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TwitterがBreakerを買収・Acquhire

買収の背景

1番の理由として、ポッドキャスト市場の持続的な成長が上げられます。世界のポッドキャストの月間リスナー数は2016年の2億8千万人から2020年には10億人+に増加し、2023年には18億人に達すると予想されています。Spotifyなどの音声ストリーミングサービスは、レコード会社に分配金を渡す必要がないため、楽曲よりもポッドキャストの方が利益を得ることができるのが、この市場が加熱する理由です。

Spotifyの動き

Spotifyは過去2年間で約700億円以上(7億ドル)以上を投じて、ポッドキャスト制作会社のThe Ringer、Parcast、Gimlet。ポッドキャスト制作配信サービスのAnchor。ポッドキャスト広告運用サービスのMegahoneなどのポッドキャスト関連企業を買収して足固めをしています。

Appleの動き

ポッドキャストの老舗であり大御所であるAppleは、Appleオリジナルのポッドキャストの制作に力を入れていると言われています。現在では2018年の約2倍となる百万タイトル以上のポッドキャストを配信しています。

Twitterの動き

ポッドキャスト制作配信リスニングサービスの「Breaker」を買収しましたが、Breakerアプリは1月15日にサービスクローズするようです。Twitterの狙いは、Breakerが今まで音声ビジネスで培って来たスタッフと技術にあると言えます。Twitter自体は、2020年6月より音声ツイート機能、2020年12月からはリアルタイム音声チャットルームの「Twitter Space」のテストを行なっており、Breakerチームはこれらのビジネスの従事していくと見られています。

Twitterの今後の動きと期待

現在のポッドキャスト市場は、リスナーが形成しているコミュニティは散見されますが、まだまだ一方通行の域を脱しておらず、リスナーはSNS経由で参加をする必要があります。Twitterがもし、ポッドキャストとSNSの融合を実現出来るようであれば、ポッドキャストやデジタルオーディオ市場が更に成長する可能性がありそうです。


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