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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ、全滅」のキャッチコピーに偽りはあるのか?

ふんわり情報

2018年公開、アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ監督、主演ロバート・ダウニーJr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー

感想

「アベンジャーズ」と冠したシリーズとしては3作目。
やはり「アベンジャーズ」はお祭り映画だ。それぞれ主役を張るキャラクターたちをこれでもか!と詰め込んでおきながら、決してただの寄せ集めに成り下がらず、それどころかそれぞれの魅力をさらに倍増させている。髪型や髭など見た目の変化に対して言い合うキャラクターたち、本当にもうさながら同窓会!

エイジオブウルトロンではヴィジョンもっと強かった気がしたんだけどどうした…対してワンダ強すぎ。ワンダにおんぶにだっこ。

クイルはあんなに格好良かったのに本当に太ってたし、「ちょ、おま、そこ、抑えろよ…」と全観客が思ったことでしょう。大人気ないよ!!!!

シビルウォー以降対立したままのアイアンマンとキャップはどうなるんだろう?と思っていたら結局今作では一度も交わらないまま。それにあの人数のヒーローをどうするのかなと思っていたら複数のステージでそれぞれ平行して戦わせるという脚本力!あっちでドキドキ、こっちでもドキドキ。2時間半もあったのに全然飽きずに楽しめました。私の大好きなロキはどうなっちゃうの…

サノスの野望が「生命の数を半分にし、限りある資源の中で貧富の差がない世界を構築する」ためというのがまた…目的のための手段はあまりに暴力的ではあるけれども、彼には彼なりの正義があってのことだった。現実の世界も少なからず抱える問題には間違いないし、決定的な解決策が見つかっていない以上サノスのような思想が出てきても不思議ではないのかなぁと思う。まぁ結局は口減らしだよね…。

奇しくも今現在、世界中で新型コロナウィルス(COVID-19)が大流行している。各国の対応は様々で、感染者数や死亡率も異なる。持病のある人や高齢者が重症化・死亡のリスクが高いので、サノスが目指す「完全無作為」とは異なるが、なんだか少し似たところを感じてしまう。早く平和な世の中が戻ってきてほしいなぁ…。

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「上映時間的にそろそろ終わりのはずだけど本当にちゃんと終わるのか?」と思いながら見てたらポカーンとするエンディングで絶望。いや私はいいか、ディズニーデラックス(現ディズニープラス)で一気見してたから。公開当時劇場で見てたら絶望感すごかっただろうな。私はすぐエンドゲーム見られるからいいんだ…いいんだ…それだけが慰め…

この映画につけられた「アベンジャーズ、全滅」のキャッチコピーは厳密には正しくはない、全員消えたわけではないので…しかし家族同様だったメンバーの半数を失い、残されたメンバーは失意の底に突き落とされる。そういう意味では「全滅」の言葉に偽りなしなのかもしれない。

まとめ

エンドゲームは劇場で1回見た後Blu-rayを購入し、通算5~6回は見たと思うんだけど、実はそれ以外の作品は1回しか見ていないものがほとんどでこのインフィニティ・ウォーも例外ではなかった。

しかし今回2回目の鑑賞をして、冒頭で大好きなロキが死んでしまい泣いた。

ソーがロケット、グルートとともに劣勢のワカンダに登場したシーンで「来た~!!」と言って泣いた。

そしてもちろん、サノスの指パッチン後にアベンジャーズメンバーが塵になって消えていくシーンでも泣いた。

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同じ映画で何度も泣ける、コスパのいい私。絶望的すぎて前回見た時は打ちひしがれたんだけど、2回目はシリーズとしての繋がりや1作品としても冷静に見られてよかったな(冷静なのに泣くのかよというツッコミはなしで)。


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