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新規事業 キャズムとは?

今回は、新市場に対して、新たな商品・サービスを導入(=新規事業)に、重要となる指標についてまとめたいと思います。

まず、前提となる理論の”イノベーター理論”について、
その後、”キャズム”についてまとめたいと思います。


イノベーター理論とは?

以前上記のnoteで、プロダクトライフサイクルをまとめましたが、
主に導入期・成長期には、「イノベーター」「アーリーアダプター」の2タイプのユーザーに注目すべきと考えられています。

イノベーター(Innovators)[市場全体の2.5%]
新しいもの好きともいわれ、イノベーションや新製品を最初に採用する層
・新しいものに対する旺盛な好奇心
・事実にもとづく情報に関心が高い
・新しいものを理解する能力、不確実な状況に対する対応能力をもつ
・一般の人がまだ知らない、新しいことに対する知識や経験が豊富
・周りから一目置かれていることが多い
アーリー・アダプター(Early Adopters)[市場全体の13.5%]
イノベーターに次いで新製品を早い時期に購入する層
・市場においてオピニオン・リーダーとしての役割も果たすことも多い
・直感と先見性を持つ
・新製品を採用することでこれまでの不満や問題を一気に解消するようなブレークスルーを求める
・小さな改善はあまり求めない
・現実的に利用可能かどうかを重要視する



キャズムとは?

キャズム
1998年に書籍で発表された「イノベーター」「アーリーアダプター」を合わせた市場全体の16%を超えればその製品が市場で爆発的に成長するという考え方
(技術ベースの製品・サービスを対象としているが、コンセプトそのものは技術依存性が低い製品・サービスにも使える)

“キャズムによる市場全体の16%、つまり、6〜7人に1人使えば、その製品が爆発的な成長をする”といわれています。



どう”キャズム”を乗り越えていくか?

東京大学エッジキャピタル パートナーの
井出 啓介さんは、"キャズムを乗り越えるために以下の指標を徹底的なヒアリングをして市場をサブ市場に分けて、プライオリティづけすべき"と言っています。 

①自分の既存製品の付加価値創造度(=顧客の痛みをどれだけ解決できるか)
②規模(痛みを持った顧客の数)
③参入容易度(バリューチェーン構築やカスタマイズの度合い、顧客の心理的ハードルなど
④他セグメントへの移行容易度(汎用性の担保)

また、自身の起業経験から、“顧客導入クライテリア(導入基準)の調査不足とそれに起因するリソース配分”に気をつけるべき”ともおっしゃっています。

新規事業を成功させるためにまさに覚えておきたい指標となりますね。
優先順位をつけて、施策を深めていきましょう。

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(参考)
キャズムを超えるためのマーケティング戦略とは?
https://globis.jp/article/866

http://braindump.jp/にブレインダンプの記事をまとめております。 ユーザーの皆様の目標達成に役に立つアプリであることを目指して誠心誠意取り組ませていただきます!!