見出し画像

卵巣がんお気楽備忘録(11)雪が降る中、2度目の抗がん剤治療


2021年11月、卵巣がん&子宮体がんの開腹手術を終え、12月半ばから抗がん剤治療(TC療法)がスタート。
2泊3日の入院で治療が行われ、抗がん剤投与自体は問題なくクリア。詳細はこちらで♪

さて、抗がん剤治療初回を無事に終えたものの、投与から3日目夜にカラダの痛みに襲われ、2日ほど寝込んだ。
とはいえ一切食欲は落ちず、ただただ関節と足の裏が痛いという状況で2日半を耐え(そんな大げさなもんでもない)、投与から5日も経つとカラダの痛みは消えた。
手足の指先と足裏のしびれだけが残っているという状態で、投与6日目にはパートにも復帰した。

2021年の年末に外来受診。
血液検査の結果、とりあえずは問題ナシとのこと。手足のしびれを訴えたら十全大補湯に加えて、牛車腎気丸(「ごしゃじんきがん」と読むそうだ) が処方された。コイツがとんでもなく苦くて・・・でも頑張って一日3回飲み始めた。

年明け早々から2回目の抗がん剤治療!


明けて2022年。三が日が過ぎ、1月4日だけ出勤して翌日から治療のため2泊3日の入院。
まずは採血の後、診察。
今回も治療ができる数値はクリアしていたのだが、血糖値とHbA1cが高いので内分泌内科にも相談するとのこと。
「体重、前回から5㎏以上増えてないよね?」とドクターに聞かれ、一瞬「うっ・・・」と言葉に詰まったのだが測ってみたら大丈夫だった。
どうやら体重によって抗がん剤の量が変わるらしい。治療中はヘタに太れないってことだな。
というわけで、入院手続をして病棟へ上がる。
もう3回目の病棟なので・・・慣れたかないけど慣れちゃった。

入院が午後3時過ぎだったので、ベッド周りを整えてパジャマに着替えてひと息ついたと思ったらもう夕食。
そして夕食後に内分泌内科のドクターが来た。いわく、血糖とHbA1cが高いのはステロイドの影響もあると思うので、治療中に薬をもうひとつ追加することになった。

2回目の抗がん剤治療スタート

さて今回も消灯とともに寝て、朝までぐっすり。
朝9時にシャワーに行ったのだが、まあ髪の毛が抜ける抜ける。片づけるのも大変。シャワー後に鏡で見たら、てっぺんがかなりハゲてきた。
10時過ぎにルート取り。今回は婦人科の若いドクターが来たのだが、うーん・・・ヘタだった(笑)。腕で失敗して刺し直してもうまくいかず、なんと最終的に手の甲に刺された。
まあ・・・ドクターはルート取りが上手じゃない人も居るのは知っていたが・・・手の甲はさすがにちょっと痛かったさ・・・。

さて、抗がん剤投与日は雪予報。昼過ぎから雪が降り始め、降り積もっていく雪を見ながらの点滴となった。
前回同様にまずは吐き気止めの内服、生理食塩水から吐き気止めの点滴を15分。
その後、パクリタキセルスタート。

今回もiPadで動画を観ながら・・・のはずが、やっぱり点滴が始まった途端に爆睡。
途中で2回トイレに行ったのだが、2回とも1リットル以上出た。おそろしいくらいに出た(笑)。
2回トイレに行った後、カルボプラチンスタート。今回は汗がじんわり出てきて、カラダがちょっと熱くなった。外は大雪だというのに、やたら喉が渇いて暑い。
2回目もトラブルなく治療終了、ありがたいことです。
とりあえず3回目からは通院でOKとのこと。

2022年1月、頭髪が派手に抜けていく!


年末から抜け始めた頭髪、2度目の入院中から派手にバサバサと抜けはじめ、入院した1月5日はまだ帽子ナシでも大丈夫だったのに、退院する時にはもう帽子かぶらないとちょっとなあ・・・ってくらいに禿げた。

2回目の治療入院時でこんな感じ


ブラシでとかすと面白いようにごっそり髪が抜ける。ここからもっともっと抜けていくのだろうが、まあ人生一度くらい丸坊主になってみるってのも、それはそれで良い経験だと思うことにした。割とあっさり脱毛受け容れ。
でも、頭皮がピリピリするのがちょっとだけストレスなのだ。一応シャンプーとコンディショナーは、肌に優しくて無香料のものがいいんだろうなと思い、花王の「キュレル」にしてみた。
退院してからウィッグを購入したショップに行って改めて着け方を教わり、少し前髪を切ってもらったりと調整もしてもらった。

そして今回も、投与日の3日後から膝、かかと、足裏が痛くなり、指先のしびれとカラダのだるさで2日寝込んだ。
脚が鉛のように重くなり、足裏に股関節、かかとが痛いもんで、やっぱり家の中をよちよち歩き。それでもやっぱり、食欲だけは落ちなかった。

2週間後に診察があり、予定どおり3回目からは外来での抗がん剤治療になるとのこと。
初めての外来治療、どんな感じなのかな~とちょっと楽しみになりつつある自分がいた。副作用はそれなりにツライんだけど、初めてのことを何でも楽しみに思えちゃった自分、今思うと実にノー天気だったよなあ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?