雨で光るフィレンツェの道
今日は珍しく写真の投稿。
上の写真は8年前に訪れた、冬のとある日の雨上がりのフィレンツェ。
自分の写真の中のお気に入りの一枚。
雨で光る石畳がとても綺麗だった。
当時は写真を撮ることが大好きで、どこに行くにも一眼レフを持ち歩く、今ではもう古い言い方かもしれないが、いわゆるカメラ女子というやつだった。
だけど、最近ではめっきりカメラを持ち歩かなくなったし(子供の荷物が多い)、写真を撮るときといえば、子供たちが被写体になることがほとんど。
もしも、今、この場所にまた訪れてカメラを向けたとしても、きっと同じアングルでは撮らないだろうし、きっと、子供たちの姿を撮ったりするのかもしれない。
「その時、その自分にしか記録できなかった瞬間」を、今しか感じられない感覚で見ているとすると、写真というのは、見られる者、見られる時期によりさらに変化していくものだと思う。
人生におけるお気に入りの一枚は、きっと言語化できない「美しさ」のようなものがあって、いつになっても眺めていたい。そんな風に感じるものだろう。
いつかまた、一眼レフを持ち歩く日がくるかもしれない。そんな気がしている。
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