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夫婦再構築のためにやって良かったこと① 離婚届を書く

今回からの記事はこちらの補足。

私たち夫婦が再構築のために「行動したこと」についてひとつひとつ書いてみようと思う。


表題の通り

私たちの再構築はここから始まったと思う。
なんだかんだやる前に「まず離婚届を書いた。」

なぜ離婚届を最初に書いたのか?正直、当時は必死で理由なんて考えていなかったが、改めて整理してみる。

  • 私は夫の浮気やアルコールに対して何年も前から恨みを溜めていたので、「いつか離婚するかもなあ」とぼんやり思っていた。プッツンと糸が切れたので、それを形にしてみようと思ったから。

  • 口で「離婚してやるー」と言っても良かったのだけど、それじゃ本気度が伝わらないと思ったから。

  • 再構築を始めてみて、本当にうまくいかなくなったら離婚すればいいや、というお守りを目に見える形にしておきたかったから

こんなところだろうか。実際、2人で沈黙の中離婚届を書いたのだけど、結果としてあの行動は必要だった。

離婚届を書くという行動

口で「離婚してやるー」というのと、離婚届を書くと言う行動は全く重みが違うと思う。

「書く」と言う行動は実際に文字として自分の目に飛び込んでくる。
相手が書いているのを静かに見守っている時、いろんな思いが駆け巡る。
出来上がった離婚届を手に持った時、重みや紙の質感を感じる。
夫と自分の字の違いや、婚姻届との用紙の違いに気づく。

たかだか紙1枚に名前と住所などを記載するだけ。
でも実際書いてみると気づくことがたくさんある。

何より
「これを出してしまえば、この人とはもう本当に戸籍上の家族ではなくなる」
と言う実感が、ピリッとした緊張感と嫌だったらいつでもやめられるという安心感の両方を連れてきた。

離婚を実感しながら結婚するなんて

夫は、離婚するなんてつゆほども考えたことがなかったらしい。
実は私も、「離婚するかもなあ」なんて思いながらも離婚届を書くまで本当に離婚するなんて思ってなかったのかもしれない。

彼氏彼女と違って、結婚したらそう簡単には離れないでしょ。

そんな慢心が2人の間に漂っていたのだろう。
その慢心こそが夫婦問題の原因だった。

結婚は慢心するための道具くらいに考えていたのかも。
もう結婚したら、安泰だから…って。むしろ慢心したくて結婚したのか?
メンテナンスしなくて良い人間関係などないはずなのにね。

離婚されるかもと怯えながら結婚生活を続ける必要はないのだけど、
結婚したら「離婚もお互いの選択肢にあっていい」。

これを意識しないと、夫婦関係のメンテナンスを怠るようになる。
相手が他人だということを忘れてしまう。
尊敬の念を持って対峙することができなくなってしまう。
こんな当たり前のことを、私は離婚届を書かないと気づけなかった。

わざわざ離婚届を書かなくたって、尊敬の念を持って接する努力ができている夫婦もいるだろう。
私は未熟者で、実際に行動に移してみないと気づけないことがたくさんあった。

だから、離婚を意識して結婚生活を続ける。矛盾しているようで大切なことなんじゃないかと思う。

今、離婚届はどこに

現在、2人で書いた離婚届は私の自宅に保管している。
私は役所に不受理届を出しているので、夫が1人で勝手に出すことはできない。
夫にも不受理届を出す権利はあるが、していないようだ。

まだまだ再構築の最中。
この紙は2人にとってお守りでもあり、最後の細い糸でもあり。
夫婦が他人であると認識させてくれる大切なものだ。

出しに行く時は、2人が納得した形で、2人で出すと決めている。
死ぬまで出さないかもしれないし、いつか出しに行く日が来るかもしれない。

その日までは、今日できることを粛々と。
まずは自分を大切に。それから他人である夫を大切に。

こういう気持ちをタイピングして形に残しておくことも、私にとっては再構築の一環だ。
でもSNSに投稿するよりも大切なことは「夫と直接対話すること」。

夫と対話して、その度に他人であることを実感して、お互いの考えを否定も肯定もしない。(たまに共感する)
他人だからこそ、お互いを知るために対話する

こんな感じで再構築を続けていけたらいいなと思う。

再構築に一役買ってくれた「離婚届」。
私にとってこれが婚姻届よりも大切な紙になろうとは、ね。

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