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「キャプテン・マーベル」アベンジャーズ・エピソード0 なぜアベンジャーズが作られたのか

ふんわり情報

2019年公開、アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督、主演ブリー・ラーソン

感想

MCU21作目。2019年のGWにMCU一気見を始め、5月30日に『アントマン&ワスプ』を見終えて6月5日デジタル配信!と言われていたキャプテン・マーベルを今か今と待っていたら、レンタルはなくて購入のみ…悩んだけどここまで頑張って見たから買いました…全てはエンドゲームを映画館のスクリーンで見るため…!!!

ブリー・ラーソンは『ショートターム』と『ルーム』のイメージしかなく、てっきり社会派で自然な演技の女優さんなのかと思っていたので、公開当初から「マーベルヒーローの主役」ということに違和感しかなかったんだけど、実際見てみて杞憂だったと思い知る。芯のあるキャラクターが似合うのかな。かっこよかったよブリー・ラーソン!

エンドゲームを前にして、アベンジャーズのエピソード0を描く憎さ。こんな最強キャラクターを隠し玉に持っていたとは…両手からフォトンブラストなる最強ビームが出るし、空飛ぶどころか宇宙空間も平気とかいくらなんでもチートすぎませんか…

ぼんやり見てたら誰が悪者なのかあっさりさっくり騙されるストーリー。まさかMCUでどんでん返し仕掛けられるとは思わず、まんまと引っかかってしまった…人は見かけで判断しちゃいけません😔️

久しぶりに2回目の鑑賞をしたらもうそもそもヴァースが所属するスターフォースが「クリー人」であるという時点で不穏な気持ちになった。エージェント・オブ・シールドを見まくったおかげでクリー人にはいい印象がないんだもの!!ついでにロナンが出てきた時点で「あれ…知ってる…この人悪い人だ…」となったので2周目にして私もだいぶMCUの世界を理解できるようになったのかもしれない。ちなみにロナンは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でサノスと手を組み、ザンダー星を滅ぼそうとしていたヴィラン。

スクラル人=悪、クリー人=味方と認識していた冒頭のヴァース(と私)を見て、洗脳ってこういう風に行われるんだろうな、怖いなぁ…と思った。やはりどんな物事も多角的に見る意識を持たないと、先入観が視野を狭めてしまうのではないかという危機感を持った。ボーっと生きてんじゃねーよ!と幼女に叱られるかもしれないし、客観的な目線を持った人に私はなりたい。

若き日のフューリー、そしてロキに殺される前のコールソンのコンビには胸が熱くなったし、今作で宇宙からの侵略の脅威を身を以って知ったフューリーが今後キャロルのようなヒーローがもっと必要になると考えたことがきっかけで始まったことがアベンジャーズであったり、そもそもその計画名も当初は「プロテクター計画」だったのがキャロルの乗っていた戦闘機の機体に書かれていた「キャロル”アベンジャー”ダンヴァース」からヒントを得て「アベンジャーズ計画」に変更されたのももう、エピソード0として完璧な回収だった。

それ以外にもフューリーの左目、四次元キューブなどなど今までMCUで謎だった点が多々描かれていて「あぁ!そういうことだったのか!」とたくさん腑に落ちたところが。ちなみにこの2つに大きく関わるのが猫(じゃなくて本当はフラーケンだけど)のグース。しかし主演のブリー・ラーソンは猫アレルギーなのでほとんど共演していないんだとか!あんなに出てるからてっきりずっと一緒に映っている気がしていたよ…

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ついでに、コミックスではグースではなくチューイという名前なのだそうだ。『スター・ウォーズ』のハン・ソロの相棒、チューバッカから取っているらしいが、今やスタ・ウォーズもマーベルもディズニーの傘下なので、混同を避けるために名前を変更。グースというのは『トップ・ガン』の主人公マーベリックの相棒の名前から取っているらしい。どちらにしろ有名映画の相棒役の名前をつけられるキャラクターなんだな!

何よりオープニングがスタン・リーへの愛で溢れていた…劇中にカメオ出演したスタン・リーを見てまた悲しみが。もうこのカメオ出演が見られないなんて、さみしいなぁ。

まとめ

アベンジャーズの前日譚だけでなく、インフィニティ・ウォーのラストで塵となって消える直前のフューリーが取り出したあのポケベルこそがキャロルへ非常事態と助けを求めるため発信する大きな鍵だった。そして今作のポストクレジットで、そのポケベルを見つめるアベンジャーズの面々の元へ「ねえ、フューリーは?」と言って現れるキャロルの姿があり、インフィニティ・ウォーからエンドゲームを完璧に繋いでいる。

今までの謎が解けてスッキリした状態で、さぁ臨むぞエンドゲームへ…

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