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夢に色はついてますか? 夢記録 -1-「明石焼き」

大坂なおみさん優勝で世界ランク1位ほぼ確定とか、嵐2020年の年末で活動休止とか、情報的に慌ただしい?週末だったけれど、「変なのー(笑)」な夢、そして起きてからもわりとしっかり残っている夢を見たので、単に個人的にここに記録しておこうと思う。

ちなみに、昔から夢はわりと見る方。

もちろん「カラー」。

中学の頃、友達に夢の話をしていたら、「夢に色ついてるの?!」と驚くように聞かれて、逆に「え?!夢に色ついてないの?!」と驚き返したことがある。

みなさん、夢に色はついてますか?

* * *

自転車を漕いでいる。

3人乗りの、少し薄汚れた赤いタンデム自転車の真ん中にいる。

場所は高速道路。

私の後ろと前は、(はっきり覚えていないけれど)大学の頃の友達とか、先輩とか、そのあたりの感覚。

3人、タンデム自転車で、危なっかしく高速道路を走り、あるところを目指しているらしい。

場面が変わって、高速を降り、駅前周辺によくあるような、ごみごみした細い路地を歩き、ある看板を見つける。

黄色地に、黒い文字の看板。

(名前は忘れてしまったけど3文字くらいの漢字が書いてあった記憶。もちろん架空の店だ。)

探していたのは、明石焼きのお店だった。

看板の横に白い階段がある。

お店はどうやら2階にあるようだ。

先輩、友達に続き、登ろうとすると、階段の上から水が流れているのに気づく。

勝手に「衛生上の対応か」と、斜め上の納得をして登っていくのだが、階段の天井が、なかなかの低さ。

仕方なく、水の流れる階段に手をついて、四つん這いで上に進んだ。

上がると、普通に店員の声。

「いらっしゃぁっせー」

案内された先にあるのは、靴を脱いで上がる座敷席。

店内も座敷の中も、階段同様、天井が低い。

160cmの私の身長で、少し背を丸めると、頭が天井にかするかかすらないかくらい。

明石焼きのお店だけに、さっきから出汁のいい香りだな…と思っていたところ、ふと壁の、半紙に筆で書かれた貼り紙に目がいった。

「出汁のいい香りを お楽しみください」

意識して店内を見回してみると、天井のところどころが、薄い黄金色の液体で濡らされている。

「出汁…」

すれそうな頭のすぐ近くの天井にも、

「出汁…」

「あぁ…ここは、そういう演出ね…あはは…」

笑いでなんとなく自分を保ちつつ、頭頂が濡れていないか、左手でサッと確認してしまう。

あ、二人が待っているんだった。

慌てて座敷の前で靴を脱ぐ。

「ん? 」

「あれ、座敷が高いな…」

高さの理由は、その下が靴箱になっていること。

(夢の中とはいえ、明らかに店がすべて違和感しかないのだが、これが話題性を呼び、だからこそ、ここを目指して高速を自転車で訪れているのだろう、と夢の中の私は、平静を装っている感じがあった)

足を結構上げて、両手を使って、よいしょ!と登ったあと、その下にある靴箱の空いている引き出しを割り出し、座敷から前屈みになり、なんとか靴をしまった。

「ふー。」

ようやく一段落だ。

相変わらず低くて出汁のしたたる天井を気にしながらも、上着を脱いで、落ち着いておざぶに座る。

「いやぁ、おつかれー、おつかれさまでしたー」

タンデム自転車高速旅も、店についてからの驚きも、全部含めて、私同様、心身ともにドッと疲れているだろう友達と先輩に話しかけているつもりだった。

しかし顔をあげると、この旅の仲間は、ここから私の今の家族である、オットとワガコに替わっていた。

* * *

(ここからはたぶん、家族でメニューを見て、明石焼きを頼むという、そんなに記憶に残らないような、いつもの我が家の外食時の一コマのような光景だった気がする。が、残念なことに、肝心の明石焼きを食べる前に、目覚めてしまった。)

出汁の香り、天井にしたたらせなくても、十分薫るだろ…

そして、明石焼きを食べてから目覚めろ…私…








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