また心の爆弾がやってきた。
あれ。急に現実に引き戻される感じがする。
これはなんなんだ。
喋るだけでイライラするし
何でもかんでもイライラする。
同棲中の彼氏がコロナになった。
私は社会人から学生になった身なので、
学校に連絡して自宅待機。
熱が39度も出てしんどそうなので、
できる限りのことをする。
一回彼氏が浮気をしていたから
こういうできる限りのことをしようと
尽くすモードに入るときは必ず、
「これでまた浮気されていたらなんて惨めなんだろう」という気持ちになる。
それが態度に出るようで
疑ってる?といわれる。
彼氏は非常に察しがいいため困るのだ。
私が顔に出やすいからなのか?
なんせ、すぐに
なんでもかんでも気がついてくる。
そしてちゃんと携帯をみせてくれる。
めんどくさがらないのは偉い。
だが!そもそも疑うことを知らなかった私が
こうなったのは彼氏の責任もある。
当たり前だろ!という強い気持ちでもいる。
今の彼氏と付き合うまで、
私はとにかく
付き合った相手に合わせるタイプだった。
自分を如何様にも変容させることができるので
もちろん喧嘩も特にしたことがなかった。
でも、そのうち「もうダメ!」と爆発して
本当に急に、別れを切り出す爆弾女。
それが今の彼氏と出会う前の私だった。
しかし彼氏と付き合ってから、
「そのままで良い」という
彼氏の言葉掛けや態度のおかげで
土の奥底に押し込められて、
忘れ去られた自己肯定感が少しずつ育った。
そして、
花を咲かすまではいかないが
芽が出て茎が育ってきている。
爆弾はいつの間にか手放していた。
昔なら浮気されたとしても、
仕方ないと思っていたかもしれない。
あんまり気にも留めていなかったかもしれない。
でも今の彼氏が
私の自己肯定感を育ててくれたからこそ
浮気をされた時、怒ることができた。
その後、なんやかんや嫌なことがあっても
ちゃんと喧嘩することができるようになった。
浮気されても仕方ない
から
浮気しないでよ。
なぜなら嘘つかれるのも嫌だし、
何より私が嫌だから。
そう言えるようになった。
自分が嫌!これは立派な怒る理由なのだ。
そもそも
生涯私だけを愛して!
よそ見しないで絶対に!
というのは非常に贅沢なわがままだと思うのだ。
でも今は別に言ってもいいだろうと思っている。
そう言えるようになったのは
彼氏に愛情を与えてもらったからだ。
だからいいのだ。
声を大にしてそう言っても別にいい。
そう思えるようになった。
それがこのコロナの看病で
また爆弾を拾ってきて
チャッカマンを探している。
そして気づくのだ
あー!また爆弾もってるやん!って
危ない危ない。
この爆弾はどこからきているのか。
爆発させるほどのことなのか?と。
冷静になりなさいと自分に言う。
爆発してしまったら終わりである。
なにをやっても冷めて冷めて冷め切って
どんなに愛を与えてくれても心温まらない。
自分で自分の心を冷凍庫にして
器に冷風を吹き付けて、
なにもかもが絶対に嫌なのだと
無意識下にまで染み込ませる。
爆発後には必ず氷河期がやってくる。
もう26年生きてたから、
そういう自分の傾向を嫌と言うほど知っている。
だからこそ気がつくことができた。
爆弾を!今!持っている!ということに。
今からこの爆弾を処理しなければならない。
はーい!爆弾処理班集まってー!
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