セルを点滅させる注意喚起VBAの導入方法
事務仕事ではいろんな書類作成があります。書類作成の中には、これだけは絶対に忘れないでほしい!ここだけは絶対にミスしちゃいけない!という重要事項がいくつかありますよね。
このような失敗を未然に防いでくれるのが、注意喚起VBAです。
このnoteでは、注意喚起VBAを仕事でお使い頂けるようにVBAの詳細説明、編集方法について詳しく紹介しています。
記事の最後で注意喚起VBAが設定されたエクセルファイルをダウンロードすることが可能なのです。仕事で使ってみたい!セルを点滅させるなんて面白い!と少しでも感じた方は是非ダウンロードして使ってみてください。
注意喚起VBAとはどのようなものか紹介
注意喚起VBAには大きくわけて3つのVBAが設定されています。
・セルを点滅させるVBA
・点滅を5秒間一時停止するVBA
・点滅を完全に停止するVBA
動画では、3つの注意喚起VBAがどのような動きをするか詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
注意喚起VBAの使い道
VBAが設定されたボタンをクリックするだけで注意喚起VBAを使うことができます。
1.セルを点滅させるVBA
2.点滅を停止するVBA
3.点滅を一時停止するVBA
一時停止の時間を5秒間に設定しているが、長くすることも短くすることも可能です。
セルを点滅させるVBAについて
Sub Timer1()
Range("D7") = "注意喚起"
Range("D7").Interior.Color = RGB(255, 255, 213)
Range("D7").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
If Range("D7").Interior.Color = RGB(255, 255, 213) Then
Application.OnTime Now() + TimeSerial(0, 0, 1), "Timer2"
Else
Application.OnTime Now() + TimeSerial(0, 0, 1), "Timer2"
End If
End Sub
2行目・・・D7セルに「注意喚起」というテキストを入力
3行目・・・D7セルの背景色を黄色にする
4行目・・・D7セルのテキストを赤にする
5~9行目・・・D7セルの背景色が黄色のとき、Timer2を起動
Sub Timer2()
Range("D7") = "注意喚起"
Range("D7").Interior.Color = RGB(0, 0, 0)
Range("D7").Font.Color = RGB(255, 255, 255)
Dim stime As Date
stime = Now() + TimeSerial(0, 0, 1)
If Range("D7").Interior.Color = RGB(0, 0, 0) Then
Call Application.OnTime(stime, "Timer1")
Else
Call Application.OnTime(stime, "Timer2")
End If
End Sub
2行目・・・D7セルに「注意喚起」というテキストを入力
3行目・・・D7セルの背景色を黒色にする
4行目・・・D7セルのテキストを白にする
6行目・・・変数stimeに1秒を設定
7~11行目・・・D7セルの背景色が黒色のとき、1秒後にTimer1を起動
点滅を停止させるVBAについて
Sub 停止()
Dim stime As Date
stime = Now() + TimeSerial(0, 0, 1)
On Error Resume Next
Call Application.OnTime(stime, "Timer1", , False)
Call Application.OnTime(stime, "Timer2", , False)
End Sub
5行目・・・Timer1をリセット
6行目・・・Timer2をリセット
点滅を一時停止させるVBAについて
Sub 一時停止()
Dim waittime As Variant
waittime = Now() + TimeValue("00:00:5")
Application.Wait waittime
End Sub
3行目・・・変数waittimeに5秒をセット
4行目・・・5秒間VBAを停止
注意喚起VBAの導入例
私の職場ではいろんかエクセルファイルに注意喚起VBAが導入されています。
・操作ミスが多いエクセルファイルへ導入
操作が必要なセルを点滅させるために注意喚起VBAを使用します。セルが点滅し目立っているだけで注意して作業することができます。
特に、今まで何回も操作ミスをしている作業に導入すべきです。
何回も操作ミスが発生しているということは人間の注意力だけでは防げない!ということです。
注意喚起VBAを使ってどんなことに気をつければ良いのか!を目立たせて表示するだけで操作ミスを減らせることができます。
・入力処理が多いエクセルファイルへ導入
入力処理忘れ防止のために注意喚起VBAを使用します。入力箇所のセルが点滅していれば残りの作業量をすぐに把握することができます。
「点滅しているセルに何か入力されると点滅を停止する」という条件を付け加えると、更に便利になります。
・周知事項があるエクセルファイルへ導入
周知事項を残したいとき、背景色を変更やコメントの挿入がよく使われます。しかしこれらの処理は時間が経つにつれて見慣れてしまい目立たなくなってしまいます。
注意喚起VBAを使えば周知事項を目立たせることができます。これで周知事項を見慣れてしまう!という問題を解決することができます。
注意喚起VBAのダウンロード
上記で紹介している注意喚起VBAが設定されたエクセルファイルをダウンロードして使って頂けます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?