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ヘルプマークを知っていますか?

ダンナもバッグにつけているこのマーク、「ヘルプマーク」という。最近になって少しずつ認知されるようになってきたかもしれない。

義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人、妊娠初期の人など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人が、周りに配慮が必要なことを知らせることで援助を得やすくなるようにと、東京都が作成したマーク。神奈川県でも一昨年?から導入されているようで、区役所などに行って、障害者であることを伝えればもらうことができる。

ダンナが障害を持ったからなのか、街を歩いていても障害がある人や車椅子の人によく気がつくようになった。ヘルプマークをつけている人もちらほら見かける。
障害のある人が、自然に外に出られるようになったのはいい時代だと思う。
その割には、段差をはじめ、歩きにくいところや動きにくいところ、休みにくいところがまだまだ多いことにも改めて気づく。

特に大型ショッピングセンターとかスーパーの場合、車椅子移動は通路が広いので楽なのだが、歩いて移動する時につかまるところが意外にない、義足の調子がおかしいなと思った時に座れるところがない・・・など、意外にも不便だったりする。

車椅子の人への配慮はそれなりに完成してきたのかなと思うが、見た目に障害があるとわからない人にとっては、まだまだ困るところも多い。実際に、駅やショッピングビルなど人が多い場所などで困っている人もいるのだ。

なので、ヘルプマークをつけている人がいて、困っている様子だったらちょっとだけ気にしてほしい。ワタシも、見かけたら声をかけようと改めて思うようになった。

手助けしたいけれど、どう声をかけていいかわからない・・・。そんな時は「何かお手伝いすることはありますか?」
と声をかけてみては。

「大丈夫です」と言われたら「お気をつけて」、「具合が悪いんです」「改札まで一緒に行ってください」などと言われたら、できる範囲で手伝う。これだけでいい。

とはいえ、声をかけるって結構難しいのだけどね。今は、見知らぬ他人に声をかけることもためらわれてしまう時代だが、困っている人を平気でスルーしてしまうような世の中であってほしくないとも思う。

一方で、ヘルプマークをつけているからと傍若無人な態度に出てしまう障害者もいるとかいないとか。結局は、その人個人の問題なのかな。障害者だから特別扱いされるのが当然と思ってはいけない・・・。困っている人を見たら助けたいという、人としてシンプルな気持ちが出てくることが当たり前だし、助けてもらって感謝することも当たり前だと思う。

見知らぬ人を思いやる余裕がないほど急いでいる人、急がざるを得ない人が多い世の中だが、少しだけ周りに目を向けてみたい。助けを必要としている人に声をかける。そんな、当たり前でシンプルな善意が行き交う街はステキだ。

ダンナは「ヘルプマークつけてると、若いお嬢ちゃんが声かけてくれるかもなあ♪」などとノー天気なことを言っている・・・いや、ないだろ。


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