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選択的子なしのユウウツ:ロールモデル探し

ロールモデルがいない。
私はそんな風に考えていた。

「子なしで老後を迎えている女性」のロールモデルが欲しかったのだ。
私の母は私を産んでいるわけだし、その世代は子どもを産んで当たり前の世代だから。

でも、よくよく考えてみたらこの考えは間違っていたかも。
それについて今回は書いていこうと思う。

現在、再構築でやってきたことシリーズ記載中だけど、箸休め的に書きたくなったので。


そもそも、「子なし」に憧れてるのか?

私は現在、世間一般でいうところの「選択的子なし」。
生物学的には子どもを産む適齢期にも関わらず、妊活をした事がない。

そして私の周りに「子なしで老後を迎えた女性」のロールモデルがいないことに不満を抱いていた。

一応、親戚で子なしの50代の方がいるのだけど、その人は私にとってのロールモデルではなかった。だって、「40代で結婚」してるところが私と違うし、「人生に不満を持っていそうでいつも文句を言っている」から。

あれれ、ここまで書いていてお分かりの通り、
「自分と全く同じ境遇で、楽しそうに生きている、年齢的に先をいく女性」
を探していたのか?

自分に自分で不満を持っていた私は、キラキラに輝く将来の私を見せてくれる「何者か」が欲しかったのかもしれない。自分と全く同じ境遇の人なんていないのにね。

ということは、子なしで老後を迎えたことは必須条件ではなさそう。

自分にとってのロールモデルって

そうであるならば、子なしとか子ありとか、既婚とか独身とかのカテゴライズは関係ない。
「子あり」「子なし」のカテゴライズで考えていた自分を反省……

どうしても、「子なし」というマイノリティである自分は、同じカテゴライズの人を見つけたくなってしまう。子どもを持つのに怯えていながらも、子どもがいない自分をどこか恥じているような気がする。

多分、ロールモデルに求めるものは「自分らしく生きていること」。
それから、「自分の人生を他人に預けていないこと」。そこにカテゴライズはできるだけしないほうが良い。

ただ、自分が年老いた時にどうなっていくのかの不安はあるので、
「自分より年齢が30歳以上先を行っている」人を見つけたいな。

そう思っていると、そういえばいた。私にとってのロールモデル。

いたよ、ロールモデル。

その人は、私の知り合いの70代女性。
「子あり」の人なので勝手に対象から外していたのだけど、人間性がとっても好きで、自然とこうなりたいと思えていたのかもしれない。

その人は子どもがいるのだけど、子どもや孫の話はあまりしない。それよりも自分が何に興味を持っているか、今老後をどう過ごしているかについて教えてくれる。

経験上、結婚している人はパートナーの話、子どもがいる人は子どもの話をする人が周りには多くて、
「で、あなたは最近どうなの?あなたはどう思っているの?」
と聞きたくなる事が多かった。

その女性は好きなテレビの話や、終活(身辺整理の話)など、「自分自身」について話してくれる。それがとても面白い。それにその方はいつもニコニコしている。子どもや嫁や夫の文句にまみれていない。

子どもがいない私を気遣って話題を避けてくれているのだろうか?いや、というよりも、子どもも大事だがそれ以前に自分を大切にしているように見える、のだ。

彼女に「子どもがいるから」という理由だけであまり関わらないようにしてしまったら、今回ロールモデルになり得ると気づけなかったかもしれない。

結局、カテゴライズは関係ない

子なしの女性が周りにいなくて文句垂れるよりも、子ありだろうが子なしだろうが、「その人らしさ」に魅力を感じる人と付き合っていく方が良い。

ふーん。なんだかんだ私も、人と対峙した時その人の「職業」や、「子ありか子なしか」や、「既婚か独身か」など、カテコライズで勝手に振り分けたりしていたのだな。

それは、人付き合いを狭めていくからもったいない。
どうしても同族で集まってしまうところはあるのだけどさ。

妊娠、出産を経験している人のnoteも積極的に読んでみよう。
100人いれば百通りの考えに、まずは触れてみよう。
そこから、良い考えを受け取らせてもらおう。そうしよう。

「子なしの人はお断り」されないかという不安もあるけど、それは子どもを持つ人みんながそうなのではなくて、その人がそういう人だっただけのこと。
でも私は、「子ありに攻撃された!」とか言ってバカデカ主語に考えがちなんだよねぇ。

気をつけよう。

おわりに

サクッと書いたけども、良い気づきがもらえた。
キーボードを持った時は、「箸休め書きたいけどどうしよう」と思ったけど、結局最後には気づきをもらえる。

言葉と文字を持つ、人間という生き物で良かったと思える瞬間であった。


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