自己肯定感

アダルトチルドレンだと、自己肯定感が極端に低く、その反動で承認欲求が強すぎる人って多いのではないでしょうか。

自己肯定感が低く、どうせ自分なんて・・・と思いながら、関わっている相手のネガティブな面は自分のせいだと思いがち。

例えば相手の機嫌が悪いとき、…何かしてしまったかな、何か気に障ること言ってしまったかな。とか。

母親が機嫌の悪いときは自分のせいにされたり当たられたりしていたので、全部自分のせいだと思ってしまう。


結婚するなら、穏やかな人がいいと思っていました。

穏やかな人だと取り乱したり、機嫌が悪くなったりしないから、自分を責めなくてすむ。

主人と結婚する前に長く付き合っていた人は、私より立場が強いことをアピールし、支配するような人でした。

私は一人では何もできないように感じましたし、責められたり馬鹿にされることも多かったので自信をなくしていきました。

彼に思われている自分に価値があったので、別れれば自分の価値なんてなくなってしまう。

友達に別れろ別れろといわれるうちに、あれ?おかしいのかな?とやっと息苦しい自分に気づき、離れることにしたのでした。


そんなこともあり、結婚は絶対穏やかな人がいい。もう傷ついたり自分に価値がないなんて過度に思うことはしたくない、と思いました。


主人は基本的に穏やかな人ではありますが、やはり機嫌が悪かったりそっけない時もあります。


でも、主人と関わってから、その人にはその人の感情を表現する自由があるんだと気付いたのです。

もちろん、それを理由として元彼のように私のことを否定したり立場の違いをアピールしてはいけないと思います。

ですが、私の言い方や態度が主人の気に障り、それを主人が機嫌の悪さで表現した場合、それにはちゃんと話をして私の悪いところは主人にきっちり言葉で謝ればいいだけで、だから私には何の価値もないとか、私のせいでいつも主人の気分を損ねてしまうとか、そこまで考える必要はないのです。

そんなシンプルなことに、やっと最近気がついてきました。


私のせいかもしれないけど、私の存在のせいではない。


そんな感じでしょうか。


私は自分の感情をそのときにそのまま表現するのが苦手で、つい平気なふりをしてしまったり、怒ることができずに後で悲しくなってしまったりします。

表現したことを受け止めてもらえるのかまだ自信がないんだろうなとも思いますし、受け止めてもらえたら甘え切ってしまって嫌な人間になってしまうとも思います。


妊娠して、こんな自己肯定感の低い私が子育てをしたら、子どもという存在に自分の承認欲求を重ねてしまって、子どもを苦しめてしまわないだろうか。

子どもが、自分の期待と違う行動をとったとき、そのことを責めてしまったり自分が恥ずかしいからと自らの考えを子どもに押し付けてしまうのではないか。


そんな怯えもあります。


主人と関わって新しいことに気付く一方、子どもが産まれるまでには学ぶ期間が短すぎます。


やっぱり、自信は全然ないです。

できるだけ、私の言葉は子どもに入れず、主人の言葉かけだけで育ってほしいなんて思ったりもします。

無事に産むことが今の私にとっての大きな仕事だと思うのですが、子どもにはできれば私みたいな人間には育って欲しくないです。

のびのび、子どもらしく、感情を自由に表現できる世界を教えてあげたい。

でも、私はその世界は理想であるだけで知りません。いや、そうすればいいだけなのかもしれませんが怖くてまだできません。


こんな私が親になっていいのでしょうか。

主人は、私ではなくもっとまともな人間と子育てをすれば、すごくすごく幸せな子どもが育つだろうなとも思います。


まだまだ、主人の妻であることにも、母親として生きていくことにも、迷いしかないのかもしれません。