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詩「キンモクセイショウトツ」

花に無関心なあなたが
よい香りだねとつぶやいた金木犀って
惑星と惑星を足したような名前だったから
これからなにか壮大な物語が始まる予感がしたよ

金星と木星が
ぶつかるくらいの衝撃で別れがやってきて
皮膚からかさぶたがはがれてゆくように
なみだが落ちたばかり

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