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私は誰かにとっての「エボシ」かもしれない

編集部のみやざわです。今月のテーマは「夏の思い出」。夏といえば『金曜ロードショー』ジブリウィーク!子どものころから毎年の楽しみです。共感してくれる方はいませんか?

今年も7/7(金)に『風の谷のナウシカ』が放送されましたね。7/14(金)に『コクリコ坂から』、7/21(金)に『もののけ姫』が放送予定だそうですよ📺

親子で大好きな作品『もののけ姫』

1997年公開『もののけ姫』は、私も子どもたちも大好きな作品です。正義感にあふれるアシタカと、人間嫌いながらも愛にあふれるサン。2人が森を守るために戦う姿に、子どものころから感動していました。

子どもたちも、ヤックルの愛らしさや、タタリ神のおどろおどろしさに釘付け。長時間のドライブではよくDVDを見ています。

親になって見方が変わった「エボシ御前」

© 1997 Studio Ghibli

『もののけ姫』で今、気になる存在。それはエボシ御前(以下、エボシ)です。

エボシといえば工房集落『タタラ場』の指導者。タタラ場では、女性も男性もエボシから仕事を与えられます。エボシは、病人のような人々も受け入れて仕事を与え、集落の人たちに感謝されているように描かれています。

感謝されているとはいえ、アニメでは基本的には敵役。シシ神の森を切り拓こうとしています。また、窮地では動けなくなった部下を見捨てたり、サンに危害を加えようとするシーンも。

子どものころは「わがままで自分勝手な王様」のような人だと思っていました。でも、大人になってからじっくりエボシを見てみると、なんだか「完全なワル」には見えないのです。

集落の人々を思う気持ちは「母」なのかもしれない

© 1997 Studio Ghibli

ここから先は私の個人的な感想ですが、エボシを見ていると「母」を感じる瞬間があるのです。

  • 男女問わず自立できるよう、職と武器を与える

  • 病人でも構わず受け入れ、自立の道を作る

  • 時には周囲の何かを犠牲にしてでも、集落の住民を守りたい

  • 集落を危険にさらす者は、どんな相手でも自分が倒すと思っている

これって、母としての私と近しいと思っています。世の中はすべて自分の家庭にとって都合がいいわけではなく障壁もあって、時には何かに立ち向かわなくてはいけないこともある。そのとき、自分は誰かにとっての敵かもしれませんよね。

エボシは最後に片腕を失ってしまい、自分の考える方向性に誤りがあったことを認めますが、こういうことって、規模は小さかれ誰にでもありえるよな…と、思うようになりました。

母になっても楽しい「ジブリ作品」が好き!夏の金ロー見るぞ📺

久しぶりに熱く語ってスッキリ。夏の金曜ロードショー、親子で存分に楽しみたいと思います。

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