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クリスマス🎄の幸せ

12月に入りクリスマスが近づいて来ました。
ところで、何で子ども達はクリスマスが楽しみなんでしょうか?

いつから自分がクリスマスを楽しみにしていのかは覚えていないけれど、小学校低学年の私は『あわてんぼうのサンタクロース』を一日中歌いながら、サンタさん早く来ないかなぁと1人でニヤニヤ遊んでいたのは覚えている。

小学校6年生。
「はいこれ。好きなもん買いんさい」
と、クリスマスとお年玉とお誕生日を合わせて現金を渡された。。。
『サンタさんはいないんだ・・・』
子ども心に薄々は分かっていたことだったけれど、「夢もへったくれもあるもんか!」ドライで現実的なうちんちのシステムが、もはや面白くて何だか笑えたちょっと苦い思い出。

当時炊事はおばあちゃんの仕事。
おばあちゃんはクリスマス「洒落た」ご飯を何とか作ろうと、キューピー3分間クッキングを見て、ミートローフを作ってくれたり、フルーツポンチも作ってくれた。
「わぁ~すごいすごい!!」と大喜びした子どもの私。

当時工場で働いていた母。
クリスマスの仕事帰り、石油っぽいにおいのする作業着のまま、母は毎年ヤマザキのクリスマスケーキを買って来てくれた。真っ白なクリームに真っ赤なイチゴが乗っていて、大きなイチゴのシールがおまけでついていた。
「わぁ~ケーキだ!やったぁ。やったぁ!!」と大喜びした子どもの私。

祖母も母も、自分達の出来る範囲で私のクリスマスの思い出を準備してくれた。幸せなクリスマスの思い出と、サンタさんの夢が壊れた苦いクリスマスの思い出。

息子くんが産まれて初めてのクリスマスイブ。
旦那さんが嬉しそうにクリスマスプレゼントを準備していた。
アンパンマンと仲間達が車に乗ったおもちゃ。おもちゃ屋で1人悩んで買って来たらしい。

まだサンタさんて、訳の分からない時期なのに、ちゃんとサンタの帽子を被ってプレゼントを頭元に置いて嬉しそうにしているパパサンタ。
『あぁ彼は、お父さんお母さんから大切に愛されて育てられたんだなぁ』

「これで車好きになるじゃろう!」
と、得意げに話すパパサンタ。
車好きへの英才教育。プラレールはもっての他!

それから先、働く車シリーズや、ハンドルのおもちゃ、シャーシャーと家の中を乗り回す車の乗り物などなど。お兄ちゃんになってくると家の中にはトミカがどんどん溢れていった。

クリスマスの朝の子ども達の歓声と大喜びの笑顔。それを見守るパパサンタは、嬉しそうに満面の笑みで子ども達がプレゼントを開ける様子をビデオに撮っていた。子ども達の喜び姿と同じくらいにパパサンタの楽しそうで満足そうな様子が今でも目に浮かぶ。

今年のクリスマスは息子くん達のいない2人きりのクリスマス。
『子ども達の為のクリスマス』から『自分達の為のクリスマス』に。
さてどんな風に楽しもうか。どんなクリスマスになるのか。

子ども達の英才教育はどうだったか??
こちらは残念ながら・・・未だ身を結んでおらず。
パパサンタのように、熱中する程の車好きに、息子くん達は今のところはなっていない。勿論鉄道好きにもなっていないけれど。

子ども達が子ども時代に、クリスマスが楽しみだと思える。そんな平和な世の中がこの先も続いていきますように。
特別なプレゼントがなくたって、クリスマスの食卓を大好きなパパやママや家族と囲める。「美味しいね」と笑い合える。そんな幸せな時間を子ども達が過ごせますように。

世界中のどこに暮らす子ども達にもそんなクリスマスが訪れますように。。。


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