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日常生活に役立つ脳の知識

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日常生活に役立つ脳の知識についてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。
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2021年6月の記事一覧

【相手が行動を起こさないのには理由があった?フォッグ式モデルとは!?】

消費者が購買や申込などの行動をするために
必要な要素の相関関係を表したもの

B(行動)=M(モチベーション)×A(実行能力/行動障壁)×T(トリガー)

(スタンフォード大学 ビー・ジェー・フォッグ)

【極限の集中状態でストレスと失敗の恐れに打ち勝つ】

目標が明確で迅速なフィードバックがあり、
行動の機会(チャレンジ)と行動の能力(スキル)が釣り合っている時に
フローの状態に入る

『ストレスと退屈の合間が最高のパフォーマンスに』

(フロー状態 ミハイ・チクセントミハイ)

【在宅中に1度自分のやる気スイッチをオンにしてみるべき理由!?】

人は自らの口でカウントダウンするなどによりドーパミンが出る。
(メル・ロビンズ)

つまらないとか面倒と思っていることでも1度始めてみると
ドーパミンが脳の側坐核を刺激してやる気が出る
(作業興奮 クレペリン)

【私たちの脳は一度にできるタスク量が限られている】

前頭前野が担うワーキングメモリーは一度にこなせるタスクが限られ、
シングルタスクの方がパフォーマンスは高まる。

『マルチタスクができる人は脳のワーキングメモリーの切り替えが上手い人』

(エヤル・オフィル)

【目の前のやる気を高めるためにドーパミンを増やすには?】

やる気を引き出すドーパミンを増やすには

小さな達成感を得る
達成する/クリアする/終わらせる

『部屋の掃除をしたり、小さなタスクをこなすことから始めるのも効果的です』

(アンダーズ・ハンセン)

【集中して何かを判断する、ノルアドレナリンを増やすには?】

注意力・集中力・判断力を引き出すノルアドレナリンを増やすには

-締切を設定する
-適度なストレスの状態に自分を置く(ヤーキーズドットソンの効果)

『運動も、脳の血流・脳細胞が増え効果的』

(アンダーズ・ハンセン)

【心を落ち着かせたい場合にセロトニンを増やすには?】 幸福感・安心感を感じるセロトニンを増やすには ⑴日光を浴びる ⑵単調リズム運動をする ⑶咀嚼をする 『定期的な週3回40分以上のランニングで心拍数をあげるのも効果的です』 (アンダーズ・ハンセン)

【風変わりな夢を見るのは日常が退屈な証拠!?】

脳は毎日似た状況に慣れると
未知のパターンに対して十分に備えられない(過剰適合)

夜間にランダムで風変わりな夢を見ることで
習慣を超えた状況のトレーニングが可能となる

(オーバーフィット脳仮説 タフツ大学 エリック・ホエル)

【大脳生理学に基づく自己分析で自分の利き脳がわかる?】

論理・理性脳:左大脳半球
堅実・計画脳:左側辺縁系
冒険・創造脳:右大脳半球
感覚・友好脳:右側辺縁系

『50以上の論文引用実績があり、仕事の適性を把握するのに役に立ちますね』

(ハーマンモデル ネッド・ハーマン)