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相談(9)自分のやりたいことに目を向けるには?

「オンラインみんなの子育て相談室」は、
皆様からいただいたお悩みや質問をもとに、
心がちょっと軽くなる考え方のヒントを一緒に考えていく
子育て世代のための相談室です。
解説:かわてみか(み) インタビュアー:高田ともみ(と)


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いつまで続くかわからない自粛生活、
前向きな自分を保つのって難しいですよね。
こんな時だからこそ、今できることでワクワクを取り戻そう! 

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Q. 制限の多い今、どんなふうにやりたいことがある自分を保っていったらいいですか?(Yさん/小学生の母)

:このご相談内容をみて、思い出したことがあるんです。

コロナ以前、みかさんにビジョンマップ講座を開催していただいたことがあるのですが、雑誌の切り抜きや写真を使って、一年の目標、自分がやりたいこと、ワクワクすることを可視化するというのが、とても楽しかったんですね。

図2

※写真はイメージ

: だけど、今は、夢は想い描けていても、派手な動きは取りづらいですよね。やろうと思っても制限かかったり、夢の方向性を変えなくてはいけないパターンだって出てくる。

: そうですね。生活スタイルや仕事の仕方も激変して、今までのように夢を描きづらいですよね。

: みかさんは、どう自分のやりたいことに対処していますか?

:そうですね、私は、「今できることは何かな?」を考えるようにしています。

: 先のことではなく?

: 制限があっても今できること、に集中するんです。そして、それらを書き出して、それに取り組んでいく。夢を一気に叶えようとするんじゃなくて、分散させて一個ずつ潰していくイメージです。

: なるほど〜!

: それを今のうちに積み重ねておいて、いざ動けるようになったときにすぐ動ける状態にしておくということですね。

:でも見通しが立たないと、中だるみしてやっぱり「これ意味あんのかな~」ってなりませんか? 私、よくなるんですけれど……(汗)。

:今準備しておいて、本当にやることになったらラッキーくらいな感覚でいることが大事ですよね。私は、たとえそれが中止になったとしても、今こなしたタスクはいつか生きる、と思ってやってみてるんです。なんでもプラスに考えちゃうかな。

:うう、なんだか胸が苦しいです。

:例えばイベントのチラシづくりでもそうですが、原稿を準備していて、そのイベントが中止になってしまったとしても、その原稿が別のもので使えたりする可能性もありますよね。

あるいは、実際に書いてみたことで”勉強になったな”と思えることもあるかもしれない。そんなふうに、一つ一つをプラスに考えていくんです。

:そっか、そうすれば結果に一喜一憂することもないですね。

:これ無駄になるかも……、といった気持ちが生じる時こそ、「このことで自分のプラスになったことはないかな」と意識的に考えてみるといいかもしれません。

:なるほど、そうやって習慣づけしていくってことなんですね!  今何ができるかを考えて起こした行動が、未来につながらないはずがないですもんね。

:そうそう。そうやってプラス探しをしていきましょう。
 
:例えば、今の状況(コロナによる自粛生活等)がいつまで続くかわからなくて、プラス思考するのもしんどくなったらどうしたらいいですか?

:そういう時は無理しなくていいと思います。たまにはたっぷり落ち込む。

:は、はい! そう言ってもらえると安心します。そういう時は遠慮なく闇に落ちますね!(笑)

あ、今視聴者さんから、コロナが終わったら「日本中を旅行したい」「お世話になった人呼んでパーティしたい」「ママお疲れ様会したい」など、魅力的な野望が次々と寄せられています!

:いいですね! 私も早く「タッチケア」を再開したいな。

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:やっぱり、やりたいことを考えるだけでもテンションが上がりますね! この考え方を習慣化していけたら、精神のバランスもうまく保てそう。ビジョンマップ作るのも良さそうですね。

:ビジョンマップでもいいし、自分の実績バージョンを作るのもおすすめですよ。

私の場合は、”原点に立ち返る”ことを思い出させてくれる絵を貼っているんです。今って、ついできてないとことか、今ないものに目が行きがちです。でも、そうじゃない。今まで積み重ねてきたものも私たちにはあるんですよね。

:未来じゃなくて、原点を思い出せるもの! 

:ビジョンマップも、私はやりたいことバージョンと、今までの実績バージョンを作っています。

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: それって、作品集、ポートフォリオとしても使えそうですね。

:未来を見つめるのもいいけど、頑張ってきた自分をふりかえるのもこの時期、すごくいい作用があると思います。

:いいこと聞いちゃった。実績バージョン、早速作ってみます!


この オンライン子育て相談室は、
市民団体「ママと暮らしのデザイン社」
との共催で開催した
インスタライブをもとに再構成したものです。

解説: かわてみか(おやこコーチングmamanoria) 
HP  https://coaching-ehime.com/
取材: 高田ともみ(編集者/作文教室の先生)
Note  https://note.com/tomomitakada 
協力: 視聴者の皆さん

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