちの誕生日プレゼントを探しに行ってみたり、本屋さんに寄ったり、知らない道を歩いたりする帰り道。
帰りの電車で友だちとやり取りしていたら「飲みに行こっか!」ってなって飲みに行ったり。
バリバリ仕事をしているときはアドレナリンが全開だから、「飲みたい!飲みに行きたい!!」と思って誘うも誰も行けなかったのに不思議。

駅から職場まで6分ほど歩く。
コーヒー屋さんをみつけたり、道行く人を観察してみたり、信号待ちでは空を見上げる。
前の職場は駅から1分だったのにって思っていたけれど、1分のときは空を見あげるすき間すらなかったな。

そろそろ本当に自分を大切にするときなんだ。
自分の時間を持ち、自分の意志で動く。
なにかに突き動かされてるより、自分の情熱で動きたい。
本は相変わらずたくさん読んでいるから、アウトプットしよう。

50歳からをファンキーに生きる。
Decided to have fun and go for it!


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