整理収納よもやまトーク・片付けなさいという前に「定位置」の効果を知ろう
整理収納アドバイザーふじはらあきです。
今回は以前開催した「整理収納☆大人のお片づけ講座」の参加者様の感想をご紹介します。※一部抜粋、掲載許可済
40代・女性 K様
今日はありがとうございました。
自分ではいつかやろうと思いながらも、もったいない、誰かにあげられるかも、と整理を先延ばししていました。
専門の方からお話を聞き、すごく心にささりました。
今なら実行にうつせそうな気がします。
子供にも「片づけなさい」と言ってしまいますが、「片づける物の位置が決まっていないと片づけられない」ことに納得しました。
頑張って場所作りから始めようと思います。
整理収納を語る上でよく出てくるのが、
まさにこの「片づける物の位置」つまり、
定位置 です。
整理収納作業ではこの定位置作りに始まり定位置作りに終わると言ってもいいぐらい。モノを全部出すのも、モノを分けるのも、モノを減らすのも、すべては使う物に定位置を与えるための準備作業です。
そして、よく使う物が定位置に収まっていると
①探さなくていい
②出しやすくしまいやすくなる
③ストック量が把握しやすい
④モノの情報が共有できる
などのメリットが得られ、家事はうんと楽になりますし、時間も驚くほど短縮できます。さらに毎日の行動に自然とルーティーンがうまれ、お部屋の見た目だけでなく生活も整ってきます。
講座でも毎回お話しするのですが、
関西では片づけることを なおす と言います。
これいい言葉だと思いませんか。
なおすということはですよ、つまり、
もともと位置が決まっているということです。
だって位置が決まっていないものはなおせませんよね。
元あった位置に直す、からなおすんです。
定位置が決まっていれば、子どもでも簡単に片づけることができる、なおすはそれをわかりやすく表している言葉だと思います。
子供に対して「片付けなさい」と言っていませんか?
片付けなさいには主語がありません。
「どこに」「何を」「どうやって」明確に指示をしなければ、子供だって大人だって片付けることはできないんです。
なら何て言えばいいのか。
「○○をもとの位置になおして」これならOKです。
大人がすることは片付けなさいというのではなく、なおす位置を決めてあげることなのです。できれば子供さんと一緒に決めてあげてください。
自分のモノを自分で管理するというのは自立につながる大きな一歩です。
言葉遊びのようですが、でも考え方ひとつ。
そして考え方ひとつ、心がけひとつでお家は変わります。
ちょっと靴をそろえる、
使ったティッシュはゴミ箱に入れる、
リモコンをそろえる、
壁に貼ったプリントをはがしてみる、
そんな些細なことからでもお家を整えるきっかけにつながります。
そして、それに気づくことが一番大事だと、私は考えています。
私ははその気づきときっかけを与えるお手伝いができればと思って活動しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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