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趣味との歩き方

こんにちは、ちょっと低めのsiroです。


こんなことをしていていいんだろうか、そもそも私は何をするべきなんだろうか。
私はよく、そんなことを考えてしまいます。

でも、何度考えても結局
生きること自体に意味はないから何しても同じ
っていう結論になってしまって。

それ自体は論理的で"正しい"ことなんだと思うけど、
だからといって本当に何もしないと
焦りや不安が積もっていって息苦しくなっていきます。

趣味を続けるにおいて、どのような心持ちでいればいいのでしょうか。

正しさよりも大切なことについて考えてみます。




無為性と意義

私は学生なので、趣味が生きがいです。
私は孤独なので、趣味が友達です。

趣味に寄りかかり、すがりついてる私にとって趣味は命です。


ただ、最近の大きな傾向として
色んな事に対して無為性を感じてしまう
っていうのがあります。

大好きな趣味に対しても
ほんとにこんなことをして意味があるのかな
と思っては落ち込んで、無気力になって。

ただ、冒頭にも書いた通り人生に客観的な意味はないし
何も持ってない私が創ったものとか誰のインパクトにもならないし
なったとしてもそれはすぐに忘れられる虚しいものだし

っていう考えが、いつからか日常を占領するようになってきて。

みんなが持っている”趣味の意義”ってどんなものなんでしょうか。


意義より大事なもの

趣味の意義というのはおそらく、
意味がある⇔意味がない
じゃなくて
楽しい⇔楽しくない
なのではないでしょうか。

例えば、
「創ったものが誰かにプラスになるかもしれないから」
という動機は、

”有意義だから創る”

という意味ではなく、

”そう思い込んだ方が素敵だからこの動機を添えよ”

というのが根柢にあるんだと思います。

実際にものすっごい社会にとって有意義でも、自身が死ぬほどしんどかったら活動は続けられません。


私たちが抱く ”意義”や”動機” などは、
かっこいい理性的な感情で取り繕ってる外側の衣でしかなく、
中身にあるのは楽しいか楽しくないかという本能的な感情でしかないのでしょう。

衣の役割は、意味を作ることでより長期的な趣味活を続けやすくすること。
でもそれは中身に伴うもので、中身がないと天かすになってしまいます。
理性的に考えすぎたが故に、感情を見向きもせずに振り払ってほとんど何も残らなくなる。
天かすは独りよがりな論理なんですね。


つまり、いくら意義や意味を大切にしてても、
感情を尊重できてなければ意味がないということ。

逆に、感情を尊重できていれば意義などは後付けの脆いものでいいわけです。

その極端な例が信仰。
全く非論理的なことでも、信じてしまえば楽になる。しんどい世の中も、何とか生きていられる。

つまり非論理的、おばかになることで感情に寄り添えると。


思考や論理は、私たちに正しくて長期的な見方を与えてくれます。
でも、それにすがるだけでは到達できない場所はやっぱりあります。

行き過ぎた論理的思考は皮肉なことに、
往々にして短絡性を呼び戻してしまう。

過度なダイエットがリバウンドを誘発しちゃうのと同じです。

私たちは感情ベースのロボット。
感情に寄り添わないと故障してしまいます。


だから、大切なことは
論理的思考には”行き過ぎ”という概念があることを認めること
そして、
適切なポジションに戻って腰を下ろすのが大切ということ。

論理で一切の霧を晴らしてしまうと、朝靄の幽玄な世界が味わえません。


それが正しさの先、”丁度いい間違い” という、研ぎ澄まされた正しさです。
”自分の感情に対する優しさ”ともいえるかもしれません。


趣味と暮らす

改めて、趣味のことで考えると
趣味にほんとに意義があるかは別として
意味があることを信じ、趣味自体を信仰し、崇める。

また、あんまり意義を追いかけると
趣味から離れて仕事的になってしまいます。
そういう意味でも、

眉間のしわを無理やり伸ばし、
感覚が「素敵!」と感じる意義を大切にして
自分がしようとしてる素敵なことに自信をもって
あとは盲目的に走り続けるのが趣味を続けるコツだと思います。


とは書いてみたものの、やっぱりnoterさんたちとか創ってるひとに感動させられてるからこそ
私も作品を読んだり観たり聴いたりしてるんだろうし、
こうやって書いたり、描いたり、考えたりしてるわけです。

こういうのって暮らしに必須じゃないから
すっごく尊重されるっていう立ち位置じゃないかもしれないけど、

その作品に関わった創る側、受ける側のすべての人が
みんな自分のことで手一杯なはずなのに、
お互いがよりしあわせになれるように、溺れないようにと励ましあいながら
それぞれが小さな暮らしを紡いてるんだなって思うと

やっぱり無意味っていうのはすっごく的外れな気がしてきます。


夏真っ盛り。
昼は明るく鮮やかですね。
夜は些か涼しく、落ち着いています。

そういった心持ちを目標に添えていたいものですね。


thank you for reading~👋…∠‾❀


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